ブラックバレリーナ

2015-07-02 10:58:25 | バレエを習っています

最近、黒人のバレリーナが終に誕生した。

私は長いことバレエを習ってきたのだが、バレエが好きだという気持ちのどこかに西洋文化に対する憧れがあるのか?ないのか?もう自分でも全然分からない。

西洋かぶれだと言われても、小さいころからパンを食べているし、コーヒーだって日本の物ではない。ありとあらゆる面で西洋化された後に生まれてきたから、何が日本で何が西洋か?そんなことは考えずに全部を受け入れて育った。きっとアメリカの黒人も同じだろう。おっと最近では黒人と言う言葉は差別用語とされている。差別意識がないのに差別用語とするのが、差別の始まりのように思われるが、最近はブラックアメリカンはダメで、アフロアメリカンと言う。しかし、これには事情があって、黒人さんの中でも、色白で、ほとんど東洋人くらいの人もいるがそういう人をブラックと言うと違和感があるからだ。それでアフロアメリカン、ジャパニーズアメリカンなら意味が通る。

日本の国技、お相撲も、今ではすっかりモンゴルの国技みたいになってしまった。が、大事な精神は守られていると思う。

同じことがバレエにも起きていれば、それでもいいのではないか?と思う。

バレエは西洋の、白人の、文化だ。アラビア人など異国の姫や奴隷として描かれていても、誰も何も反論しない。おとぎの国の話はメタファーで、史実に即している訳でも、現実に即しないといけない訳でもない。が、人々のものの見方を反映していないとは言えない。昔から姫も王子も、奴隷も魔法使いも妖精も娼婦も兵隊もいたのだ。

けれどもブラックな白鳥、オデットはありえないわけで、見ていても違和感があった。それでたまたま、反対派のひとにとっては、そこは最後の牙城となっていた。私自身も、オデットを見るとき、西洋人のオデットのほうが好きだ。日本人のオデットの場合は、圧倒的な演技力で、オデットらしからぬ容姿を補って、説得力を高めている。オデットがオデットたる理由は白鳥であるということなのだから、当然だと思う。

日本人だって外国人が日本人の役を演じていていれば意義を申し立てるだろう。たとえば、しどけない着方の着物を見ると私などは直したくなる。ましてや、それが丸で日本人らしくないそぶりであれば、ガッカリを通り越して、違う!と嫌悪感さえ覚えるだろう。着物を着るということは着ているだけでなく、良いマナー、立居振舞などすべてを含むのだ。

バレエは文化であり、日本文化に外国人が相いれない(というか無知)と同じことなので、入れてもらう側が、その文化の真髄を吸収する努力をするのが当然だと思う。お相撲だって、みなちゃんこを食べているわけなのだから。

ブラックスワンと言う役がある。ブラックスワンは一方で個性が強い役とされていて、バレエの世界の最高のヒエラルキー、プリマとはまた違う…。ちょっとキャラクターな役だ。しかし、超絶技巧で凄い役には違いない。そういう役で、実力を発揮する人もいる。

ただし、プリマとは違う。ただ、その違いを、1番ではないとみるか、単なる相違とみるかはもののの味方の差だ。オデットをやる人がオデールをやれるかというとできない場合も多いだろうし、質の差であって、実力の差ではないということももちろんできる。

私はこのように思っていたので、運悪く白人が作り上げてきた文化の中で、自分の肌の色をハンデに持ちながら、踊り続けたいと思う人たちは、その文化の王道ではなく、派生形、例えば、日本人なら日本人にしかできないオリジナルのバレエを作り上げたらいいのではないか?と思っていた。

例えば、日本人の動きはきめが細かく、正確で、コールドを見ると外国のバレエ団のコールドは、名だたるバレエ団であっても、バラバラだったりもする。(特にアメリカ系)。日本人のバレリーナはパッと目立つ強い個性の個性派は少ない。でも、正確なパに年をとっても愛らしさを失わないという特徴がある。

コンテンポラリーダンスの分野では、日本の男性は大活躍で、体格の小さささえも個性となっている。すべて、実力で稼ぎ取っている地位だと言うのが凄いことだ。

そうした動きはアフロアメリカンのバレエにあったのか、なかったのか、このところ、バレエ界にはとんと疎くなってしまって、あまり動きに追従していなかったので知らない。

でも、このニュースの扱い方で行くと、どちらかというと、アメリカの大統領に終に黒人が出た!と言うことに近い気がした。つまり、黒人VS白人、という古いマインドセットで、終に白人を黒人が凌駕する時代が来た、という感じに書かれている気がした。 〇〇VS〇〇という二項対立は分かりやすいが、全然現実を正確に表してはいない。

そういう意味では、この黒人女性が試されるのは今からだ。バレエの伝統にどのような価値を追加できるのか?それは、東洋人である吉田都さんがロイヤルに何をもたらせたか?というのと同じであるべきだ。

間違っても、盛り上がったふくらはぎは美しい、ではない。バレエの伝統的な価値観では盛り上がった筋肉は醜いものとされているのだから・・・。

伝統の継承に人種は関係ないと思う、文化の継承もその文化を愛している人こそすべきだ。しかし、文化の否定と言うのは、オーソドックスではなく、カウンターカルチャーでやるべきで、今までカウンターカルチャーにおいては、伝統的に否定されてきた、個性の強い人々、男性、異国の人々が多くの実績を残してきた。

その領域にとどまらず、終に王道にも、実績を残せるバレリーナが出たのだ・・・と言うことで、今後がどのようなバレエの伝統を継承して行ってくれるのか、期待される。一人のバレエファンとして、間違ってもバレエの否定でないことを願う。

 

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衝撃映像から考える 筋肉と美

2013-10-19 12:13:41 | バレエを習っています

■ 衝撃映像

少し前にFBで回ってきた画像なのですが、あまりの衝撃に勝手にローカルにダウンロードしてしまいました。

いやスゴイ映像。

ヘラクレスみたいな筋肉隆々の男性が、チュチュをまとって5番のポイントで立っているだけなのですが・・・まぁ上半身はともかく、きちんと5番に入っているのがすごい!なおかつうらやましすぎる甲の美しさ。男性は頼まなくても甲高の人が多いです。

■ バレエの美

バレエは美的ストライクゾーンのすごく狭い世界で、美しさが規定されています。

お顔の美醜は関係なく、全身バランス。頭が小さいこと、首が長いこと、肩は広すぎず狭すぎず、いかり肩はNG、肩甲骨は柔らかく、腕は細く長く、ウエストは細く、そして背骨はまっすぐで、骨盤は閉まり、お尻は小さく、足は長く、特に太ももの肥大は嫌われ、脛から下が長く、まっすぐの足がよく、O脚はNG、反り返った半張膝はむしろ歓迎、足首は細く、足の甲は高く、足の大きさが脚の長さに比して大きいほうが良い、身長は男性ダンサーとの釣り合いがとれるよう160cm代が良い(トウシューズを履くと背が20cmは高くなるので・・・)。

・・・とまぁそんな感じです。もちろん針のように細いのが良いのです。(があんまり細いと回転技で不利) 

この映像に感動した理由は、この映像の男性がバレエの美を踏襲しているから。こんな筋骨隆々の男性でも、腰から下はまるでオデットではないですか! 

