殺されるには、殺されるわけがある(忍の１００の話）

あるおじさんが、公園に座っていました。
女は、悩んでいることをおじさんに話しました。

しらないおじさんでしたが、そのおじさんにもおなじような、
悩みがあり公園にいたのでした。
前に住むマンションで、上の階の嫌がらせでうるさくて仕方がなく、
前の公園に、避難していたのでした。

女も隣の騒音に耐え切れずにイライラする毎日をすごしていました。
●●は、どこにいってもおなじ、とくにひとのことをかんがえるひとはいない。
おじさんは、わたしにいいましたし。

「いつか、殺してやりたい？！」
そんなふうに私に、いいました。

おとなしそうなおじさんなのに、相当騒音でくるしんできたのでしょう。

「人は、殺されるのには、それだけのわけがあるだから殺すんだ」

女はわかるような気がしました。自分には、それほど憎い人がいても、
我慢して、いつも、いつもなきねいりしてましたし。

でも、あるとき、呪い殺せるところがあることを、おんなはしりました。
とても、にくい、死んでほしい人がいるので、本当におねがいしました。

毎日、毎日、おねがいしました。

とうぜん、その憎いやつは、病気で苦しみながら、しんでいきました。

殺されるわけのあるやつだから、仕方がなかったのです。