3年ぶりに寝室を移動しました。

2013-03-31 21:49:16 | 住まいと暮らし

今日は一日模様替えをしていました。

■ 合理性のない日本の間取り

我が家は、賃貸アパートで、典型的な田の字プランの間取りの家です。

いつも思うのですが、玄関入って、すぐに隣お風呂がある、という間取りには、一体どんな合理的理由があるんでしょう?

お風呂なんて裸になる場でしょう? 玄関というのは、公とプライベートの境界線でしょう?

ゆえに本来この二つは一番、かけ離れた配置にあるのが合理的では?

そして、問題は寝室となる場所です。寝室となるべき部屋は、もっともプライバシーが必要な部屋。

ゆえに、玄関を入ってすぐ、などと言う部屋は、もっとも寝室としての用途に向かない。

が我が家の間取りで行くと、一番奥の部屋は和室で、客間のようです…(汗)

この和室は、これまで、夫のわがままに付き合って、東南のもっともプライバシーが確立されている部屋であるにもかかわらず、夫の部屋にしてきました。

が、結局、夫はリビングでほとんどの時間を過ごすので、夫の部屋は基本的には家の中のもっとも良い場所を占めながら、ただの物置…(汗)。部屋としてほとんど有効に活用されていませんでした。

というわけで、あるべき場所に寝室を移動すべく、今回、夫を説得して変えてもらいました。

その時の夫の不機嫌なこと! 俺のモノに触るな!です…普段、下着も何もかも私がメンテナンスしないと自分では古いものを捨て新しいものを下ろすことさえしないのに… 

しかし、まぁ、寝室は、間取りの中では最もプライバシーが維持できる奥の部屋に無事移行することができました。

■ 北西は主の場所

夫の部屋は、玄関にもっとも近い、北西の部屋になりました。でもこれは正しい選択なのです。

何しろ、西北は主の方角と風水で言われていますし、夫の部屋の用途は、会社から帰ってきたら、カバンを置いて、着替えて以上終わりですから(笑) 動線的にも玄関の脇にあることはつじつまが合っています。

さらに言えば、その部屋でほとんど時間を過ごすことがない。この部屋の脇は外廊下なので良く人が通ります。人の気配が濃厚な場所では良く眠れません。それにエアコンがなく、夏は暑さに、冬は寒さに耐えて寝なくてはならなかったのですが、寝室をエアコンがある部屋に移動したので今後は夜の睡眠は快適に過ごせそうです。

今まで一回も使ったことがなかったエアコン・・・・夫の部屋だったときは、ほとんど居ないので全く必要がなく、実際これまでも一回も稼働させたことがありませんでした…

逆にパソコンが居座り、日中誰もいない部屋は、通路側の部屋でもまったく問題がないどころか日差しが遮られてむしろ好都合です。

■ 縄張り意識

たぶん、彼の中では、自分の部屋以外の場所は全部妻の所有物なのです…。

ところが、妻の側からすると、リビングもキッチンもダイニングエリアも、トイレやバスと同じく共有の場所であり、妻は個人の専有物とは考えていません…。

ここに擦れ違いの大元が存在しますねぇ…。

夫は、リビングにも、ダイニングにも、ましてやキッチンにも、自分が所有しているとは思っていないので、責任感も持たない!!トイレットペーパーが切れたから買いに行かねば!と思わないのと同じ原理で、掃除しなくては!とは思わない!!

これは妻が働いていてもいなくても…です。 

まぁ夫はもともと一人暮らししている私の家に転がり込んだ人なので、致し方ないと言えばそうなのですが…

■ 妻の理想は・・・ 

ほとんどの妻というか、女性が求めるのは、リビングの壁の色に何色がいいか話し合うような夫婦関係です。相談相手。

女性的な感性をもった男性ですね。ゲイのカップルとかこういう女性が理想とする関係を築ける人は多いです。ゲイは女性にも持てるのはそういうわけなんですよね。

2人の家庭を一緒に作っていきましょう的な… ところが普通の男性にはあまりこれは期待できません。

「君の好きでいいよ」は、権利の放棄宣言なだけでなく、責任の放棄宣言でもあるので…(汗) 結局、最終的にどうなるかと言うと、タダ乗りなんですね。

逆に、海外の男性だと、「妻の好みに…」と言って日曜大工に張り切っておきながら、その実、自分の好みだっていう結末になりそうですが…(笑) 

海外の男性は女性を喜ばせようとしてくれますが、その方角がちょっと違う、っていうのが大体の問題です。

というわけで、男性と女性では、相手に求めるものがかくも違うのですが…

夫は結局今もリビングでソファに座ってずっとネットサーフィン中です…自分の部屋があっても、そこに行かないのは仲良しの印…

まぁ私の方も、蛍光灯の光が嫌いだったりと、好みのインテリアの的中範囲が彼より狭いので、私の好みのモノがないシンプル路線にさせてもらえるほうが楽と言えば楽なのですが…。 問題は夫の部屋はモノがたまる一方で出ていくことがないってことです・・・なんで空き箱そんなにいっっぱい必要なんだろう?

というわけで、今日のまとめ。

・寝室は玄関から遠い部屋にあるべし
・主の部屋は北西
・夫には個室(縄張り)が必要
・妻は言うことを聞く家来ではなく、相談相手を求めている。

以上終わり。


玄関に隙間収納を作りました

2013-02-11 18:23:19 | 住まいと暮らし

今日は大快晴で、お山に行ったほうが良かったかしら~な日でしたが、サボって夫と2人で家の中で遊んでいました。

登山靴が玄関にずっと出っ放しで気になっていたので、今日は、退屈をまぎらわしがてら玄関に隙間棚を作ってもらいました☆

これまでは無印の籐のカゴを重ねておいていましたが、取り出しがめんどうで元の位置に戻すことをしなくなる… と、登山靴が大きな顔をして玄関に居座ることに…

最初はホームセンターに買い物にいく予定でしたが、家にあったすのこと前の家からもってきたヒノキの床板でできた☆

材料費出費はゼロ円です。

■ 日曜大工は苦手系

しかし、夫は日曜大工苦手なんですよね~。ホント彼はそういうのは全然ダメで、私は女性のための日曜大工講座なんかがあれば出たいくらいです。こういっちゃなんだが、腕力がなくて鋸が握れない以外は、私の方が才能ありそう・・・

今日もこの棚の核心は、サイズがキチキチでピッタリであること…横幅だけはきっちきっちに作ってくれないと支えられない…のに、せっかく現場合わせであるにも関わらず…下と上で図ってみたら長さが違うと言って独り言…「足して2で割ればいっか」

ちがーう!(><)そしたら棚に成立しない・・・ぐらぐらして結局金具が要ることになるじゃん。

あー、ちゃんと見張っていないと!夫は絶対にハードウエアの設計者にはなれないなと思うのでした。

それでもなんとかちゃんと棚ができたからよかった☆

賃貸だと釘を打てないので、棚は自立している必要がありますが、キチキチに作れば、棚自体が自立していなくても崩壊することはありません。ただサイズをぴったりにつくりたいとなると5ミリの狂いは致命的でダメです。やっぱり現場合わせでないといけない。そうなるとホームセンターのカットサービスはなかなか使いづらいのですよね。 

DIYでは長い直線のカットは少々ツラめですね~とくにマンションに住んでいると音が出るマシーンは使えないし。

手のこでカットとなるとせいぜい15cmくらいまでが限界ですね。今日はゼットソーののこぎりガイドのおかげでまっすぐ切れてよかった☆

 


クラシックファンにおススメ ! CPR

2012-10-11 09:44:55 | 住まいと暮らし
最近、CPRばかり聞いています。

Colorad Public Radio.

http://www.cpr.org/category/classical_music

ここはクラシックのセレクションがホント良いです。今はベートーベンのシンフォニーをやっています。

2ヶ月ほど前、夫が念願のインターネットラジオチューナーを買ってきてくれました。
デンオンのAVR1912 と思ったら社名がデノンに変わっているんですね。 

DENON 7.1チャンネルAVサラウンドレシーバー ブラック AVR-1912K

私はPC作業をしながら英語を聞く習慣があり、英語耳を普段鍛えていました。

中学時代のラジオ英会話から始まって、大学の頃は短波ラジオを買って聞いていました。
OLになったら、NKHビジネス英会話をCDで買って通勤途中の電車で聞くのでした。電車でイヤホンというのは都会ではごく普通。余談ですが、地方都市の生活と都会の生活の大きな差は、ウォークマンがイラナイってことですね。

イヤホンで聞いていると音楽を聴いて楽しんでいると思われがちなようで、面接で否定的な反応をされたこともありましたが、逆に外資の面接に行ったときに聞かれた質問でヒラリー・クリントンのセリフの一部が飛び出てきて、洗練された英語だと感心されたことがあります。英語は聴けないと話せないです。

そうした習慣も英語を話す必要が仕事でなくなってから、ちょっとずつフェードアウトしつつあったのですが
このデノンのチューナーで復活です。

BBCも聞けますが…このように穏やかな生活をしているとどうしてもニュースの英語って、
まるで叩きつけるように話していて、喧嘩しているかのように聞こえます。でBBCは家事をするとき
聞いています。

後はずっとCPR…気に入ったクラシックが流れてくるので別のチャンネルを試す必要が感じられないのですが…
最初の頃は、イタリアのラジオ局とか、ドイツのとか聞いていたんですが、クラシックの曲名くらいは
分かるのですが、途中に入るお天気情報とか世間話の小話が、ドイツ語やイタリア語だと理解できないので…
やっぱり英語。

色々良いネットラジオ局他にもあるんですかね? お気に入りがあれば是非教えていただきたいです!