うーん、人間の体型において、男性性、女性性、というのはその大部分は本質的なものではなく、文化的な後付であるのだ!とまるで声にしないで発言しているかのようです。

試しに白黒にしてみたら、上半身の、それも腕の太さ、肩のたくましさこそ男性のものですが、その2点を除けば、肋骨から下、首から上、ぜんぜんオデット!男性らしさは上腕に宿る?

そして2点目に感動したのは、この美しいスカルプト(Sculped:彫像された)ボディ! 

筋肉隆々になることを嫌う女性は多いですが、実際女性は筋肉隆々になろうとしても、なかなかなれないものです。以前、ボディビルディングで有名なゴールドジムに行っていたくらいだから知っています・・・筋肉をつけるのは普通の人にもできるのですが、筋肉を見せるのは減量との戦いです。体脂肪が低くないと筋肉を見せることはできないのです・・・そして体脂肪って下げるのとっても大変ですよね(笑)?この男性のここまで筋肉を見せているのはすごいと思いました。

しかし、これだけマッチョでも5番ポイントでオデット完成とは…バレエのポーズってすごい・・でもまぁコレ、腰に手を当てているのは、さすがにアンオーは様にならなかったんでしょうねぇ・・・

肩を下ろして腕を頭上に挙げるのは、肩の柔軟性が必要で、男性は特に苦手です。肩の柔軟性は、男性は女性に比して著しく劣る分野です。たぶんそれは何かというと、筋肉量のせいなんですよね。

一般的な傾向として、筋肉量と柔軟性は反比例です。 

たとえば、ヨガ、60代の方がすぐ上手になったりします。それはなぜかと言うと関節周りに筋肉が減って制限するものが無くなっただけだったりします。逆にやってもやっても柔軟性が上がらないと感じるのは、壮年期の男性。筋肉量が多いのです。なので柔軟性が上がらないとがっかりする必要はありません、単純に筋肉量が多いだけなのですから。

逆に言うと、柔軟性がある女性は、筋肉量が不足しているので、ポーズを取れても維持ができません。特に背筋、腹筋は筋肉量が減りやすいです。背筋なんかは特にですね。老化が正直に現れます。かくいう私も後屈では柔軟性が落ちてきました・・・これはもしかして歩荷散歩の副作用化もしれないのですが・・・(汗)

柔軟性と筋肉量は共存が難しいです。

しかし、そう考えると、長い時間ポーズを維持する、というのは、柔軟性にとっても筋肉量のUPや維持にとってもメリット大ですね。(ただ間違った使い方でポーズ維持すると醜い筋肉が発達しますが・・・)

私は今でも歯磨きの時は片足立ち。一日一回はアティチュードしています。(ホントはアラベスクするべきですけど・・・妥協…笑)

 

 

 


バレエ 『マノン』

2012-07-01 22:13:53 | バレエを習っています
今日は新国立でバレエ『マノン』を見てきました♪

結論:

1.マノン役の小野さんの美少女っぷりとすばらしい踊り。だたあまりにも純真すぎて、”ファムファタル”?
2.デ・グリュー!! もっと苦悶しろ~!説得力が無い~ 君はリフトする役じゃないぞ~!

でした。今日はプリマの素養がある若いダンサーの存在に日本のバレエの未来を見ましたが、デグリューがもう少し説得力があればもっと物語りに深みと説得力があったのに…。アレではただ男に弄ばれて死んだ美少女…。

知らない人のためにお話をかいつまむと…マノンという美しい少女がいます。デグリューという青年が
マノンと恋に落ちる。一方で兄がマノンの美しさに目がくらんでいる金持ちのスケベオヤジに気がつき、これ
幸いに妾にマノンを差し出します。兄に売られるマノン…。マノンはお金持ちの財布を奪い、デグリューと家出。
しかし彼の留守に兄が来て贅沢な品でマノンを説得してしまいます。バカで世間知らずなマノンは、贅沢な品に
ほだされ、マンマと売春宿の目玉商品になってしまうのです。そこは18世紀の売春の館。女主人が取り仕切る。
マノンは男達からちやほやされ、ベテラン娼婦を差し置いて一躍スターダム。らんちきパーティに浮かれるマノン。
そこへデグリューが助けに来ます。が、マノンは欲を出し、もうちょっとカネを取ってから、といいます。
2人でお金持ちのカネを巻き上げようとするも、インチキがばれ、どたばたの末、パーティはお開きに。
兄は殺され、マノンは売春容疑でアメリカに島流しの憂き目に会います。ここまではありがちな若気の至りの
過ちです。デグリューはマノンを追ってアメリカまで追いかけます。そこで見たのは、マノンの美しさに目をつけた
いやらしい看守に漬け込まれ陵辱されるマノン。怒り狂ったデグリューは看守を殺してしまう…。
どうしようっ!と2人は手に手を取り森に逃げ、やっと愛を確かめ合うも…逃亡先で息絶えるマノン…最後はデグリューの腕の中で死ぬ…。

以上、なのですが、デイビッド・ビントレーさんの演出はこれ以上分かりやすくできないくらい、あからさまでした。
18歳未満は禁止のバレエ。

この、人生の破滅に向かわざるを得ない、という必然性が…弱い。うーん、マノンは良かった。これ以上どう良くするのかわからないくらいマノンは踊りこまれてステキだったのですが、デグリュー… 心理表現が…特に最後が…もっと
大げさに嘆きに嘆きまくれ~!と思いました。ごめんね、デグリュー役の人。だってさっぱりしてるんだもん。

本来は、逃亡の中で”真実の愛に目覚めて”死ぬはずなのに…デグリューの嘆きとそれよりなにより悔恨が
足りないから、あーあ死んじゃった的な感じで、厚みが無く…アレではタダのおバカな美少女がチヤホヤされ
弄ばれた挙句、弱弱しく死んでしまっただけになってしまう…。かなりもったいない結論でした。

もっとファムファタルというか、マノンの足元にひれ伏すだけでもいいと言って大枚はたくお金持ち多数、みたいな
話の展開にしてくれないと、ただ体を売って贅沢を選んだ女の当然の末路みたいになってしまいます…

ただ、日本のバレエは本当にレベルが高騰して、ダンサーの体格も外国並み、ダンサーの体癖も外国人的で
日本人の独特の生々しさ、なまめかしさ、浪花節っぽいところがどんどんなくなっているのが見て取れました。

テクニックは完璧だし… 衣装も質がよく、舞台装置も美しく、セットの入れ替えもまるで気配が感じれずプロ!
そのすばらしいレベル高騰振りは…舞台としての完成度は確実に高まった。昔を知っているだけに感動です。

男性ダンサーはいわゆる古典バレエではどうしても女性プリマのサポート的ですが、なんとかもっと感情表現
演技力で厚みがあればいいのにと思いました。日本の人はやっぱり奥ゆかしいので…もっと大げさでないと
伝わってこない。 古典でも男性頑張れです。コンテは男性いいのにね。やっぱり日本の男性ももっとナルシストにならないと…

マノンって、マノンという少女が主役じゃなくて、デグリューの独白がベースなので、美少女に翻弄され、破滅の
人生を送ったデグリューだって主役なんですが…

とりあえず、でもとても楽しめました☆


久しぶりのコンテ

2012-04-22 18:33:40 | バレエを習っています
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■ コンテ
昨日は久しぶりにコンテの舞台を見てきました☆

