写真は、
インドネシアの国旗です。
赤と白。
我が国の国旗、
日の丸も赤と白。
相通じるものがあるんでしょうか?
話を始めます。
うちの工場に、
インドネシア実習生、
という人たちが何名かいます。
彼らは、
日本で技術を学んで、
母国に帰ってから、
それを役立てるために、
給料をもらいながら学んでいます。
年齢は、
日本でいえば、
高校生や大学生くらい。
親元を離れ、
仲間たちで借りたアパートに共同生活しているそうです。
その中の一人と、
職場が近かったので、
いろいろ話をするようになり、
彼が、初月給だったでしょうか、
スマホを買い、
操作方法を覚える一環として、
ラインを交換しました。
とはいえ、
年齢が離れているし、
文化や話題が違うので、
互いにラインで話したことはありませんでした。
lineって、
誕生日を知らせる機能がありますよね?
なので、
誕生日当日は話す機会がなかったので、
翌日に、
「きのうは誕生日だったんだね、おめでとうございます。」
と、彼に話しかけました。
すると彼は、
少しはにかんだような、
何とも言えない、
少年のような笑顔を見せてくれました。
母国を離れ、
遠い異国の地で、
心細いこともあったのでしょう。
その地で、誕生日のお祝いの言葉をもらった、
というのは、
私が思っているより、
重要な意味があったのかもしれません。
私は彼から見れば、
父親のような年齢ですが、
いつも緊張して仕事を一生懸命している姿を見て、
ちょっと痛々しく思っていたんですが、
彼の笑顔を見て、
心が洗われるような気がしました。
彼とは機会があれば、
またちょっとでも話をして、
励ましたいと思います。