今はベートーベンのシンフォーニーの詳細な解説をやっています♪

ダイソンDC05 寿命…

2012-09-06 10:03:55 | 住まいと暮らし
お気に入りのダイソン君…

終に寿命かな~・・・

まぁ、モノというのはいつかは壊れるものですが…ダイソン君、モータはぜんぜん快調。

サイクロン式なので、フィルター周りの問題もなし。

ただホースの接続部が・・・このように破損。アロンアルファーやらで自己修復を試みるも挫折。



まぁ考えてみれば、金属のホースにプラスチック。喧嘩すればプラスチックが負けるのが普通か… そもそもの素材選択に無理があるか。



気になるのはダイソンのお客様相談室… ダイソンHPには、お客様相談用のメールアドレスが掲載されているのですが、写真つきでメールしたら電話に掛けろと…

じゃ、何のためのメアド?! たらいまわしという印象を作る効果しかないメールアドレス…存在意義自体が希薄だ・・・

オーストラリアに行ったとき、大学の学校見学で担当者に質問すると、「HPをみて」と言われましたが、デジャブー感…。

右から左に回すことを仕事だと考えている学校案内担当…引き受け手がいない…(汗)

ダイソンも外国の会社だからなぁ…日本に紹介された当初は研究開発力がある会社だと気に入っていたのですが、(デザインと性能の両立) この機種がいよいよダメになったら…次は日本製ですね。 サイクロンが出てずいぶん経つから、きっと
日本製も大分改良されているんではないでしょうか?

栄枯盛衰、奢れるもの久しからず…?なんかちがうか…

のんびりベランダの模様替え中

2012-06-25 19:31:27 | 住まいと暮らし
今日は曇りで涼しくてラクに作業ができるのでベランダの片づけです。


ハンギングに入れたミニトマトは丸々としています。いつ赤くなるのかなぁ…。

オレガノケントビューティ、強健だなぁと感動していたら、ネット検索はでは、きむずかし屋と出ていて、アレ、そうなの?という感じです。地中海原産で乾燥が好き。乾燥が好きならトマトと相性がいいかもしれません。オレガノという名がついているだけに葉からいいにおいがしています。

今盛大に勢力拡大中で、ミニバラが駆逐されそうです…ミニバラ移植したいのですが、小さい芽が出ているので移植できず、どうしたもんかという感じ。このまま頑張れるでしょうか。バラはニンニクと相性がいいのですよね。ニンニクの植えつけはまだ先ですが、余っているヤツを入れておいたら出てくるのかなぁ?

ブルーのロベリアはリチャードソニーという品種なのですが、葉が赤紫蘇のような色になってきました。すごく元気そうに咲いているのですが、夏季はあと一ヶ月くらいかもしれません。なんだかもう青年ではなく40代に入りました的風情。

寄席植えも見ていると小さい鉢の中での勢力争いが大変そうです。基本的には、季節が優先するようで、タイムシェアらしいですがタイムシェアのあいだにちゃっかり領土拡大に乗り出す方もいます。その場合最盛期ではないほかの植物が肩身が狭いまま駆逐されそうで…見ていてハラハラします。

緑のカーテン用に植えている朝顔と苦瓜は地味なのでおかしいなぁとふと見たら、ベランダの柵の外で盛大にこの世の春を謳歌していました。お布団を干されてしまったらどうするんでしょう(笑)? きゅうり君も同じで盛大にはみ出すことにしたらしい。お日様大好きなんですね~。ベランダでは日照の関係で難しいのかな。きゅうりは水を食うらしくあまり栽培に適してはいないように思います。

昨日は櫛型山で、シダを一鉢頂いてきました。もらったわらびはダメでした。室内にいれ、メネデールをあげましたが、しぼんでしまいました。ヒメワラビのほうは、コケがいいのか日の当たらない玄関で傷を癒しています。
シダ類はマンションでは特に難しいんではないかと想像しています。何しろ、空中湿度が重要らしいです・・・ベランダは、風が常に通るので洗濯物を干すのには最適でも植物には「お肌が乾燥してやだわ~」な場所です。アジアンタムは風に揺れると繊細でステキですが、風大嫌いそうです…

風が好きな植物っているのかな…風は植物にとってはストレス以外の何者でもなさそうです…。

今日は個人レッスンのお客様がキャンセルが出たので夜もゆっくり過ごせることになりました。
こういう日はお風呂に長湯でもして、まったり過ごそう。




春ですね

2012-03-28 09:16:31 | 住まいと暮らし
もう春ですね・・・。なんだか冬の山が駆け足で去っていっていくようで
寂しいです。

昨日は、ヨガをしていたら、風邪を惹きかけていたのが直ってしまいました(^^v)

軽い風邪程度であれば、体温を上げれば、直ってしまう。

体温をあげるといえば・・・低体温症というのは死に近づくこととすると、あまり
重大視されない冷え性も結局はそうなのかもしれませんね。



チューリップの寄せ植えも咲きそうです。土の中は確実に温度が上がりつつあります。

そしてハンギングには、水菜が大爆発中(笑) これ冬に畑からつれてきたのだけど、
土の少ないハンギングでも気に入ったみたい。

つんでもつんでも生えてきます。

ライフスタイルに合った住居

2012-02-21 15:36:01 | 住まいと暮らし
わたしは東京にいる間はシェアハウスに住んでいました(^^)。

学生時代も寮だったし、アメリカ時代もシェアしていましたから平気。

ビジネスが振るわないという話はアチコチから聞きますが、シェアハウスは
どんどん規模拡大しています。

たぶん、ビジネスが…という話は、時代のニーズに合ったものを売ってないだけなのかも?

今日は うっとり~してしまいそうな物件を見つけたのでご紹介します。

メールでの通知の転機なのでどれも実際に行ったことはありませんがいいなぁ☆と思う物件です。

■ その1 バレエスタジオがある生活

そう、私の谷八の家は無垢の床に床暖房が入って、一面が鏡とヨガし放題の家なのです♪

同じ発想でこんな家が東京にありました。

このシェアハウスはバレエだけしていれば幸せな人向け。

きんもくせいの家 …つまりバレエスタジオ付き

ここはなんと「白鳥の湖ちっくな家」私的にはデザインがドンぴしゃり。
http://www.hituji.jp/comret/tankentai/archives/9685

■アウトドアLover向け

そして今日はなんとテントが貼れる物件がきたー!!

シェア高輪TENTMENT

外壁の一部がボルダリングウォールになっていたり、
屋上のテントサイトでは、実際にテントが張れるのだとか。

うーん☆ 素晴らしい☆☆☆ 世界は確実にステキ化しています!



ウールカーペットの贅沢

2012-01-27 16:33:38 | 住まいと暮らし
■ウールを靴で踏みしめる感触

大阪の家からウールのカーペットを山梨に持ち帰りました。

このカーペット、大阪の家の玄関にぴったりにハマる特注品。そう。贅沢にも100%ウールを玄関マットに採用しちゃったのです。

けれど、その贅沢さ… 不動産屋さんには分かってもらえず・・・そうか。

カーペットを踏みしめるこのラグジュアリー感を住む人にも味わってほしかったんだけどな…

私は都会ではマンション派です。それも外廊下ではなくて内廊下派。

都会では土地は希少です。でも、都会のメリットはその利便性。
ならば、利便性を最大にエンジョイできるのは機能的でコンパクトな
マンションね、と鼻から駅から遠くて通勤に時間のかかる土地つき戸建ては無視!