新国立劇場に1時半について当日券を求めると、最後の一枚でした…(汗)

でもA席。 平山素子さんの作品を見るのは初めてでしたが、3つの演目のうち
一つ目はちょっとメリハリがないというか、バレエで銀という物質を表現するのは
題材そのものが難しいというか、なんというか無機質なものはなかなか身体表現に
向かない気がしました… テンポの切り替えが少ないのと、ダンサーがグループに
分かれて踊るので、どこを見るべきかフォーカスがないため…眠くなってしまいました(><)

二作目 「Butterfuly」 は、やっぱりステキな本島さん出演。もともとが好きなダンサーの
ため(笑) 眠くならずに見ることが出来ました。

そして3作目の「兵士」は とてもおもしろかったです。これはおめめパッチリ(笑)

やはりバレエは人間の心理描写に優れている芸術ではないかと思います。

この作品は兵士の心の葛藤を描いたものですが、一人の悪魔、一人のプリンセス、
そして3人の道化が出てきます。 さまざまな解釈が可能だと思いましたが、
私は悪魔が人の心のネガティブな部分、道化が楽しく陽気なポジティブな部分、
そしてプリンセスが高貴で崇高な部分だと思えました。

このプリンセス・・・女性の衣装だけど、かなり大柄ながっちり体型の男性が踊っていたのです。
このプリンセスには衝撃を受けました。何がって女性らしい動きが・・女形と
同じでしぐさが女性らしさなのだと分かりました

最後に兵士が気を取り直してバイオリンを弾こうとすると、壊れてバラバラになってしまう…

やりたいことはやれるときにやらないと時機を待っていてはいけないのだ…そんなメッセージに
感じられました。

それにしても、コンテなのに、満員。客層はあまり若い人はみませんでしたが、インテリ風の
おじさんが結構多かった。普通バレエは女性ばかりです。

それにしても日本のダンサーも進化しました☆

バレエからアシュタンガへ

2012-03-15 09:28:37 | バレエを習っています
■ アシュタンガ

昨日はUTLへ。

わたしはいつも誰の何のレッスンに出るか決めないで行く。

ただ時間が空いたときに、何かのついでがあるときに、ふらっとUTLへ行き
そこでやっているレッスンをとることにしている。

で行ったら、アシュタンガだった。 

アシュタンガはケン先生のを含め、3回目でしかなかったけれど、入門のレッドクラスで
なんとかなった。ほっ。女性の先生は初めてだった。ざっくばらんな感じ。

マキノ先生というらしい。あまり来れない旨伝えると、なんと4月に甲府に来るのだという。
それはというので喜んだ。

アシュタンガしながら、私がやりたいのはヨガであってバレエではないのだと直感した。

というか本当は前から答えが出ていたのに、やっぱりというか、そもそもバレエが好きなので
どうしてもバレエには心が惹かれるし、習っている先生が可哀想だというものあった。
私は長女なので義理堅い性格なのだ。

けれどもそのレッスンでは、股関節の痛みは増すばかりでちっとも良くならない。体力は
つく?というか筋肉痛は、山なんかと比べ物にならないくらい(笑)激しいのだけれど、
それが成長期を過ぎた大人の体に必要なことなのかどうか…?レッスンの後はちょっと
何もする気になれないほどなのだ。 

それにレッスン料が問題だった。月4回で1万円。
3回になっても1万円。2500円~3300円で、汚れた寂しいスタジオ。他の設備もない。

東京にいれば、現役のバックダンサーだったり、東京バレエ団で踊っているダンサーに
月1万円程度で教えてもらえ、週に何回出ても金額は変わらない。なら、つらくて激しい
レッスンを週に1回受けるより、体力的には易しいレッスンを週に4回のほうが良い。
高山に一回無理して登るより、毎日低山に登っていたほうがよいのと同じだ。

ペントハウスのスタジオにシャワーブース、他のマシーントレーニングが出来る上、
レッスン内容も多彩でポアントワークあり、バリエーションありという環境だ。それと
くらべると可哀想だが遜色はハッキリしている。上達がついてくればだれど、得たのは
上達ではなく痛みだ。

そういうわけで、バレエのレッスンには精神的代償がついて回っていた。感じなくてもいい
「なんとかしなくては」感がついて回る。なんとかしなくてはいけないのはわたしではなく
主催者のほうなのに。

しかし、ヨガでまたアシュタンガに出会った。今度の先生にはとてもしっくりきた。

だからたぶん…私はバレエを卒業したのだろう。 とはいえ、今ある知識の大部分はバレエで
得たもので、例えば今、山を歩くときにキックステップを使う練習に取り組んでいるのだが、
のぼりのキックステップはポアントワークに近いと思う。要するにつま先立ち。

だからたぶん、私がバレエで必要としていた正しい重心、アプロンは、お稽古場ではなくて
山で得られると神様が判断したんだろう。

現に私はポアントを再開しようかと思っている。というのも、ヨガでタダサナ(山のポーズ)
を見直したところ、なんと重心が変わってきたのである。脚の形も。なら今履けばいいのかも。

先日は山を歩いて、驚くことにハムスが一番凝っていた。通常の人は筋肉痛といえばクアド(大腿四頭筋)のハズなのに。つまり私は内転筋を使って立つこと、をマスターしつつあったのだ。

だから、帰ったらパールシュボッターナサナが無性にやりたかった。それも後ろ足を内転させて。
このポーズはなぞが多いポーズで、アヌサラのジョンのWSでやったのだけど、いまひとつ
彼がいう「このポーズは世界を救う」わけが分からなかった。今は自分の内転筋を伸ばすのに
一番使っている。

というわけでわたしには、成長というものは、まっすぐな直線ではなく、紆余曲折した形で
訪れるもののようだ。 何かをマスターするのに一つだけの方法しかないというわけではない。
色々な方法を試していい。というか誰でもそうに違いないだと思うのだけど。

色々悩んだけれど、結局は神様がこっちにおいでと言うほうに行くしかないんだよなぁ。

どうするべきかはやはり色々な出来事が教えてくれるものだ。


私はバレエを捨てたのか? 

2011-10-01 21:35:20 | バレエを習っています
■ 自分自身が楽しんでいないことは教えられない 

お客様に伝えるヨガ・・・最近ふと、私はお客様に何を伝えたらいいか考えて悩んでしまいます。

痩せたい、肩こりを治したい、腰痛をよくしたい、キレイになりたい・・・ 正直、私それらみんな興味がないんです・・・(ゴメン!)

まったく興味がないかというとウソですが、正直にいうと、全然切実な問題じゃないんです。

うーん、そういう問題をクリアしてしまったとはいえませんが、肩は使えば凝るのが当然だし、筋肉痛は酷使の証。

当然。 

だから、凝ったらほぐせばいいや、というくらいのことなんですね。

■ あなたはあなたのままでいい

キレイを目指すってのも・・・うーん。 そもそも、女の人ってみんな何もしなくても何かしらキレイですよね?

