温泉ウォーキングブログ

HP「温泉ウォーキング/浦和発」のブログ版。

「リンパ浮腫」

2008-11-27 18:37:16 | 登山
昨日、がんセンターで「リンパ浮腫」のセルフマッサージの講習(計2回の1回目)を受けて来ました。
いままで我流でやっていた方法は、かなり違っていました。
随分と弱くゆっくりやるものだと分ったのですが、それではセッカチな私には時間がかかり過ぎて大変です。

ところで、私が癌の手術の合併症で併発した「リンパ浮腫(ふしゅ)」は、あまりなじみがない病気ですが、前立腺癌で「リンパ節郭清(リンパ節を切除)」をした患者の約20%が発症しているとのことです。

女性の子宮癌や乳癌の感受でリンパ節を切除した患者では約25%の発症率だそうです。

婦人科の医師においては、「リンパ浮腫」の大変さの認識(手術後にキチンと対処方法を指導しておかないと、いといざ発症しても「普通のむくみ」だと思って重症になるまで医師に見てもらわないと大変なことになるという認識)が一般的にあるらしいですが、男性相手の泌尿器科の医師は往々にしてその認識が薄いようです。

その点は、家庭医学の本でもインターネットでも、「リンパ浮腫」というと大概「乳癌」に関連して説明があることでもうなづけます。

昨日の「リンパマッサージ」の講習会でショックを受けたのは、資料に「運動をするときは、翌日に疲れやむくみが残らないように配慮すべし。」という注意事項に関して、ウォーキングと登山が趣味の私としては、来年辺りには登山をしたい旨先生に相談したのですが、「日帰り登山は慎重にやれば可能だが、泊まりの登山は翌日むくみがひどくなったときに、山奥でおまけに下山に時間がかかる場合などは問題が大きから何とも難しい問題です」との回答であったことです。

むくみの他に、怪我や虫刺されによる雑菌の感染も危険なので、「医療用ストッキングを予備に1つ持参したり、消毒綿や傷・無私さされの薬、スキンケアクリーム、バンドエイドや包帯等を一まとめにしたポシェット等に入れて持参しなさい。」とのことでした。

更にショックだったのは、血行をよくすることはリンプ浮腫には逆によくないことであるとのことで、「温泉」に関しては健康によいといわれているが、リンプ浮腫にはよくないとのことでした。
これには、大ショックを受けました。

私「先生。もともと烏の行水ですが、短時間なら温泉もいいですか?」
先生「体が温まってポカポカしないような入り方や体を清潔にするためにサッと洗う程度の短めの入浴時間ならいいです。」
・・・温泉本来の楽しみが半減してしまいますねぇ!

12/2にもう一度「リンパマッサージの講習会」に行きます。
どんな新らしい「ドッキリ!」が待っていることやら・・・?
コメント
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