土地の高いと分かっている都会に暮らしながら土地つき戸建てにこだわるのは
地方都市暮らしの郷愁を捨て切れない半端な都会人かもしれないとさえ
思っていました(笑)。

だってね。お父さん可哀想でしょう。家庭内母子家庭…それが私が見てきた日本の
サブアーブ、ニュータウンの生活。
やっぱり、都会生活で家族が全員楽しく暮らすには空間より時間かなぁと。

なんといっても会社に行く途中に生活ニーズのすべてが一筆書きできるのが都会の良さ。
とはいっても個人のニーズにより住み安さが違うので住む町を選ぶわけですが。私はもともと下町だった町が好きです。作りこまれて裏路地にさえ何か隠されている感じが(笑)

そして、マンションなら内廊下派。それは要するに、内廊下式のマンションは現代の土間的空間だからなのです。

外と内をつなぐ、外でもなく内でもない空間。内廊下なら、オートロックで入った瞬間からホッとできます。後ろからつけられてドアを開けた瞬間に襲われる心配はもうない。

大げさと思うかもしれませんが、都会にはこういうキケンはいっぱいですよ。後ろから
きた自転車なんか私振り返って見ますもん…何しろ痴漢も引ったくりもいますからね。

家に帰る安心、それが一歩近いのが内廊下式のマンション。雨の日だって玄関がぬれないし。
ちなみに余談ですが、タワー型はほとんど内廊下です。対して団地型は外廊下が多い。
間取りもタワー型が多様なのに対し、団地方は羊羹切りで画一と、同じマンション住まいにも
格差があるのです。

谷町のわが家もたった13戸のミニマンションながら内廊下なのですが、さらに内廊下ならではのメリットを生かすのが、この、玄関なのにウール作戦!です。

外廊下の玄関と違い、すでに土間的空間を経ているので、気分はホテルの自室に戻るときの感覚です。ドア一枚隔てたら、そこは自室。

こういう状態を意識的に取り入れたのが、ウールのカーペットを玄関に敷き詰める、なのでした。

想像してみてください。高級なホテルの床には何が敷き詰められているか…たいていはカーペットです。安いビジネスホテルであれば、ぺらぺらの大理石風Pタイルです。本当の格式あるホテルなら、フロントは大理石のタイル。そしてロビーはウールのカーペット。

そこを革靴で踏みしめるのは気持ちがいいものです。ヒールの靴にも足当たりがやわらかくてほっとします。

この、ほっとする感じ&毛足の長い(けれども長すぎない)カーペットの床を踏みしめる感触…うーん、都会生活ならでは!の贅沢です。ヒールもかん高い音を立てることはありません。

カーペットの毛足は長くなるほど贅沢になります。それは短いほうが清掃性が良いから。

都会生活では、不整地を歩くことはありませんから靴の裏なんてほとんど汚れないのです。
泥がつく、なんてほとんど考えられないのが都会生活・・・大体、都会には空がないどころか
地面がありませんから・・・(汗)

山梨の小さい町に越してから、まぁ私たちが畑をやったり山に行ったりするせいですが、生活が文字通り泥臭くなりました(笑)部屋には虫が歩いているし(^^)

それはここでの生活をMAXにエンジョイするために私たちが選んだことではあるのですが…この泥だらけの長靴で、白いウールのカーペットの上を歩くなんてありえませーん(^^;)。

やっぱり似合うのはヒールの細い、つま先のとがったエレガントな靴です(ずっと靴箱に入ってこちらに来てからは一度も履いていません…^^;)男性なら靴底から皮の靴です。

とはいっても 都会の暮らしでも、よほどの場所でないとウールのカーペットはしいてくれていません。高級レストランやホテル、ホテルの地下のバーとかですね。

けれど自宅の玄関に取り入れるなら一畳ちょっとで済みますから出費もたいしたことはありません。ホテルライクな感触を味わえる身の丈サイズの贅沢です。

かように ウールのカーペットをヒールで踏みしめるのは都会生活者だけの特権的喜びだと思うのですが・・・残念ながら、一般的にはほとんど理解されない”触感”の幸福であったようなので、カーペットは現在甲府住まいです・・・(^^;)。

とりあえずクリーニングに出しました。

すると…なんとまぁ新品同様に美しくなって返ってきました! これはもう玄関マットではなく、お昼寝マットです!!(笑)ふかふか~。頬ずりできそう!

さすがウール! しばらくは我が家の旧玄関マットが新冬用ヨガマットとなりそうです(^^)。


賃貸住宅の壁紙が塩ビにならざるを得ない訳

2012-01-27 10:07:50 | 住まいと暮らし
最近 久しぶりに不動産屋さんとの付き合いをしています。

不動産業というのも、また業界の革新の必要性が叫ばれながら、一向に変化の気配のない業界だなぁ・・・

不動産屋さんというのは、企業の採用担当の人事と似ています。

店子が信用できる借り手かどうか?家賃を滞納しないか、家をめちゃくちゃにしないか。

人事にたとえると、遅刻しないでちゃんと勤めてくれるか、優秀かどうか?

そんな風に人を見るわけです。 評価の基準ははっきりしています。

賃借人。そこには、白か黒かしかなく、その人が苦労してきた人なのか。
ラクに支払いができても払わないで遊んでしまう人なのか、そうした個性は勘案なし。
ドライな世界です。

しかし、その評価に使用するモノサシのほうは…ほとんどありません。

不動産売買における信用評価のモノサシは、ただ一つ。 

  大企業にお勤めかどうか?

です。大企業にお勤めなら、支払いも滞らない、というわけです。

ちなみに私も名刺を渡すだけでタクシーに乗れる、という企業名つき名刺を保持した時代が
あり、その点をちょっと確認しましたが、仮にタクシー運ちゃんが”つけ”を会社の人事に
請求しても人事は「個人の事情には介入しません」と突っぱねるだけなのだそうです。
別に人事がその従業員に「ちゃんと支払えよ」と連絡してくることもないのだそうです。
それは要するに過去に使ってもいないタクシーのつけをどこからともなく流れてきた名刺
で根拠なく請求してくる運ちゃんその他がたくさんいたからなのだそうです。

なので、大企業にお勤めしていれば、万が一の際には個人の負債を会社が立て替えてくれると
いうのは的外れな期待です。もっと言えば幻想です。

けど、実質、不動産のやり取りに際して、個人の信用力、というのは、お勤め先しか測る
モノサシがない…

年収500万円で大企業にお勤めの人のほうが、年収2000万円で事業主の人より信用力で上
というのはよく聞く話。自営業の人は大変です。というか家屋敷がある人しか自営業できませんね。

ココのところが変わらない限り、親が子供に大企業を進める風潮は改まらないでしょうね。

でも、家賃の不払いをしない…なんてのは、はっきり言って常識です。ほとんどの人がちゃんと家賃を払っているし、家賃を払えるかどうか、ってのは、定収入があるかどうかより、
家賃と収入のバランスが取れているかどうかによる…と思います。

しかし、実際は年齢が上がるにつれ、信用力は上がるどころか下がります。ひどい話ですね。
老後は賃貸に住みたくても貸してくれる家がないことが多いのです。

■ レファレンスシステム

思うに、信用力の証明には過去の滞納履歴をつけるのがいいのではないでしょうか。
これはレファレンス(照会書)といって欧米では転職する際によく利用します。
レファレンスは誰でもよく、第三者であれば誰でも照会先になれます。

滞納があった人は信用力が下がる仕組み。滞納がないことを証明する書類というのが
普及すれば日本の不動産の売買も少しは流動性が高まり、適正化するのではないかと思えます。今は買いたくても買わせてもらえない人が多いし、借りたくても借りれない人が多く、
誰が借りてよく誰が借りてはいけないか?というさじ加減は不動産屋さんが閻魔大王のように握っています。

さらには大家さんとしての立場からいうと、部屋を掃除しないで散らかし放題の人よりも
掃除をキチンとしてくれ、モノを大事に扱ってくれる人のほうがいい・・・そういう人なら
多少は安く貸してあげたい! 

…のですがそういう部分は、何が判断材料になるかと言うと…見た目。

ヤンキールックは駄目で、おとなしめワンピースルック(いわゆる義理の母に会いに行くカッコウ)がよろしいのだそうです。しかしそんなことではキレイ好きかどうかは分からない、というか分かるはずがない。

いくらキレイ好きでも家をキレイに保つために人が住むのではなく、あくまで人が
住むために家はあるのですから、家と言うのはやっぱり消耗品の部分もあります。

結局、そうなると掃除をする人かしない人か、というのは大家側のリスクとして取ることに
なります。

リスクが大家側なので、掃除をしない最悪の人が住んでも出た後に容易にリセットできる家がいい、ということになります。

そうなると、貸すための家、というのは、消耗品が取り替えやすい家、ということに。
その消耗品とは・・・?