私は特別キレイでもないし、特別痩せてもおらず、お腹の肉はいまだにプリンとしていますし(^^;)、肩こりや腰痛とこれから先、一生無縁っていう自信はないし・・・ 誰かが目標にしてくれるようなものは何も持ち合わせていないのですが・・・(笑)

先生になる人は美しくなければならないという強迫観念がありますが、美しく鍛えられた肢体とか、健康って、目指して手に入れるものではなく、アーサナを含めたヨガを積み重ねた結果に過ぎません。

誰か目標にするという心理構造では、イントラではなくて、アイドルです。 偶像崇拝に近いものになってしまいます。

先生というのは、別にアサナが特別出来たり、人より美しかったりしなくて良いと思うのですよね。もちろん、教えるからには知識は確かでないといけないとおもいますけれど・・・。

■ 私のバレエ=動的瞑想

じゃ、私は何のためにヨガをやっているのでしょう? 

ヨガというかバレエですが、運動を始めた動機は、やっぱり運動不足の解消でした。 

でも、バレエをやっていく中で、そんなことはどうでも良くなり・・・(笑)バレエそのもののおもしろさにのめり込み・・・
まるで推理小説でも読んでいるかのように、本を読むようにおもしろかったのです。

そう私はただバレエそのものが好きで、バーこそが私が存在すべき場所(笑)というくらいに感じていたのです(笑)!!

今レッスン曲をかけながら書いているのですが、曲が聞こえた途端、立ち上がってカンブレしてしまいました・・・(汗)。ああ、バレエっていいですね。

バレエの何がそんなにも私をひきつけるのか? 

私は、バレエをしていく中でいつしかレッスン曲にあわせて、動的瞑想をするようになってしまったのです。

バレエは決まりばっかり。その決まりの中で自己の静けさに挑戦する、という自分の中での戦いに私は挑んでいて、
そして・・・、中毒になっていたのでした。瞑想は中毒性がありますね(笑)。

最近はバレエをやっていません。私はバレエを捨ててしまったのか?

うーん、そうではないんです、多分。 いつかバレエにも回帰すると思います。でも、今バレエじゃない。

ヨガを放置してバレエに戻れない。

そんなことを考えていたせいか、自分のために出たレッスンで、先生が瞑想セッションをやってくれました。
シャバーサナでの深い瞑想。 まるで心を見透かされているようです。

私はバレエの場合も、一人の先生につく、というより、数多くのバレエの先生達に習ってきました。バレエの先生たちとは、どのレッスンに出ても、学ぶことがあり、先生との特別な絆が築けていると感じてきました。

しかし、ヨガの先生とはバレエの先生との間で感じる絆がないんですよね。 先生達はヨガの何がおもしろいんだろう?

私は今まで習ってきたヨガの先生達からヨガのおもしろさをまだ伝授されていないのかもしれません・・・???  

■ ダーラナ?

バレエの漫画のセリフですが(^^;)、「空美ちゃんの中には空美ちゃんしかいない!」というのがありました。

そういう状況に入るのがバレエでは重要です。入っていないと何というか”板につかない”。
(断っておきますが、バレエは大人の初心者で、上級者ではありません。ピルエット3回とか出来ませんから~!)

集中。そしてカラダからのフィードバックを受け取る。集中のことをヨガではダーラナと言います。 バレエは集中しつつ意識を拡大化させる感じがありますよね。特にバーや、難しい技の場合。

バレエのレッスンの中には、このニュアンスをやらせたいからこの足の組み合わせ(コンビネーション)にした、というのがあります。

例えば、分かりやすいのでいくと、フォンデュ。ふわりととろける様な動き。それは、筋肉の伸びで表現できるのですが同じ動かすでもピキー!と行ってしまったら、もうフォンデュではない。そのとろける表現、ニュアンスってのがミソなのですが、
そのミソのところが筋肉的な事情ではどうやったら実現するか?というと、足を回旋しながら上から下に向かって伸ばしていくとできるわけです。で、回っているかどうかは見た目には分かりません(見る人が見れば分かる)。個人の内的な問いかけと筋肉からのフィードバッグでやる。

この”モード”に入る。それがおもしろかったんですよね。 

昔から、瞑想は私にはとってもおもしろいのです。それは私が現れたイメージを楽しむからです。

子供の頃、朝起きる時、一度起きて、また目を閉じて、寝てもいないけれど、起きてもいない、という状態に入るのが好きでした。 すごくおもしろい夢を見るからです。 失敗して寝ちゃうこともあるんですけど・・・。

瞑想していると様々なイメージが浮かびます。 それを私は「面白いなぁ・・・」と思いながら見るのが好きなんですね。

■ アサナをすることとヨガをすることは違う

私は、別に難しいアサナをマスターしたいわけでもないし、ヘッドスタンドできなくても、肩立ちで十分効果があるといわれれば、じゃあ肩立ちでいいんじゃないか?とおもったりします(笑)

アサナはあくまでも手段であって目的でない。 何かを目指して頑張るという次元には今私はいないのだ、と思います。

難しいアサナができるほうが人間として優れているわけではなく(例えば勉強ができるからって人格が優れているわけではないでしょう)、ヨガの8つのステップ(八支則)と言われるステップの上にいるわけではありません。

ヨガの目標であるサマーディには、アサナだけやっていても決して近づけません。 

結局のところ、悟る(サマーディ)というのはどういうことなのか? それはおそらく、今の自分の肉体も心も味わい尽くしている、ということかなぁと最近思います。 自分自身を愛さないで一体誰が愛せるでしょう???

じゃアサナ・・・うーん。私はアサナの何がおもしろいのかしら? 私はヨガはおもしろいのですが、アサナ単体のおもしろさには別に目覚めていないかもしれません。 基本的なアサナはとてもカンタンなものばかりなので・・・。

■ 疲れないカラダを手に入れたい

なんで私がヨガをしているかというと、ブログを書き続けたいからです(笑) だって一日座っているとカラダが凝るんです。
私はずっとヨーガスートラとか読んでいたいから、アサナやっているのです(汗) 

これじゃだめ(笑)? 

実は、そもそも、アサナはどういう理由で生まれたかというと、実はむかーしむかーしのインドの修行僧がずっと座禅を組んでいたい、けれどずっと組むにはカラダが凝って仕方がない、なんとかできないか?ということで始まったのです。

だから、24時間働けますか?な企業戦士と発想は同じです。ただ、たどり着いたのが、現代では栄養ドリンクですが、古代インドでは、アサナと節食だったのです。

疲れないカラダが欲しい現代人はアサナをやってみるのは栄養ドリンクより良いですよ。

■ 完全な健康はない

実はずっとアトピー持ちなのですが、真剣に治したいってのがなくて、ずーっと付き合っています。 

というのも、アトピーって生死に関わる病気じゃないんです。たしかに肌は痛々しい時もありますけど、基本的に死なないし、アトピーが出るっていうのも、実は”生きている証”ですよね。

私としてはアトピーとはうまく付き合えているので、特に根治療法をしようという気がないんですよね。

先日通りがかりのおばちゃんが色々とアトピーのアドバイスくれましたが、治さなきゃいけない!という脅迫観念がないので、”・・・”(笑)。もうすっかり色々試した後だし。おばちゃんの気持ちはありがたいのですが。

ヨガの肩こりが治るポーズとか、私も聞かれるので教えますけど、アトピーアドバイスと似ているものかもしれません・・・。

■ カラダに感謝を!

