土佐のくじらです。
当ブログは、歴史を中心軸にした記事がメインですが、時折歴史を踏まえた、現代の諸問題にも意見を述べます。
今は戦国時代と、来年4月に導入が囁かれている消費増税に関する、2重のテーマが主流です。
私は歴史への見解を、早く終わらせたいと思っています。
なぜなら、歴史から抽出した国防論へとテーマを、ブログ記事の移したいからです。
しかし消費増税導入への決定が、10月と差し迫っておりますので、そちらも取り急ぎ記事にしております。
全く違う観点かも知れませんが、ダブルで楽しんでいただけたらと存じます。
信長の生き様は、現代人が学ぶべき点が多いと思います。
それを全てご紹介する筆力は、私にはありませんので、私なりの超ひねくれた歴史の見方ですがご容赦を。(笑)
信長は、戦国時代末期に生きましたが、その生存中は、世界史が大きく動いた時期でもありました。
それは、大航海時代が始まり、忌まわしき植民地主義、白人至上主義が始まろうとしていた時期でもあるからです。
種子島へのポルトガル船による鉄砲伝来が、一説では1543年・・・と言われます。
一方、信長の生誕も、同じ1543年・・・なのですね。
この奇妙な時代の巡り合わせに、私は歴史の妙を感じざるを得ません。
フランシスコ・ザビエルによる、日本へのキリスト教伝来は、翌年の1544年と言われています。
この当時、スペイン・ポルトガルなどの南欧諸国による、大航海時代が進んでおりましたが、それは同時に植民地拡大の時代でもありました。
彼らの植民地侵略のやり方は、ほぼ決まっておりました。
まずキリスト教を伝道し、地域に広めた上で、白人社会の支配を手引きする・・・。
そして、いざとなれば、新兵器で殺傷力の強い鉄砲で脅し、少数の支配者で、多くの先住人を屈服させ支配する・・・です。
彼ら白人種の多くは、遊牧民やバイキングの末裔であり、侵略者的発想に長けています。
侵略者は、肉食獣の狩りのような発想をします。
即ち、自分たちが絶対に勝てる状況を作ってから、粛々と侵略するのです。
相手が強ければ、弱くしてから戦います。
そうして、絶対に自分たちが勝てる状況を、まず作るのです。
まずは、相手をばらばらにします。
相手を分裂させれば、こちらが少数でも、一個撃破できます。
また内乱を画策し、それに乗じて実行支配に付け入ることもできました。
また、キリスト教を布教して信者を増やせば、キリスト教国である侵略者は、宗主国としての地位を得られると同時に、キリスト教信者からの立場から見たときに、白人が自分たち地域を支配すれば、宗教上の理想郷ができると勘違いさせるのですね。
これもまた、内乱を画策するには好都合でした。
こういう方法論によって、ヨーロッパ諸国は世界のほぼ全域を、支配下に吸収して行ったのです。
これでフィリピンはスペインに、台湾はオランダに取られていました。
江戸時代の幕末期にあったような、日本の危機的状況は、実は戦国時代にもあったということです。
種子島にポルトガル人が漂着したころの日本は、全国で諸侯が乱立し分裂状態で、しかも長期の内乱状態でした。
また当時の日本人は、鉄砲という新兵器に崇拝の念も持ち、キリスト教にも免疫がなく、それが植民地支配に通じることにも無知でした。
信長の時代、全国をまとめ上げようと思ったり、全国統一への具体的な行動を起こす人は、信長以外いませんでした。
信長が日本に生まれていなければ、そして信長が、天下布武の号令の元、天下統一事業をやろうと思わなければ、日本はフィリピンのような植民地に、堕していた可能性もあると私は考えます。
そういった観点から、信長以降の歴史を見ると多くの謎が、スーッとつじつまが合うのです。(笑)
さて皆様、これは過去の歴史の話・・・だけでは済まされませんよ。
中華人民共和国が、筋金入りの侵略国家であることは、段々と認識されてきましたよね。
中華人民共和国は、共産主義国ですよね。
そして共産主義国とは、無神論の国・・・なのです。
さて皆様、神様を信じていますか?
まさか宗教を馬鹿にしたり、軽んじたり、「嫌だな。」とか感じていませんか?
それは、かつてのキリスト教国が、植民地を作る際に、キリスト教を利用したのと同じ方法論を、あいつらに使われている・・・やも知れませんぜョ。
歴史愛好家として一応、ご注意を促しておきますね。
(続く)
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