1)壁紙
2)床
3)設備(キッチンなど水周り)

です。つまり、家の印象を決める内装の大部分が消耗品。 消耗品であるからには究極には
トイレットペーパーと同じ原理で市場で選ばれるわけです。

・・・安ければ安いほどいい・・・

今現在市場で一番安い壁紙は塩ビニール壁紙です。質感最悪、で、接着に使われる糊が
シックハウス症候群を誘発し健康に悪い…と分かっていても塩ビが市場で一番安い以上
塩ビの牙城は崩れることはありません。

というわけで、賃貸市場ではその99.9%が塩化ビニールシートの家です。日本中で
ビニールに囲まれて生活しているわけ。考えたら気持ち悪いですね。これだけエコが
叫ばれていて、ビニールに囲まれて生活しているなんて。

つまり日本人は塩ビニールシートの家から逃れるには 自宅を購入するしかない わけです。

ところがココでまた立ちはだかる信用力の壁。

つまり、家を買うなら、大企業にお勤めか、即金で買うしかない、って訳です。

いや~日本ってホント生きづらい国ですよね。

ただこの生きづらさが何に起因するかと言うと

 ・信用力を測るモノサシは、勤め先以外にどうしたらよいだろうか?なんて考えるイノベーション力のなさ、
 ・現行の仕組みを変えられない、というイノベーション力のなさ

ということに尽きるとおもうんですが…。

子供たちに大企業にさえ勤めていれば安心なんていたずらに勧めなくていい未来を大人としては作っていってあげたいものですよね。

そこんとこ変えていこう!というのはやっぱり今閻魔様を演じている不動産さんには
期待しづらいです。なにしろ、一手に権力を握っているわけですし、たとえ店子選びに
失敗しても、不動産屋さんは一回の手数料で商売が成り立っているので、失敗リスクは
大家もち。

つまり信用力のない店子でもちょっと不動産屋さんに弾めば・・・ってことも可能なわけです。

うーん。イノベーションの風はどこから吹いてくるかなぁ・・・仕組みを変えられる立場の
人がいない…というのもこの業界が変わらない、変われない理由ですね。


スタバ&DIY

2012-01-23 13:29:25 | 住まいと暮らし
■ 山梨では需要があってもビジネスが不足気味?

昨日は夫と朝から和戸に新しくできたスタバに行って朝食を。
山梨ではスタバが一気に2店舗から6店舗に増えました。
それもどこも結構人が入っています。というわれわれもわざわざスタバに
車で出かけているわけですが(^^;)

おそらく地元でカフェ需要があってもビジネスでやる人がなかったんでしょうね。
初期投資をしよう!って人がいないのかも…。

私はスタバの雰囲気が好きです。コーヒー自体はさほどおいしいものとは思えないのですが
スタバ空間がいいから行きます。

スタバはコーヒーを売っているのではなく、スタバのカルチャーを売っている。
と思うのは、スタバにいる人は勉強している人が多いからです。特に一人で来ている人はほとんどそうですね。

大阪のビジネス街本町あたりで朝7~8時くらいからスタバにいるとほとんどの人がなんらかの勉強しています。だからスタバが好きですね(笑)なんだかすごく前向きなエネルギーが流れている。
 
ザ・サード・プレイスとはよく言ったもので、家で勉強したら色々とかこつけて、サボってしまうのでカフェでやるんですね。 スタバが無いころはミスドでお変わり無料のコーヒーセットでみんなやっていました。 

…と今日は朝食をカフェにしたのは…夫と一緒に日曜のゆったり気分を楽しみつつ、
それぞれ生産的に過ごすためなのですが…帰りは結局山道具屋に寄ったりで、帰りは
夕方になってしまったのですが、ゆっくり過ごせました。

スタバが落ち着くので何とか自宅をスタバ化できないかしら? と思うのですが、
スタバはさすが空間を売っているだけによく見ると床のタイルやソファの生地など
なにやらとてもお金をかけていますよね。什器も使いやすいよう作り付けだし…

■ 腰掛の生活なんて無い

甲府の生活もついに福岡での生活を上回る期間になってしまいました・・・

ここで暮らす期間が腰掛程度かもしれない…そう思っていたために、生活にあまり金や労力をかけるのは、ゆくゆく無駄になると思って生活事態を充実させることはあきらめていたのですが、そういう考え方自体がまずかったのだと最近反省しました。

人生は一日一日がすべて蓄積…腰掛なんてない… 山梨でしかいらないかもしれなくても
必要なものは我慢せずに買おう! と。

今の生活を一時的なものだとみなすと、適当で済まそうとするので、生活に満足感がでません。

今の生活は不本意な賃貸生活とはいえ・・・賃貸という状況下でどこまで快適性を高められるか?という勉強代だと思うことにしました。

スピリットは、Let's Enjoy 賃貸! です(笑)

■ 片方の足が無い棚

さて、そういうわけで今の住まいの不満を我慢せずに解消することにしたのですが、
さしあたって喫緊の課題(?笑)は脱衣場です。サニタリーは日本の住宅はほんとに
貧困な設計をされていますよね…。

今の家の脱衣所は玄関のすぐ隣にあり、その引き戸を開けると反対側にあるドアと干渉して
しまう・・・という構造上の問題がありました。まるで考えてない。

そこで、引き戸は取って今までは突っ張り棒に布をかけていましたが、今回カーテンに
してみました。

そして、いつも思うのですが、タオル収納が考えられていないのが日本の脱衣場。
脱いだ服を置くところもタオルをかけておくところも考えられていませんよね(ーー;)
いったい設計者はどれだけサボってんだ・・・風呂の前で脱がなかったらどこで脱ぐの?

大体脱ぐところが玄関の横って設計も日本人以外にはかなりなぞと思いますけどね~(汗)

というわけで、当然のごとく考えられていないタオル収納、脱衣したものを置いておく一時
置きを考えなければならない…

賃貸の場合、さらにそこに 

・ねじ 釘を使えない・・・ 

という問題が。

そこで仕方が無いので、片方の足がない収納棚を作ってみました。

きつきつサイズにすれば支えは要らない、という理論です。まず天井まできっちりの板を
縦に置き、それを全体の支えにする作戦。 

支えは天井までのつっかえ板。 正直、やっぱり片方の足だけで棚板を保持するのには無理があり、背板で後日補強しようと考えています。

が・・・とりあえず、なかなか機能的には十分なものができました!

見た目には少々難ありですが、タオルや下着の軽いものしか置かないので十分のようです。


■読了? 『ナンシー関の記憶スケッチアカデミー』

この本は読んだ、といえる本なのか不明ですが、とりあえず、超おススメ!

著者のサイト http://www.bonken.co.jp/kioku.html

ナンシー関の記憶スケッチアカデミー〈2〉 (角川文庫)

ヘタウマという言葉がありますが、この本に出てくるスケッチはさしづめ へたへた。

いえ、絵が下手、と言うレベルではなく、描こうとする対象そのものを誤認しているとしか
思えない絵がいっぱい(笑)。 

そこが”記憶スケッチ”と題される故… 人魚、亀、天狗、河童等・・・実際にあまり目にしないものを
記憶を頼りに再現しようとするものです…するとでるわでるわ、めっちゃ面白い絵。

おススメ読者としては、

・絵が下手なのを気にして絵がかけないでいる小学生を元気付けたい美術の先生
・鬱々としてしまい、何かを笑い飛ばしたい大人

です。

誰にでも鬱々とする日はあるものです・・・生理前だったり、なんだりで。

そんなとき クスクス、にやにやしたいときにおススメ。

しかし、すごいです

この本を見て笑わない人はなかなかいない… と思います。Let's Enjoyあやふや!という感じ。


イケアのお買い物&ぶつけた車その後

2012-01-05 18:49:11 | 住まいと暮らし
今日は仕事始めでした。 

■ 車

仕事の帰りに近所の整備工場に車をもって行きました。

「あれ~滑っちゃったの?あのラシーンが? スピード出てたの?」

やっぱりね~ 整備工のおじさんも原因はスピードという…(汗)

とりあえず大阪への600kmドライブはなんとかなりそうでしたが
ぶつかってへこんだバンパーだけでなく、あちこちに前後にスクイッシュされた
影響が出ていることが確認できました(T_T)。とりあえず、バンパーくらいで
済んでよかった。