肩こりのないカラダ、腰痛のないカラダ、痩せたい部分がないカラダ、老いないカラダ、一切の不健康がないカラダ・・・
これは現代版青い鳥ではないかと思うのです。

求めても得られないもの、という意味で。また、既に持っているものという意味でも。

多分、人々が思い描いているような”完全なる健康”というのはどこにもないのです。

多分健康というのは、病気でないという否定形によって定義されるものなのです。

それより、何より、もっと重要なのは、カラダがあるから、どこかが凝るのであり、カラダあるから、アトピーにもなるということです。

カラダに感謝を!

ありもしない”肩こりという欠陥”を”解決”するより、使えば凝るという体の仕組みを受け入れて、ちゃんとカラダをメンテしながら使う。 

カラダというのは使えば凝るのが当然だと受け入れて、”カラダ操縦法”を学ぶほうが、ここがダメ、あそこがダメとダメを数えて減点法で自分の体を評価するより建設的です。

パソコンするなら、たまにダウンドッグしてヨガする。 長時間フライトで倦怠感に満たされているなら、太陽礼拝でシャキッとする。 風邪を引いたら、体内から熱を作る。 寒いなら呼吸法でカラダを温める。暑いなら冷やす。

よく考えたら普通のことですよね。 カラダ操縦法としてのヨガ・・・じゃじゃ馬慣らし、に似ています(笑)


久しぶりのジャンプでぐったり

2011-06-03 09:09:29 | バレエを習っています
昨日は、久しぶりにバーだけじゃないバレエをしました。 ヨガも少し落ち着いてきたし、体も戻ってきたような気がしてきたのでそろそろ復活してもいいかな、と軽くジャブ。

ビッグジャンプや回転、ピケターンの練習・・・久しぶりにフィアテやって
まだ回れるんだなと(笑) 左がヘンになっていました・・・アレレ。

バーとセンターの大きな違いは、空間の移動がないか?あるか?です。
バーでは空間の移動がない。 センターではとても大きく移動します。

バーってば何のためにやっているかって言うと、センターで動くためなので
(決して美容体操ってわけじゃありません・・・笑) 本来はセンターのレッスンがバレエの重要要素なのですが怪我が多いのもセンター。

昨日は久しぶりにグランパドシャをやったら着地の時、膝カクンとなりそうになり冷や汗でした。大概、アキレス腱切るとか肉離れとかこういうとこですもんね~ 

でもそこの中高学生の脚はすごく太かったので入会するか悩みます・・・ 脚の太さ、個人差もあるので一人や2人の太い子ではあまり何も語りませんが、揃って太いということが意味するのはターンアウトの甘さから来る、内転筋ではなく、外側の大腿四頭筋で踊っているということです・・・

子供がいるバレエレッスンはどうしても大技の習得中心になります。そこが大人としてはツライ。
大技はなんというか自転車に乗る練習みたいに、コツを掴んでから細部にこだわるので、結構テキトーです。
でもねぇ・・・こけたところで体重が軽い子供と違い、大人は大技ってホントキケンなんですよ。

ポアントでフィアテ・・・ポアントでグランパドシャ。ポアントでの着地は滑るんですよね。それに、毎日履かないと足裏の筋肉が衰えます・・・(汗)

帰ったら、案の定、腰のこわばりがすごいことに。ホント、やっぱし体に悪いですねぇ。少々のヨガでの調整で取れるようなもんじゃありませんでした。

ああ疲れた・・・登山ではもう筋肉痛にはならないのに、また筋肉痛…バンテリンやーい(^^;)。


バレエ映画 ブラックスワン 観ました♪

2011-05-29 18:33:44 | バレエを習っています
今日は朝からずっと雨です。甲府は4月にはもう夏かというほどの暑さだったのに、このところひんやりと涼しく、一旦しまいこんだ冬山用の山タイツをまた夏のパンツの下に掃いているほどです(^^)

山梨は晴ればっかりで雨が少ないのでなんだか激しい雨がとっても新鮮です。植物にとっては喜ばしいことなのではないかと思います。これで山も一気に潤うでしょう。雪は完全に溶けますね。

今日は夫が昼からTOEICのテストだったので、数日前に仕込んでおいたベーグルの生地を焼いて焼きたてパンを食べてから出ました。ホント、家で作ると、パンっておいしいですよねぇ。

もっと生地を作って仕込んでおくべきなのですが、これが日課になってしまったら太るだろうなぁ・・・。
それも少々怖いのです・・・。手作りするとおいしすぎて怖いもの、それは粉モノ系です。
ホットビスケットなどもあっという間にできて、そしておいしすぎて食べ過ぎるのが怖くて作れないです(^^)

低温発酵のパンは生地さえ仕込んでおけば、あとは2次発酵と成型だけで焼いて食べれます。
今日はついうっかり焼くときの温度をうろ覚えでやったので250度 20分でしたが問題なしでした。
電気のオーブンは温度上がらないんですよね・・・ガスオーブンが欲しいなぁ。


■おいしい!ベーグルの作り方 《簡略版》
A
 強力粉 250g
 塩     3g

B 水 125g
  はちみつ 8g

C イースト 小さじ 1/8
  水          1

1.ABCを全部あわせて 5分こねる。
2.冷蔵庫で一晩寝かせる。
3.4分割してベンチタイム15分。
4.成形。
5.2次発酵 (レンジ弱で1分)
6.ケトリング (鍋で湯がく)
7.190度で20分。


■ 『ブラックスワン』

バレエ映画のブラックスワンを観ました。 

バレエ映画になじみのない人のために断っておくと、バレエ映画というジャンル?は駄作の宝庫!
実は、バレエ映画に映画だけで見たときにクオリティが高い映画ってのはあんまり無いのです。

バレエを見る、という立場で見たときにドキュメンタリーとしてみれば良いものがベジャールなどのコリオグラファー系のものにありますが、一般のバレエを知らない人にはツマラナイ作りってのが普通です。

でも・・・この『ブラックスワン』は映画としてみたときにもクオリティの高い映画でした。そしてなおかつバレエファンをガッカリさせもしないハイレベルなダンス・・・いや~これならDVD買ってもいいかも?ってくらいの良い映画でした。 

サイコサスペンス系の映画なのですが、ホラーというよりは、心理的に追い込まれる主人公のプリンシパルダンサーの病的な行動が怖い・・・

その布石は、バレエをやっている人には定番のものばかり。

 ①ステージママ的、自分の夢を押し付けました的、バレエ母娘関係
 ②プリマ&コリオグラファーの、一種父娘的でありながら近親相姦を思わせる関係
 ③正当派クラシックダンサーと自由奔放な人間味あるダンサーのお互いに無いものを 求める愛憎関係
 ④トップダンサーのプレッシャー
 ⑤白鳥と黒鳥の演じ分けの難しさ

まぁ話として特に目新しいことはないのですが(トイレで吐く、とか、爪を異様に短く切ったり背中をかきむしったりという神経質さとか、母娘密着型とか・・・定番ですよね)、主役のナタリー・ポールマンの演技力がバツグンで、話がとっても
リアリティを帯びています。 

最後のあたり、幻覚と現実が入り混じってしまって、自虐していることにさえ、気がつかない主役・・・我に帰って気がついたとき…超、痛そう!

