先日第三次ソロモン海戦で沈んだ日本軍の戦艦比叡が発見されたニュースを見た。
今度はその海のご近所で空母ホーネットが発見されたそうな・・
ホーネットとはスズメバチの意、確かにぴったりの命名ね。
この艦の日本との因縁といえばなんといっても日本本土を初空襲したということだろう。
まだ日本軍優位で太平洋の戦いが展開されている時期に太平洋ベルトを順次爆撃していった。
しかも、双発陸上爆撃機で・・・ 写真はその発艦シーン。
日本はこの爆撃隊に手も足も出せず見送った。
被害もそこそこ、なんといっても精神的な被害が多大。
日本軍では自軍では不可能な双発機の発艦を(本当に不可能か)疑問視しながらも、発進は陸上と結論づけせざるを得なかった。
その”陸上”こそはミッドウェーに違いないとミッドウェー作戦の発動となる。
ホーネットは南太平洋で日本軍と相見えることとなり、就役1年そこそこで沈んだ。
飛行甲板に見えるポツポツが人、いかに大きなフネかわかる。
”これでもか、これでもか” という攻撃に耐え、友軍の自沈処分攻撃にも耐え強靭性を見せつけたらしい。
アメリカと日本とでは設計思想が異なる。
アメリカは戦えば必ずダメージを受ける、それをいかに軽減するか。
一方日本は攻撃は最大の防御、ダメージを受けないようにと攻撃力を一とした(カネも無いし・・)。被弾には弱い。
今後どれくらいプロジェクトを続けていくかわからないけど、戦闘というより思想の違いが実際に見えてくるんだろうな・・