地元の整備工場に車検を頼んだのはホントに正解だったなと去年の行動の中では
一番の選択だなと実感しています。だって、うちはタイヤ交換をしなくてはならない
のですが、タイヤを履くだけで○万円も取られていたところ、地元の整備工場へ
もっていったら、1タイヤ500円。比較にもなりません(笑)。

だからといって車検がものすごく高かったわけではないし…。

■ 1台目は中古車で

うちのラシーンは買ったときからすでに10年選手で古い車。

私たち夫婦は運転不慣れな上に運動神経のほうもイマイチときているので、
やっぱりこうした古い車に乗って正解だったなぁ…と(^^;)。

転勤族のお隣さんは、新車の黒いマーチだったのですが、早速車庫入れでこすっていましたし、
運転に不慣れな都会から来た人(私たちです)だと、車社会の人の運転マナーについていけず、
「もう 怖いから運転そのものしない!」なんてことにもなります。

何しろ、山梨ではなぜか右折優先ですからね… えっ?私直進で優先だよね?って思っていると
向こうからぶつかってきます… 先日はイケアに行って神奈川のフツーの運転マナーに
感動しました。

私たちもぶつけるつもりで運転しているわけではないのですが(汗)、まぁぶつける経験を
したくなくてもするだろう、という予想は、やっぱりかっこいい車に乗りたい!って
いう憧れや見栄?よりも断然、リアリティの面で上な価値観なのでした。 

やっぱり初心者は、ぶつかったときに多少は衝撃緩和してくれる鼻の長い車で、最初から
ボロっちいのに乗るに限りますよ。といっても、ラシーン、製造していないせいで品薄で
結構中古でも高いんですけどね。

■ イケアは、情報過多?

都会の生活は 情報過多 と言われています。 情報過多っていわれても都会の中にいるときは
肝心のほしい情報や欲しいモノは手に入らないため、どうかしら?なんて感じていました。 

しかし、こちらで情報を求めなければ与えられない世界を知ると、情報過多の状態がわかるように
なりました。

その情報過多っていう世界にどっぷり漬かるとどうなるか? どうも 選べなくなるのです。
先日イケアに3年ぶりくらいに行って思いました。

イケアは当初の目新しさも安さへの感動も落ち着き、もはや100円ショップで買い過ぎないように
気をつけるのと同じような買い物経験になっています。

精神力を要します(笑)がそれは、買うため、ではなく、買わないため。

100円ショップもですが、激安店というのは、できた当初は、あれも安い、これも安いとホクホク顔です。
つまりそこには満たされていなかった購買ニーズがあるからです。

しかし、ニーズは一巡すれば満たされてしまいます。いったん満たされたニーズは、高度化しますし、
100円ゆえの気安さで買っているとあっというまに1000円、2000円になり、モノはよくなく
壊れたりもします。結局安くない、ということに消費者は気がついてしまいます。

いわゆる安物買いの銭失いです。そこで100円ショップには目利きが必要に。安物買いの銭失いに
ならないために100円でもいいものとよくないものを見分ける目利きが必要になり、それだけでいくつかの
本ができるほどなのです。

ある意味、100円ショップの目利きは、安物買いの銭失い防止選手権、初段くらいの初級編です。

というのも100円のお品はモノとしての魅力そのものは乏しいので、100円なら十分 とか
失敗してもせいぜい100円、と割り切れるからです。たとえば1年に一回釘を打つくらいなら
100円のかなづちで十分、とかです。むしろいまや最安値が100円なのでこれ以上払いたくない
となります。

この”安物買いの銭失い的”側面で見るとイケアというのは、かなり難易度高いです。

つまり、あれもこれも結構魅力的。 そりゃそうです。一流のデザイナーがデザインしているのだし、
ディスプレイもカタログがあって、ショールームがあってと素敵に見せる工夫が随所に。

しかも…ここで出てくるのが情報過多です。

あの色もいいし、この色もいい、どれにしようか? → えーーん、わかんない。
このカントリーテイストもいいし、あのモダンテイストもいい、どれにしようか? → わかんない。

つまり、画家にとってはパレットには色が多く乗っていることが自由な表現を可能にする
素敵なことですが、普通の人にとってはあまりにどれも素敵そうなので、どれでもいいや、となります。

いや実は自分の家を素敵に見せるものがいいのですが、これが分からない。プロにとっては
ありがたい選択肢の多さが逆に選べなさにつながるんですよね。

これはなんだか生き方に似ています。あれもこれもいい。でも一つだけを選べない。けど
一つだけしか選べない。

これが情報過多な世界なんですね~。贅沢な世界に生きていますね。要するに、選り取りみどりすぎて選べない。

かといって選ばなかったら必要は満たされない。現代人のジレンマです。

■ イケアで買うといいもの

日本で主流のフラッシュの家具は中身 空ですから、軽いですが、イケアのは重い。これは
ちゃんとした製品だからです。

日本では何十万円もする婚礼家具や民芸家具の本物か、ホームセンターで買えるような安物の
フラッシュの家具かの両極端しかなく、質が良くて価格が普通の家具が長らくなかったです。

家具市場は縮小市場として有名でした。要するに、既存の家具メーカーが市場のニーズを
無視する怠慢が長らく支配していましたから、イケアがきてくれて日本の消費者は非常に
助かっていると思います。

が、イケアにも不得意分野はあるような?それは家具のサイズ。日本にはでかすぎるのが
多いです。サイズはシビアに。印象で飛びつくと失敗します。

後はキッチンツール系はイケアのはいまひとつな結果が多いです。何しろ海外の人って
あんまり料理しませんから、道具類はたくみの技が光る製品のほうが大量生産品より全体的に
成果が良いようです。

買うべき!はデザインも質も良い、照明類です。日本でかっこいい照明を買おうとすると
卸売りで業者向けなのでとっても高かったり、気軽に買えなかったりします。イケアの照明器具は
無印のより完成度が高いです。やっぱ伝統の差ですかね。

あとは布地はOKだけどカーテンは柄に要注意。柄あわせ、なんて繊細な技を駆使するのは
高級品が主流の日本だけなので平気で柄はズレています(笑)買うなら柄あわせが必要がない柄が
おススメです。

後はやっぱりベストセラーだったり、定番商品化したりしてイケアそのものが自信を持って
販売してる商品は、分野にかかわらず完成度が高かったりしますが、安い&大量に売りさばけば
なんとか採算取れそう、な品は安かろう、悪かろう、の傾向があります。実は安いことは
買う理由にはひとつもならないんですけどね…。安くないことが買えない理由になっても。
人は欲しいモノが安かったら買うけど、欲しくないものはどんなに安くても欲しいモノには
ならないので。

イケアでは買えないほど高いものはほとんどないので、買い物の正しい基準

必要か必要でないか、

だけで商品を選ぶべしです。その際複数の候補があれば、たとえばタオル何色がいいか、
など…とりあえず思いっきり冒険してみるのがおススメです。

なぜかというと、そもそも選べないのですから何を選んでも一緒という開き直りが
肝心なのと、安さのメリットは、失敗してもダメージが少ない、って点だからです。
同じ失敗するなら学びが多いほうが良いので、大失敗と小失敗では大失敗のほうが
よく学べます(笑)大失敗から学べば次回からは好きなものが分かります。

こういう価値判断で購入した結果、照明器具が新しくなってなかなか気分が良いです。
一番気に入っているのは、LED照明。

JANSJÖ クランプスポットライト, ブラック \ 1,490 

安いですよね~。


HomeSweetHomeを満喫する暮れ

2011-12-31 09:17:54 | 住まいと暮らし
今年の暮れは思いもがけず、”イエ”を満喫する日々となりました。

きっかけは100円ショップにある幾何学模様のガラスシートを目隠しに張ってみたこと。これが大正解。

我が家の窓から見えるバラックがちょうど良い具合に目に付かなくなりました。

ベランダにトレリスを設置したりと窓の外でガードするという案はいろいろ考えたのに、
窓そのものに何か張る、という案は何で思いつかなかったんでしょう(笑)? 

小さな発見。目隠しシートは ”見えないようにする”目隠しじゃなく、”見たくないものを見ない”
ためにも使えます(^^)

人間の目は手前に目に付くものがあるとそこに集中し、背後を単なる背景として処理するようです。

デザイン的にイマイチなもの…エアコンのホースとか、電気のコード、台所のスポンジなどいろいろ
ありますが、手前に視線をもってくる、というのは一つの手ですね。

これに気をよくした私は一気に模様替え熱が加速し、1日目はキッチンに天井までのワイヤーラックを設置し、
二日目は掃除&整頓に明け暮れ(多少アイディア切れに陥り)、3日目はリフレッシュとアイディアの
刺激にイケアに遠征したもののぐったりと疲れ(笑)、四日目はそれら買ってきたものの設置にトライアル&
エラーとおうち三昧の年越しでした。

なんだか持ち越し課題も新年に持ち越しているような?