ともかく、痛そう!な映画です。

黒鳥と白鳥を演じ分けるには、LetGo、つまり自分を解放しないといけないのだが、バレエでは完璧が求められる、という二律背反・・・奔放と完璧、黒鳥と白鳥は正反対の性格なのです。そのプレッシャーが向かう先は自虐…&幻覚。(その奔放のところにエロティシズムが加えられています。余談ですがバレエほどエロティシズムと遠い
世界もないです。バレリーナ=永遠の少女・・・まぁおとぎ話の世界なので許してあげてください(笑)一方、男性にはゲイが多い世界です。ゲイの人のほうが芸術的みたいです)

現実にも黒鳥と白鳥は、演じ分けるのが難しいだけでなく、テクニック的にも体力的にもしんどいので、実際のバレエ団の公演でも、2人でやるのも別におかしくないんですよね。

映画では主人公が最後まで黒鳥を立派に踊りきることがクライマックス。どんどん黒鳥に変身していく姿が圧巻。(ここが見所)

いや~久しぶりにバレエの映画でいい映画を観ました!痛怖かったけど!

あまりに気に入ったので、ここで全スクリプトを読んでいます!!

http://www.raindance.org/site/picture/upload/Black%20Swan%20(2010).pdf


バレエは笑い ヨガは祈り

2011-04-01 22:32:21 | バレエを習っています
今日は久しぶりにバレエのレッスンを受けました・・・約1年ぶり。

バレエとヨガ・・・決定的な違いは”笑い”。

バレエは非常に難しいことをするのでどう転んでも大人から始めたバレエは”なんちゃって”。

運動そのものとしてはヨガより格段に高度なのですが、はっきり言って難しすぎてまともにできないので、しょっちゅう先生からツッコミが入ります。そのつっこみが面白いのですよね。

今日は先生「脚が痒くて痒くてたまらない、でも掻けないの。痒い~って感じでクッペして」(笑)

結果バレエは爆笑有酸素運動に。 

■ ヨガは祈り

ヨガはどちらかというと”笑い厳禁”・・・。厳禁ってワケでないのですが、笑う理由がありません…。結果、静寂を愛する。心を穏やかに保つ。穏やかにしたいときにはヨガが一番です。

ある意味ヨガは祈りに似ています。求道・・・でも、修行とか修験道である必要はありません。

ヨガはもともとが求道的な行者的なモノなので、ストイックといえばストイックなのですが、運動の中身そのものとしては難しいことはないし、またする必要も無いのです。
運動習慣のある人は、そこにある意味の物足りない部分があります。

例えばアサナに入れないとき、もしかするとそのアサナが少々やさしすぎる、という場合もあるかもしれません。

というのは難しいことをやっていると考えている余裕がないからです。これはバレエで証明できます。

ヨガではカラダの声を聞くことを要求されますがカラダというのは声が小さい。

大きな声でないので聞くのにコツが要ります。カラダが声を上げないとき…ちょっと
意地悪だけれども、ちょっと苛めてみます。ウエストならギュッと絞ってみる。

するとヤダー!とか、きもちいいー!とか体が刺激に対して声を上げます。そう刺激の
強弱はもっているカラダという乗り物次第…声を上げやすいカラダにのっている人(つまりカラダが固い人)はラッキーですね。とっても聞き取りやすいカラダ。

ヨガは聴くことが大事であって耐えることが大切なことではないので、ヨガ的にいうと
カラダの固い人のほうが少しの動作で体の声が聞こえてラッキーなのです。

逆に、カラダに大きな声を出させなくても、小さい声が聞こえるように聞き取り能力のほうを向上させる、ということもできます。それには瞑想が役立ちます。

アサナはある意味、動きながらの瞑想です。

■ 一人の時間が反映されます

ヨガもバレエも、実は一人の時間の過ごし方が反映されます。
そこだけは共通項。

一人でちょっとでも復習していると、その動きには自立性というか、言われて動かしているのではない、自分から動かしているという”こなれた”感じをかもし出し始めます。

そこが実は一番先生が見ているところかもしれませんね~

「痒い痒い」って感じのクペ、練習してるかしてないか、5分の復習が「痒い痒い」動作に現れる…

太陽礼拝に、はとのポーズ、やっていなかったらなんとなく決まらない。

カラダって正直すぎて怖い!


ヨガしてからバレエへのススメ

2011-03-01 11:59:03 | バレエを習っています
ヨガとバレエ・・・近いようでいて遠く、遠いようでいて近い。まるで陰陽のようです。

■ 呼吸?それとも プリエ?

ヨガでもっとも素晴らしいな!と思うのは、呼吸への意識です。 

人間の体内へアクセスする方法としては、呼吸だけが唯一、とも言えるものです。
呼吸は体だけでなく、心へもアクセスできる手段であることは”深呼吸”で皆経験済み。

なぜか、バレエでは呼吸はほとんど強調されません。もっと呼吸法を取り入れたレッスンがあってもいいのにな・・・。
もちろん、美しいアームスなど、呼吸のタイミングとあっているものですが、呼吸はあまり強調されないのです。
先生達に聞いても、「自然に」とかテキトー(笑) 回転中は息を止めている?している?そんなことも分からない。

しかし、コンテンポラリーダンスなどでは呼吸に合わせた動きが出てきます。これはやってみると、快感覚!!
運動オンチの人ほど目からウロコです。呼吸とはすなわちリズムなので、運チとオンチは一緒だったんだ~(^^)と納得。
(私はかなりオンチで、縄跳び飛べません・・・汗)

一方、ヨガで驚くほど強調されていないのはプリエの凄さです。つまり、スクワット。

バレエでは基本中の基本であるプリエ・・・これがあまり出てきません。 コンビニでたむろ中のヤンキーみたいなポーズ(笑)があり、マーラーサナというのですが、これが唯一スクワット。 花輪のポーズと言われていますが、パッと見、花輪どころか、
とても乙女がやりたいポーズとは思えません・・・(笑) まぁプリエとてステキ!とはいえないポーズですが・・・。

バレエの場合はプリエが基本のキなのは、ジャンプや回転があるからですね。ジャンプするには大地を押すしか”力の源”がないからです。ヨガにはジャンプする、という動きはありません。

■ 動かないこと、vs 優雅に動くこと

ヨガのポーズ、アーサナは、ポーズであって流れではない。バレエにおいてはポーズは型、1通過点に過ぎない。
連続写真のどの瞬間でも美しいことが求められています・・・・つまり、美ポーズの連続=動き、っていう発想ですね。

でもヨガは途中が美しいかとか考えません。その点は楽なのですが、楽でないのはポーズの維持。

なぜなら、ヨガの究極は座禅の瞑想だからなのです・・・つまり微動だにしないこと。

動いてナンボのバレエとはずいぶん違いますね。もちろん、違うのは当然ですけどね(笑)。

でも、バレエをやる人にはヨガしてからバレエレッスンに行くと、動きやすいという人が多いと思います。
私はそう。なぜかな?と思うと、やっぱりバレエは体の使い方としては偏っているからなんではないかしら?

