上の図を見てほしい。
実行再生産数の経過を表したグラフだ。
一人の人が、
次に何人にうつすか、
ということを表している。
0.8ってことは、
10人が次にうつす人は、
10×0.8で、
8人。
8人が次にうつす人は、
8×0.8で
6.4人。
まあ、小数点以下は無視してもよかろう。
というふうに、
最後は、
実行再生産数が1を下回れば、
限りなく0に近づいていく、
つまり、
収束する、
というわけ。
で、それはいつ?
ということになるわけだが、
このウイルス、
潜伏期間が1~14日間、
感染してから発症まで5~6日だそうなので、
5日ごとに0.8をかけていくと、
10日後には、
0.8の二乗で、
0.64.
15日後は
0.8の3乗で、
0.512.
半月で半分になる。
しかもグラフのラインを延長していくと、
実行再生産数は下降してきているので、
想像だが、
10月くらいには、
だいぶ収まるのでは?と思う。
8月16日時点で、
全国の検査陽性者数が1,000人なので、0.8で計算しても、5日ごとに
1000→800→600→500→400→・・・
となっていく。
私はこういう計算のプロではないので、
ほぼほぼ希望にすぎないかもしれない。
が、しかし、
緊急事態宣言解除後は、
自粛らしい自粛もなく、
むしろGOTOトラベルなんかもやっていてこの傾向だから、
収束するのは、
ほぼ間違ってはいない?だろうと考える。
ただ、怖いのは、
イレギュラーだ。
現在国内で流行しているのは、
ヨーロッパから入ってきたものだと考えられているようだが、
それ以外から、
ウイルスが入ってきたり、
国内のそれが突然変異を起こして、
ウイルスの性質が変わってしまうと、
計算外のことが起こりうる。
再び増加傾向になることも考えられないわけではない。
いやぁ、ウイルスって面倒くさい。
しかし。
もっと面倒くさいのは人間だが。