■ 使い勝手を考えてから見た目を考える

   居心地の良いキッチン=かわいくて使いやすいキッチン

しかし、見た目は使いやすさと相反する!そこをどう落とすかが難しいのです…(疲)

   見た目 ⇔ 使いやすさ

モノがないキッチンが掃除しやすいに決まっていますが、掃除しやすいキッチンが使いやすいキッチンか?
というと違う。 必要なものがないと使いづらい。あまりにキチンとしまいこまれると取り出すのが大変。

優先順位としては

  必要なもの > 使いやすさ > 掃除しやすさ > 見た目のかわいさ

この順番に少しでも妥協が入ると…使いづらく結局使わなくなります(汗)

1.不要なものを捨てる
2.動線を考える
3.掃除しやすさを考える
4.見た目を良くする

1~4のサイクルを何回も回します。 私が今回発見したコツは

 ・毎日使うもの=見せる収納。は、奥行きの浅い棚に壁面収納の感覚でズラリと並べる。
 ・このズラリ収納は使い勝手では最強。ただし雑然としやすい。
 ・コンロ周りには何も置かない。ぶら下げてもいいが、ぶら下げる基準は、最低一日一回洗うかどうか。(油汚れ対策)


■ おススメ 台所照明の改造

我が家のキッチンは、キッチンの配置といい、採用されているキッチンの種類といい、ありきたりの
大衆的キッチン。いわゆる団地から派生した、作りつけキッチンです。 

要するにできるだけ安上がりに作ったらこうなりました、という大量生産型キッチン。
こういうのは生産側が安く作れるという都合だけで作られているため、実用的に見ても?な設計。

一番の不満が流し上の蛍光灯。流し元照明とか呼ばれてパナソニックから出ています。
パナソニックはいい会社だとは思うのですが、日本の標準家庭をダサくした功績(?笑)は
偉大なものがありますね。

このような蛍光灯、問題はその位置。

蛍光灯というのは太陽光に一番近く、消費電力も小さいので優れた明かりではありますが、
設置する位置には気を使う照明です。

手元照明 などの部分照明にするとそれなりに作業性の高い良い照明になると思うのですが、日本の場合、
蛍光灯ってのは、一室一灯の全体照明…これほど、美的要素に不向きな照明形態もないのではないか
と思います。で、流し照明はその延長線の発想にあるのです。 

海外のメーカーのキッチンを見るとつり戸棚は目の前の位置まで下げてありますが、なぜか日本では
吊り戸棚の位置が常に高すぎます。手を伸ばしたとき届かない位置にある収納はまったく意味がない。

その高すぎる棚下に設置した場合、蛍光灯の光は上から降り注ぐことになる… つまり目ん玉みたいな
一室一灯照明と同じ。

上から注ぐ蛍光灯の光というのはどんな美人も不美人に、どんなおいしそうなものもまずそうに見えます…なのに日本の台所ではデフォルト…(--;)

★改造その① 流し元照明の位置を下げる

照明は、ただネジでつり戸棚に止めてあるだけなので、まずは配線コードがどのくらい余裕が
あるか見ます。 うちははずしてみると、32センチありました。

つまり電気をいじらずに後32cmは下げれます。 我が家ではちょうど32cmになるような
木の枠を、幅60cm、高さ32センチでSPFで作りました。
その木枠を小さな棚として、つり戸棚にネジ止めし、その木枠に流し照明をつけると照明の
位置が変わり、それだけでも台所の作業性とインテリア性がアップします。


取り外したところ…


ちょうどに合う木枠で棚を作って…SPF。 100円ショップのガラスフィルムを張っています。これだけで
北欧度アップ。


元のネジ穴を生かして取り付け。 賃貸でも返すときに木枠を取り外せば問題ない。

配線が見えてしまうのは…どこのリモデル物件を見ても仕方がないようですので見て見ぬふりをしましょう(笑)
もとのダサいのよりマシです。 私は額などでちょうどよく隠してみました。


★改造その② 窓用のシートを張る

変なすかし織り風とか、和紙風ではなく、幾何学模様を選べば、多少はおしゃれな感じになります。
私は近所の100円ショップで見つけてきたのですが、なかなか良い雰囲気になりました。

このガラスフィルム、プラスチック面やガラス面なら何度でも剥がせ、剥がした後も残りません。

もっと大きな面積分を買って、台所の壁面パネルに張ってもいいなと今思案中です。

何しろ、台所パネルというのはどうしようもなくかっこ悪い…。今は柿渋で塗ったベニヤ板でとりあえず覆っているくらいです。


■ 収納の考え方

収納ってホント奥深いですよね。収納の考え方はまだまだ途中ですが、こんな風に分類してみました。

高さ × 扉のあるなし。扉があると汚れなくて良いし、すっきりして見えるのですが、扉を開ける分、
不便になり、見ないと忘れてしまって使わないものになったりもします。特に早く使い切りたいものは
見える場所に。

しかし、ミキサーなどたまにしか使わないものを扉のないところに収納してしまうと
いざ使いたいときに汚れていて、キレイにしてからしか使えないようなことにもなります。
そっちは扉のあるほうへ。

扉より優秀なのは引き出しです。引き出しのほうが数倍使い勝手が良い。引き出しであれば、毎日使う
汚したくないものを入れておくことも可能です。

         扉がない             扉がある

頭より上  軽いもの&使用頻度が高いもの    軽いもの、使用頻度が高くないもの
                        汚れてもらいたくないもの

腰~頭   使用頻度がもっとも高いもの     使用頻度が高いもの&見せたくないもの

腰より下  重いもの&使用頻度が高いもの    いわゆる冷暗所 
                        匂いもつきやすいので食品保存には向かない


 軽くて使用頻度が高い → お茶の葉&道具類 台所を使う半分はコーヒーや紅茶を入れる目的

 軽くて汚れを嫌うもの → 保存容器類、パーツ類、ベイキング道具、たこやき器など特殊な道具

 使用頻度が高いもの → 薬味・スパイス類、ボウル・ザルなどのキッチンツール類

 使用頻度が高いのに見せたくないもの → ボール、ザル、トレイ類

 重くて使用頻度が高いもの → 米など

 冷暗所 → 味噌など密閉性の保存食品


この分類で、しばらくやってみます☆


書斎作り 書斎はいかにあるべきか?

2011-09-29 14:32:59 | 住まいと暮らし
■ なんてったって 個の表現

最近、このテーマには意外にも関心をいただけることを発見しました!

なるほど!と膝を叩くおもしろい発見は、【自分の基地づくり】という発見でした。

そうか!わたしは基地作りだから、ツリーハウスを作りたがり、テントに泊まりたがり、寝室は自分のベッドなのか・・・(笑)
そしてツリーハウスはちゃんと葉っぱの陰に隠れるようなやつで無いとダメ、とか、テントは超軽量でなくちゃ、とかコダワリがあるわけね。
 
女性の場合は、”MY基地作り”にはそんなに興味がないと思うのですが、それは、おそらく、台所、キッチンという基地を文化的にまぁ無理やりというか、好き嫌いに関わらず持たされているからではないですかね。 

台所=女性の基地   書斎=男性の基地

女性=家庭という文化を考えると、書斎以外は大体主婦のカラーで染められているように思うので、書斎の重要性は個を反映する非常に重要なエリア、ということになりますね~!!なるほど~!!

そこで、ベストな書斎を発見するために何を考えたら良いか?色々と考えてみたいと思います。

頂いたポイントは

●背後に壁   → 配置
●前方に広がり →配置
●温度      → 配置
●湿度      → 配置
●日当たり    → 配置
●ワクワクする小物       → 収納
●机の整理 → 収納
●サブデスク → 収納
●椅子 → 過ごし方&体格

です。

■ まず自分のスタイルを自覚する

書斎に求めるのは、もちろん個の空間。その次にくるのは?

 そこで何をするか?