ターンアウトばっかりして、内旋はしないですしね。それがバレエダンサーの故障の多さ、につながって
いるような気がします・・・ほんと、上達すればするほど、バレエは体に悪い・・・(^^;)。

■ ヨガ → ストレッチ → 浄化

何らかのエクササイズ効果を求めて、アーサナ(ヨガのポーズ)を行うのは、ヨガの本質的な意味(自己との対話)からみると少々外道のようにも思えますが・・・そこんところは、”まだまだ修行が足りん!身”として、自分に許してあげましょう(笑) 人間ですもの、何かお得があれば、ヤル気も湧きます♪

ヨガは一般的にはストレッチのポーズと思われていますが・・・目をつぶってやっている人たち・・・「ああ~伸びてきもちいい~」って言ってそう? ちょっと違うんですけどね、でも近い!

目をつぶることが多いのは瞑想に近い心境だからですね。自分の体に問いかけるには、外界をシャットダウンしたほうがいいので。 伸びて気持ちいい~ってより、「ねえ?カラダ君、今日の調子どお?」って聞いているみたいです。

それだけでなく、ヨガでヘンなポーズ(笑)を取っているといいのは・・・自分の肉で自分の体を押すことです。

例えば、前屈。バレエでもやりますよね?前のカンブレ。ヨガではウタナサナというポーズが立位の前屈です。
このウタナサナの座ったものが座位の前屈(パスチモッタナーサナ)。バレエではレッスン前のストレッチで出てきます。

この前屈、便秘にいいって知っていました? (笑)

体をケータイのように真っ二つに折る → おなかのお肉が邪魔で折れない → でも前屈!   → 結果、おなかでお腹を押すことになる

これがお腹のマッサージ効果になります(^^)。 お腹に入っているのは?腸!ということで、便秘が気になる人は朝に前屈すればいいわけです。ところが痩せていて体が固いと、マッサージするのにはお腹のお肉が足りず(^^;)
お腹でお腹を押す、ということにならないから、少々お腹の肉が入りきらずに困るくらいが、マッサージ効果としてはバツグンですね(笑)

ねじるポーズは特にこういう効果が高い。でも他のポーズも実はぜーんぶ、自分の体重で自分の体のどこかを押す、ということなんですよ。どこを押しているかと言うと、重力のかかる場所。

押すことで、腸の内容物だったり、リンパから流れる老廃物だったり、体脂肪だったり、古い息だったり色々な”出したいもの”をカラダから追い出します。

ヨガには、自浄という自分をキレイにする、浄化するという概念があります。うーん、もともとはキレイだった自分に戻る。いいですねぇ!(笑)

バレエはキレイになる、という意思が必要。ベクトルが違いますよね。きれいになりたいと思えば誰でもなれる!のがいいところだけど。

ヨガはある意味自力整体にも非常に近い。 だから気持ちよくなって当然ですね。

お化粧でも、お化粧する前に クレンジングでしょう? クレンジングに熱心なのは、西洋国より東洋の国ですが、どっちも”キレイ”に必要なように、バレエがメイクアップだとすると、ヨガはクレンジングです。だからバレエ前にヨガがオススメ!

バレエは一説に動的ストレッチといわれています。だから、カラダは押すんではなく、伸ばす。 上へ上へと希求するカラダ。
 

  ヨガ     バレエ
  ↓       ↑
 →・←     ←・→
  ↑       ↓

でも、中の黒点がしっかりとした核として必要なことは、一緒なんですよね~。


《ヨガ vs バレエのまとめ》

        ヨガ       バレエ
ポーズ     維持       通過点
呼吸       ◎         △
スクワット    △         ◎
       自己との対話  相手へのプレゼン
カラダ     マッサージ   動的ストレッチ
          押す       伸ばす
         求心的      放射的
上達すると・・・ カラダに良い  カラダに悪い
目        閉じる       見開く
      自分に魅了される   相手を魅了する
音      単調なマントラ    音楽的

ギックリ背中 とエール鍼灸院

2010-04-24 19:22:27 | バレエを習っています
ぎっくり背中になりました・・・

実は、ゴールドジムでトレーニングを頑張っていたら、
ギックリ背中をやってしまいました。

広背筋を鍛える、ラットプルダウン・・・動作にも慣れてきて、
負荷を上げてみたのです。今までの負荷では20回は余裕でできるように
なっていたので・・・

その二日後・・・月曜の朝でした。起き上がろうと横向きになるときに
肩甲骨を普段より少し余計に引っ張ったのです。

ピッキーン!と電気が走りました。あ、しまった!と思いました。

そうですね、ちょうど寝違えたときみたいな感じです。

まぁ首じゃなくて、広背筋を寝違えたんだろうから、安静にしていれば
治るだろう、と、その周辺を使わないようにしてその日は過ごしました。

しかし・・・痛みは増す一方。重い物は左腕で持たないなど、使わない
ようにしても、着替えなどの些細な動作がむしろ痛いのです。

じんわりとした疼痛ではなく、ピカーと電気が走る。それも特定の箇所を使った
時のみです。

こりゃ~マズイ。

ゴールドジムのトレーナーに早速相談に・・・そこでジム推奨の整形外科を
紹介してもらいました。

しかし・・・処方してくれたのは、痛み止めの飲み薬と胃薬、シップ。以上終わり。

診断もきちんとは教えてくれず、とりあえずシップを貼りましたが、やはり
小さな動作で痛みが走るので、毎日のバレエのレッスンが・・・

その状態でバレエに行って先生に「実は背中を寝違えたので今日はアンオーできません」
「全部アンバでやります」って申告しました。

先生に症状ともらった薬を話すと「それじゃ治らない」とある鍼灸院の名刺を下さったのです。

それは池袋の「エール鍼灸院」

ここはミラクル!でした。 

ここでは1時間半ほどで、吸いだまでむくみを取り、鍼とお灸をした後に
ギクッとか、ゴリっとかの整体で脊椎を整えてもらいました。

わたしには複雑すぎて理解できなかったのですが、何かの拍子に筋肉が
普段使わない方向へ動いたり、あるいは何かが神経に障ったりしていた
ようです。

ともかく、原因は良く分からないにしろ、その治療を受けたあとは
腕の可動域も広がり、痛みは無くなり、カラダは軽くなったのです。

わたしは整体もやったことがなく、不安があったのですが、
一気に整体と鍼灸院への信頼を深めました・・・

実は少し不信感もあり怖かったのですよね。このことを塩野先生に
伝えると「僕だって怖い」だって(笑)

そう、間違った治療による健康被害も実際あるのですよね。

この先生はバレエにもお詳しく、治療の最初と最期は5番でたって
骨盤の位置を判定してくださいます。バレエ談義で盛り上がれるのも
うれしい実力派鍼灸院でした。

今日はちょうど一週間目ですが、まだシップを貼っていますが、
ほとんど意識することなく過ごせます。

まだ、ふとした拍子にピリっときますが、回復しそうです。良かった♪


アレキサンダーテクニークとNLP

2010-04-22 09:51:45 | バレエを習っています
昨日はアレキサンダーテクニークの体験レッスン、
その前の日はNLPのセミナーに行ってきました。

■ アレキサンダー・テクニーク

アレキサンダーテクニークは、シン・ソマティックスと同じようにカラダの使い方を
学ぶ学問ですが、わたしの趣味のバレエで目覚めたカラダへの探究心が
次の方向性を探しているのです。

