人生は、後長くて30ねんぐらいなものだろう。
しかし、みじかくなれば、わからないし、
人生の腐りかけた腐葉土のような、秋です。
醜い自分を見て、鏡を見ると、深いしわに化粧をすると、
ばけものではないかと、妖怪にんげんみたいで、怖い。
近くで、自分の顔を見ると、からだをみると、がっかりする。
だれのためにいきているんだろうか?
わたしは、大阪の動物園に飼育されている、人間のようだ
食べ物は、あたえられて、死なない程度の、みじめなさらしもの。
気持ちの悪い、べびのように、人気がなく、でもずるずるといきている。
死神を見たら死ねるんだろうか?
大阪から、何にもない国(死の国)にいくまでながすぎて、つらすぎて、
おいしいものはない、すなおかむようで、たのしくはない。
死なない程度に、餌を食い、みずをのみ、いきながらえている。
大阪、生き地獄、折のない刑務所、それが、この町の私の最後だろう。
ためいきばかりで、この動物は、いみもなくはえずりかえり、
ぶきみがられて、やがてしんでゆく、
長い道のりは、罪のせいなのか、それとも、にんげんのすがたをした。
ばけものだからなのか、
ばけものなら、最後には人間に戻り死んでゆきたい。