ではないでしょうかね。 というのも ザ・書斎 はその人にマッチしている必要があるからです。 万人に合う書斎がひとつあるわけでないので。 そこで考察のポイントは?と考えると・・・

《考察のポイント》
 ・どれくらいの時間そこに滞在するのか? (長時間vs短時間、毎日vs週末だけ) → 配置
 ・いつそこに滞在するのか? (昼だけ、夜だけ、24h) → 配置
 ・内省するのか、創造するのか?(リラックスするのか?集中するのか?) → 収納&過ごし方

■ 夜/昼 & 長時間vs短時間

昼にあまり書斎にいないのであれば、配置は壁付けでも構わないでしょう・・・夜はどうせ何も見えないし、自然光も考えないでいいので。考えるとすれば換気くらいです。逆に夜に窓に向けたデスクで明かりをともしていると虫が寄ってきて大変です(笑)

そこで こういうことになります。

          夜       昼
長時間座る人 → 壁付け△   壁付け×    
短時間座る人 → 壁付け◎   壁付け○

デスクの目の前に壁がある、というのは、少々発展性に欠ける配置であるだけでなく、目には決してよくないので、長時間座る予定であれば、デスクは壁付けを避けます。が、夜少し内省する時間をとるだけなら、壁つきで問題なし。

ちなみに夜座る人にはキャンドルがオススメです。キャンドルがあるだけで目が休まります。

■ 椅子・・・膝下の高さと骨盤

そう!椅子は大変重要です!! 腰痛の問題が(笑)。 

椅子で最大のポイントは、定番の リラックスできる背もたれつき社長椅子 が必ずしも良いとは限らないことです。
ずっしりと沈み込むソファでお食事できますか? 出来ないでしょう。でもお茶は飲めます。

つまり創造的作業をする向きには、ふかふか椅子は不向きです。背もたれも要りません。骨が当たって痛くないのであれば、硬い椅子が姿勢には良かったりもします。

長時間椅子に座る時の最大のポイントは 姿勢が維持できること。

姿勢が維持できるには、カラダに合っていることです。
腰を立てて座ることが出来るためには、足の裏がピッタリついて座れる座高が大事です。つまり、膝下の高さです。海外のトイレに行くとトイレが高くて困ります(^^;)。
 
座面高さは微妙でしっかり足裏がついても、1~2センチのことで腰が丸くなることもあります。低すぎるのは、クッションなどで調整できても高すぎるのは足の下に何か敷けば良いとは言え、ダサいので続きません。

《椅子選択のポイント》
膝下の高さ=椅子の座面高さの目安 
骨盤が立つ必要条件=膝が骨盤より下に位置する

しかし、書斎でやる主なる活動が映画鑑賞である場合・・・ふかふかリクライニングチェアの出番です。

■ リラクゼーション

腰痛には別の対策も。カラダは緊張もいればリラックスも必要。 疲れたときの解消法は何ですか?私はヨガします。

《疲れたとき》
・椅子に座りたい人 → 別にデラックスリクライニングふかふかチェアを設ける
・床に寝転がりたい人 → スペース確保
・仮眠したい人 → 簡易ベッドや長ソファ
・ヨガする人 → マットスペース
・・・etc

もちろん、散歩に出かけてしまう人はスペース要りません。 でも、書斎のデスク前以外にも気分よく座れるスポットや寝転ぶ場所があると気分が変わります。

■ 収納 見るか見えないか 自分の集中のスタイル次第

私にとっては台所は私のスペースでなくて公共エリア。 となると、見える化です。なぜなら誰にでも何がどこにあるか一目瞭然である必要があるからです。

《収納の考え方》
・公共スペース → 見える化    
・私的スペース → 整理された収納

 
書斎は何にも増して個人のスペース。つまり自分さえ分かればいい。だから見える収納か、かくしてしまうかは好みでOK。

好みを見つけるには、自分が集中したいときどうしているか?を振り返ります。

昔、受験勉強の頃ですが、集中して勉強する際には、教科書と参考書だけを揃えて、キッチンの大きなテーブルの上から一切のモノを退け、トイレにも行かずに済むようトイレを済ませ、水筒にお茶を淹れ、お腹が空いた時のためにおにぎりを用意して挑んでいました。もちろん、部屋には誰も入ってきません。

右手の側に教科書を積み上げすんだら左に移動。テーブル上には何も置かない。 

個人で色々な方法があると思いますが、私に合っていたのはこういう方法で、一番重要だったのは

テーブルの上には何も置かないこと。 

机はただの整理場で、現場はテーブル。これが究極に私には集中できる方法でした。図書館に行くと勉強がはかどる人も同じだと思います。

集中した状況をひとつの理想として、書斎の方向性を決めます。普段は究極に集中しなくても、集中したくなったら、さっとその環境が実現できる。私タイプの人はできるだけモノは、見せる収納エリアを死角に置き、見えるところは白紙がいいです。

ただ私の夫は、集中するのにスペースクリアリングは必要ないようで、何もない白い紙のようなスペースを愛する私とは方角が反対です。 

彼は、ごちゃごちゃした中に少しのスキマを見つけて、そこで集中できるのではないかと思います。そういう人は逆にごちゃごちゃが少しも無いと少しのスキマ、が見つけられないわけで、スキマ好きには広い机は向かないかも?です。

彼はミクロの宇宙系、私は無限の可能性系 なのですね。
よく伝統工芸の人間国宝の人の仕事場なんかも整理されている人と驚くほどカオスな人がいます。

■ クラッター解消はマイペース

ただ同じカオスでも・・・。編集者のデスクは大抵混乱しています。というのは、隠すと忘れるからですね(笑)
 
つまり、ちょっと今すぐどうこうというわけではないが、覚えておきたいことが一杯あるとそうなります。
しかし、クラッターと呼ばれる雑然としたモノの集合体は積み上がるごとに”見えなくなる”(=風化)するので、備忘の意味がなくなります。

入れたものは出さないと溜まり続ける一方というワケで、クラッター専用の場所(一時保管所)を作る必要があります。つまりこれはパソコンのメモリと同じです。
サイドデスクがこの役目ですね。 なのでサイドデスクを置くスペースがなければ、A4サイズ書類箱でも、本棚の一部を充ててもOKです。

下から上に積み上げていっても、左にから右に積み上げていっても好みですが、結局時系列に積み上がります。

定期的に解消しても、好きなタイミングで解消しても良いと思うのですが、どの程度の量溜まるかで必要なスペース量が決まります。
入ってくる情報量が多い人は早くクラッターが溜まるし、少ない人は溜まるペースが遅いし、毎週解消する人と月1の人でも違います。 これはマイペースしかありません。

私の場合、季節の変わり目に解消されるようです。自分のタイミングがまだない人は、最初に総量規制を試します。
この箱一杯になったら整理する、などがオススメです。 それで溜まるタイミングが早すぎると思ったらスペースを増やします。 必要な情報が風化しすぎると感じたら、タイミングを見直して総量は減らします。

■ 拡張ハードディスク?

サイドデスクはズラッと広げて資料整理したい場合のデスク延長にもなりますが、多分この用途には面積が足りない!!

ちょっとした物置(拡張ハードデスク)のつもりだと、単なるガラクタ入れに落ち着く公算が大きいパーツです。

私はサイドディスクは不要派で、持ち腐れ状態です。今は単なるプリンター置きになってしまいました(汗)。

拡張スペースで整理したいときはダブルベッドの上が一番です。

引き出しが欲しくなるのですが、引き出しとしては、会社の引き出しを活用できている人以外は、小学校の時のような薄くて広い引き出しが一段あるだけのデスクが一番です。 
書類は意外に重いのでキングファイルなどにファイリングして横収納しても、じきに持ち上げるのが嫌になります。 

個人の書斎でのファイリング真面目すぎないのがポイントな気がします。昨今情報管理にはパソコンやネットがあるし、二度とめぐり合わない貴重な情報というのは少なく、そんなに貴重なら覚えているし、ファイルしても大きな分量にはならない、というワケです。スクラップブック的なものは、あまり大量に持つ必要が限りなく小さくなってきました。

ここでは未消化の情報を作らないという考え方が必要なのではないですかね・・・
ちなみにカラダは未消化物が溜まると病気になるといいます。

■ モノの分量・・・集中とリラックス

(目に入るモノの量が少なければ少ないほど集中できる) vs (目に入っても好きなものばかりならばご満悦状態になれる)

というワケで、どれくらい見せるか?は 個人の嗜好とリラックスvs集中のバランスによります。人目にはゴミゴミしていてもそれが好きならいいわけです。 ここで収納についてまとめると・・・