昨日の体験レッスンはちょっとガッカリで、特にプログラムなどない様子で、
教授スタイルが未確立であるのを感じました。要するにテキトーだったのです。
満足感が低い。

わたしは個人レッスンだったので30分3150円も払ったのに…やることは
頭蓋骨が背骨に上手く乗る点を見つける、というバレエの先生が
タダでやってくれるような内容だし、要するに骨の上に乗れ、ということなら
シン・ソマティックスのほうが具体的に自分で骨の上に乗ることができるよう
トレーニングしてくれるのでオススメです。

シン・ソマティックスのスタジオと同じ目黒にありますが、日本での歴史が長い
アレキサンダーテクニークのほうがいい加減なのにはビックリ。その反面
スタジオやチラシは高級品であり、看板に惑わされてやってくる人が後を
たたないのかもしれません。そういうことを考えてしまうほどレッスンはいい加減で
ガッカリでした・・・

カラダを使う上で無駄な力を抜き、バランスの上に乗ってラクなカラダの使い方を
身に着けるための理論というのは

頭を基点に考える → アレキサンダー
足を基点に考える → シン・ソマティックス

※ この有料体験レッスンの感想であり、その他一般のアレクサンダー全体像を
  正確に表すものではありません、ごく常識的に当然のことですが。念のため。

■ NLP

NLPのセミナーにも行きました。NLPはコミュニケーション学です。心理学の一分野。

コミュニケーションについては、ビジネス上の基本スキルとして興味がありました。 

東京ではこうしたセミナーにいけることが大きなメリット。
地方にいれば、なかなかビジネスセミナーには縁がありません。
現在はビジネスパーソンとしては活動していないわたしですが、将来の復帰?を
めざしスキルアップには興味があります。忙しくてスキルアップなんかできない
と嘆いている人を飛び越えるチャンス。

<NLPで学べるスキル>

・目標を明確化する
・感情をコントロールする
・思考パターンや行動パターンを変化させる
・コーチングスキル
・カウンセリングスキル
・自己や他者のモチベーションを高める

どうでしょう? これらはスキルなのです~。持っていますか?

お金持ちになりたい、幸せになりたい、という人は多いのですが、
お金持ちにもなれず、幸せにもなれないのは、多分、

どれくらいお金があればお金持ちか分からない
なにが幸せか分からない

からです。だから目標を明確化するスキルは人生の満足感のキーになるスキルですね。

このセミナーはとても面白かったです。

万人が受けるべき!というような内容と思いましたが
ある意味誰もが既に持っているスキル…

こうしたサブトルな部分にお金をかけれるかかけれないかが
ビジネスパーソンの質的違いを産むのかもしれません。




腹は凹ます、のでなくて、伸ばす・・・

2010-04-08 10:09:59 | バレエを習っています
昨日、ふと見ると”腹を凹ます”という特集のターザンがテーブルに・・・

凹ます・・・ 最近、ジム通いとバレエを通じて再発見したのは・・・

腹は”凹ます”ものではなく、”伸ばす”ものだ、ということです。

人間のお腹は筒です。体積が同じ筒を上下に引っ張るとどうなるでしょう?
筒は細くならざるを得ません。 吸い上げられる。 これが細いウエストを作ります。

凹ますという意識は上から抑える、という意識です。 これだと一生懸命
上から押すことになるので、凹んだ腹と猫背が同居可能・・・。

外から押すことを大変な労働ですが・・・上下に引っ張った結果、
内から吸い上げられるのは、物理の法則ですからラクです。

■ 膨らまない程度に食べる

そして、もうひとつ重要なこと・・・それは腹を最初から出さないことです。
つまり食べすぎ・・・(笑)

前から腹八分目ってどれくらいのことだろう?と思っていました。

最近理解したのは、腹にちょうど良い分量というのは、お腹が出ることなく
食べたものがカラダに収まる分量だ、ということです。

それ以上食べると確実に眠くなります。以前、受験や仕事で、忙しいときは
食べると眠くなるため寝ないため、小食で過ごした時期がありました。

あれが正しい・・・ビール腹という現象は、自分の腹筋で押し戻せないほど、
食べたということ・・・内容物の重さが腹筋に勝っているわけですよね?

食べるなら、出ない量。大食いなんて自慢になりません。


■ 伸ばされた状態

胴体が上下に引っ張られてスッキリ伸びた状態って?
実はカンタンです。それは・・・固めのベッドに寝ている状態です。

寝ていれば誰でも背筋伸びています。そして、うーんと伸びをすると
あーら、ウエストが細くなったでしょう。これが理想的なウエスト。

まぁこれが立っているときに維持できるというのは、かなり凄いことですが、
結局のところ人間の老いとは、重力&乾燥との戦いです。

この二つの不可抗力にどの程度抵抗しているか・・・?そこが
その人の努力の量を指し示しているわけですね。


軸は主観だ!

2010-04-03 08:17:38 | バレエを習っています
■ 重心は主観

『自分はどこ?』の”自分”は軸というバレエの専門用語ですが・・・
その軸、重心の通る道筋というのは・・・鏡を見て分かるものだと
皆さん、思っていませんか?

少なくとも私はそう思っていました・・・(汗)

実は違います(--;)

軸は、見た目で直せるものではない! そう先生達に
分かっているのは、重心が取れていない、つりあっていない、
ということであって、”正しい重心”は分からないのです。

このことは、ある時、バレエの先生と・・・チャコットのパンフレットを
見て話しながら、気がつきました。

どうみてもポアントのアラベスクで静止しているダンサーを見て先生いわく
「もうちょっと上体が前」

エカルテでバットマンしているダンサーを見て「アンオーのアームスがぎっちょになってる」

先生厳しい~!

ちょっと待って・・・でもこの人、世界的なダンサーなんだけど?

ワールドクラスにダメだし?!

・・・「でも、先生この人バランス取れていますよね?」

「カメラの前で一瞬だけなら誰でも取れているように見えるよ」

きびしー!あくまでスチールは評価対象外?!

・・・でも、この人の中ではコレがベストのバランスなんだと思う。

つまり・・・理想と現実は違う。少しぐらい手がぎっちょになっても
本人が感じる軸はそこにあったんだと思う。先生が直したら・・・きっと
エカルテで立てなくなるだろう・・・ん・・・なんか分かるなぁ。

軸は自分の中にあり、自分でしか見つけられないもの。
だって人間の体だって物体だから、絶対に軸らしきものは
あるのです・・・

問題は・・・バレエの美しいポーズを維持して軸を取ることです。

そして・・その軸が教科書どうりかどうか・・・その遠近感がバレエの優劣の勝負なんでしょうね。

…というわけで初心者には鏡要りません。あくまで内面に問いかけましょう(笑)

■ ワークライフバランス

社会人の生活上でバランスと言えば・・・『ワークライフバランス』。

このワークライフバランスも、バランスが取れているかどうか?は
主観。仕事が16時間でライフが8時間でもバランスが取れていると
感じる人もいるでしょうし…(私も海外のホテル住まいでいいなら
それでもいいかなぁ♪)仕事が5時間でやっとバランスが取れる、と
いう人もいるでしょう。

バランスが取れているかどうか?…自分の内なる感性に問いかけるしか
ありません。