《見える収納 vs 隠す収納》

       リラックス   vs  集中
公共スペース  見せる収納    ラベリング&分類(収納テク) 
私的スペース  見える収納    隠す&見せる収納


モノというのは、見えない場所にしまいこむと使われない、というまるで知識と同じような性質があります。

仕舞い場所を人と共有するとラベリングや分類の手間が必要となるのは図書館がいい例ですね。

書斎といえば、本、ということで、本をどこに置くか?ですが・・・

A.本の家と現場を分けたい人 → 日光の当たらない部屋に集中管理する書庫を造る (寝室など)
B.そうすると何を持っていたか忘れてしまって、また同じ本を買ってしまう人 → 書斎と書庫は同じ
C.スペースの限界がある → 上記A、Bの折衷

私の場合、一軍と二軍があります。1軍は今関心があること、2軍は愛蔵本。その2軍は別のところに一軍は身近に置いておきます。 ただし2軍も悲しきカナ忘れてしまうので、たまに本を整理すると、こんなに良い本を持っていたのか!と読みふけってしまうことがあります(笑)。 

レファレンス類は絶対近くでないと引かなくなります。

■ 本の居場所

最近、ヨガを教えるようになりました。ヨガを学んで思うのは、東洋の学問はすべてメタファーであるということです。
例えば、風水では後ろに山が控えている立地を後ろ盾があると言って重視します。 

で、書斎に本を置く場合を、本の位置は、自分の背後&左右のどこかですぐ手に取れる場所が一軍の本置き場です。

知識に支えられ、目の前は開け、無限の可能性に向かう、というメタファーです(^^)。下と上は手が届かないので埃まみれ(使われない知識)となります。

背後に置く場合、あまり本棚の背が高いと頭の上に落ちてきそう、と不安になります。目安は座っている頭に当たるかどうか。だからこれも個人差ありますね。

あまり奥行きがあると狭くなりますから、奥行きの薄い本棚がほしいのですが、これがあまり売っていません。 本棚は手づくりが一番いいのかもと思います。
清く正しい本棚の作り方で作るのがいいように思うのですが、悲しきカナ賃貸のため
まだ手を出していませんが、台所にはこんなの作りました。



ちなみにココにはすごい本棚が集まっています。こんな本棚ほしいなー  

空間が広いと制限がなくていいですよね~。

■ ワクワクする小物

忘れていました…ワクワクする小物かぁ。 私は絵や写真ですね。小物というのは
際限なく増えて行きます。マイベストがあればそれがいいのですが、小物というより
ディスプレイという風に考えれば、これは創造性を発するちょっとした場、
床の間的な部分かもしれません。

個性という意味づけなら・・・多分部屋は勝手に個性的になるので、必要ないと言えば
必要ありません。

部屋の雰囲気を決める、という意味で、オススメなのは、カーテン&照明です。
カーテンというより窓、開口部の扱い方、かな。英語ではウィンドウトリートメントといいます。

この二つには結構エネルギーを注ぐと部屋は一変します。というのも占有面積が大きいからです。

■ まとめ

・座っていて快適な位置に座る
・快適環境は変化要因が多い
・ベスト椅子は体格による
・収納は、集中とリラックスのバランス
・クラッター置きはメモリスペース
・本棚はHDD 
・本棚は手づくりが一番
・窓、照明は結構ポイント

20年以上着ているカーディガンを繕いました♪

2010-12-17 07:08:50 | 住まいと暮らし

このカーディガンは実は中学生の頃から着ているのです。当時、おそらく3万円くらいは
した、母親からのお下がり。母もこれを来て、うっかり寝てしまい、毛玉ができたからこそ
私に下がってきたわけで、当時から既に古着なのですが(^^;)、着だして20年・・・
まだ、もつメリノウールはエライ!

これがなぜ生き延びたかというと、暖かいんです。しかし、さすがに去年、袖が擦り切れ、かわいそうな有様になっていました。

 

実は去年、これをプロに修理に出そうと、価格の見積もりを取ったのですが、なんと3万円以上!
新品が買える! 最近は手編みのセーターも安くなりました。20年前より安く、約半額の1.5万円くらいで、なかなかGoodなデザインのものも見かけたのですが・・・私は寝る前のパジャマの上に着るウエアとして欲しいので(笑) その用途にかける価格にしてはかけすぎではないか?と購入を躊躇していました。

そうこうしているうちに1年が過ぎ・・・ いい加減捨てるか、生かすか、考えなくては・・・と
嘆息していた頃、出会った本が

『繕いノート』 勝屋 まゆみ

この最初に靴下を補強した例が出るのですが、同じ手法でセーターを繕いました。

毛糸は100円ショップで買ったウール。何種類か混ぜてみました。袖が少々重くなりましたが、なんだかいい表情に仕上がったような・・・満足♪

繕いの方法は実に簡単で、穴が空いた箇所に

①ランニングステッチで穴部分に下地として引っかかる場所を作る

②その上にチェーンステッチでぐるぐると丸を描く、全体に覆えるまで大きくする

コレはポイントは毛糸On毛糸ってところです。毛糸で編んであるものに、毛糸で刺繍するのが、目からウロコなポイント!

 


キッチンと収納の考察

2010-05-12 08:30:32 | 住まいと暮らし
キッチンの収納、オープンにすべきかクローズドにすべきか・・・
見せる収納が便利なのは知っているけれど、散らかって見えるし・・・
と、悩んでしまいます。

完全オープンのアイランドも上がごちゃついていれば、ステキさも台無し。

キッチンはどう選べばいいのか?どんなキッチンがどんな人にあっているのか?


■ キッチンは換気第一!

キッチンに換気が大切なのは、置いてあるモノの汚れのメインは油煙による
べったり汚れだからです。 グラスも油煙で曇るだけで不潔感タップリ・・・。
水場だから水も使いますが、水の汚れは制御可能。空気に混じった油ほど
とるのがめんどくさい汚れもありません・・・。

換気が悪いキッチン → 仕舞う収納。 
換気が良いキッチン → 見せる収納可。

換気が悪いキッチンで見せる収納をしていると置いていあるものを定期的に
拭かなくてはいけなくなります。油煙の影響は甚大で、すぐにうっすら汚れた
ような感じに・・・ こうした油煙でついたうっすら汚れは重曹を振りかけて取るのが
一番ですが、毎週なんてやってられません。

換気が悪いキッチンでは仕舞う収納を選ぶほうがドアを拭くだけで良いのでシンプルです。

今甲府の家ではあらゆるものを拭いています・・・(ーー;)

■ オープンかクローズか?

料理をパフォーマンス化したい人 → オープン
料理を専門化したい人 → クローズド

オープンキッチンだと人との会話が弾みます♪ キッチンに用がない人はいない。
アメリカでは家族が集まる場所=キッチン、という感じでした。
なのでキッチンが家の中心にある、というレイアウトも楽しいでしょう。

でも家の真ん中に、オープンキッチンがしかもアイランドであるとなると困るのは
換気・・・強力な換気扇は必需品ですね。

一方、料理をするとき自分の世界に浸りたい、料理していると癒される、という
料理好きは、クローズドキッチンで一人部屋化すると充実できそうです。
となりに洗濯機付の家事室をもうけると完璧♪

できた料理は、じゃーん!とダイニングへ運んでみんなを驚かせます。

■ アイランドか壁付けか?

壁付けのキッチンがほとんどだと思いますが、壁付けの良い点は
つるす収納ができることです。

しかし、つるす収納をするには、換気が良いキッチンである必要がまずあります。 
実際、換気が悪いキッチンで、つるして収納されていたお玉を使おうとすると、
まず最初に洗ってから・・・、なんてことになってしまいます(^^;)。

ですから、壁付けキッチンで換気が悪い場合はつるす収納はなしですね・・・
ふき取りやすい壁であるのが第一の条件・・・

そういう風に消去法でいくと、アイランドキッチンというのは空気が拡散するので
かなり換気が良くないと作れないキッチンである上、収納は量の上で不利!

つるすための壁がないので、壁を利用した立体的な収納はできない割りに
キッチンは奥行きがある(70cmが標準)なので、使いにくい下部収納・・・。

というわけでツールを絞り込んだり、別にパントリーを用意する必要があります。

でもわたしはそれでもオープンのアイランドキッチンが現代生活に一番
マッチしたキッチンではないかと思います。 

というのは、主婦のメインの家事貢献は食事作り・・・その舞台裏を表舞台へ変える
のがアイランドキッチン。日々の家事のメインの作業が注目を集めるだけで
どれだけ主婦がうれしくなるでしょう!

料理が嫌いな人ほどアイランドを試してみれば、お茶を入れるだけで人が
集まってきてくれてうれしい♪ということが分かるはずです。

※ちなみにウチはクローズドなので、夫はキッチンに寄り付かず(狭いので)
お茶を入れると自分のところまで持ってきてもらうのを待っています・・・(汗)