昨日から夫が大阪の実家に帰省しており、ひとりのんびり&読書三昧で過ごしています。
■ 『若草物語』
図書館からDVDを借りてきて、『若草物語』を見ました。 ウィノナ・ライダー版。
若草物語 コレクターズ・エディション [DVD]
いわずと知れた多くの人に愛されるアメリカ文学の古典作品です。今では児童文学ということになっていますが、本来はそうでないような?
作者が女性ってのがいいですね。 南北戦争時代の北部の家庭に住む四人姉妹を描いています。
この映画アマゾンでは高い評価と低い評価に分かれていて、低いほうの評価を読むと、原作との描き方の違いが気になる、ということのようです。たしかにウィノナ・ライダーのジョーはちょっとイメージと違うような?
でも昔に読んだ私には細部の食い違いは気にならず…そんなに違ったっけなと思って、むかーし読んだ原書の『若草物語』を読み直すことにして、脚本版と、簡略版、フルテキストの3種類の本を借りてきました。 これから読んで検証します(^^)
たしかにベスがピアノを贈られるアタリとか、エイミーとローリーがくっつくあたりとか結構雑に描かれているので話が飛んだように感じられます。
それにしても、なんで”Little Women”で『若草物語』なんだろうな? なんだか日本の読者にはもう若草と言っても若い女性のイメージはないような気がします。
映画そのものは、映像美が素晴らしく・・・美しいコンコードの景色にウットリしてしまいます。
設定では姉妹は貧しいハズですが、今の時代のお家と比べるとお屋敷住まい。
デフォルメされた古きよき時代のアメリカが見れます。洋服も貧しいという設定ですが、姉妹も美しく…どんな話も映像の美しさは必須ですね。 日本でみる時代劇の武家屋敷が決して貧しく見えないのと同じですかね。
大体映画を見るときには英語のヒアリング練習を兼ねているのですが、この映画は兄弟げんかの英語を学ぶのには最適かもしれません(笑)
Are you still sulky? まだ拗ねてるの?なんてセリフが学習できます(笑)。
それにしてもウィノナ・ライダーって、こないだ見たバレエ映画『ブラックスワン』とはエライ違いです。それにビックリしました。この女優さんの映画を見てみたいな、と
いう気分に。ウィノナファンにはオススメなんでしょうね。
■ 季節の過ごし方
借りてきた『整体的子育て』という本に、探していた季節の過ごし方のヒントが載っていました。
ヨガのレッスンを組むときに季節に合ったレッスンを組めたらいいな、というワケ。
こういう知識って探すとなかなか出てきません。ヨガの本にはポーズの一つ一つは
載っていますけど、どんな季節の過ごし方をしたらいいか?というのはあまり載っていないんですよね・・・。
《季節別 体を整えるヒント》
春の体
・肩甲骨を緩める
・梅雨は自家中毒に陥りやすい(しけた焚き火のような状態)。酸素の供給がうまく行かずにくすぶっているため、
毒消しを中心にする。それには、呼吸を深くすること。坐骨伸ばし(ハムスを伸ばす)。前屈をすると、骨盤の前後運動が
やりやすくなり、息が深くなる。 大また歩きも有効。
夏の体
・呼吸を深くして暑さをのりきる
秋の体
・冷えるタイミングを見極めて体を冷やさない
・足湯やひじ湯
冬の体
・神経を休め、体を潤すことを旨とする。
・頭脳労働に向く
この本はシュタイナー教育と整体をあわせたような本でした。化膿活点とか愉気(手を当てる)とか、が載っています。
シュタイナー教育は、本を読むかぎりでは、子供の可能性を拘束しない、とても良い教育方針のように見受けられるのですが、ものすごくお金が掛かる以外にも、自由奔放すぎて社会性のない人間に・・・などなど問題点がネットに挙がっていて問題点も多々あるようですね。
メルボルンでお世話になった家は女流画家の家で、その息子さん(19歳)はシュタイナー教育でした。ただ芸術方面には進まず、手堅くシビルエンジニア(公共物の設計士)になると言っていましたが、優秀でダブルメイジャー。教育がいいのか?と思いきや…
でも、もともとが実業家の父と芸術家の母の間の息子さんですから、素材が違うというか、そもそも賢いと思うので教育の成果かどうかは分かりません(^^;)。
オルタナティブな教育にしろ医療にしろ、コンベンショナルなものと比較してどうなのかなかなか分かりづらいものですよね。
最近、ホメオパシーの団体が、レメディーと言って福島の土を希釈した砂糖玉を売り出した、というニュースを知り、良いものと儲からんかなの偽善には、ほんのうっすらとした境界線しかないんだしなーと改めて思っています。
いや別のこれが偽善ってわけではないですよ。ホメオパシーの理論がそもそも”希釈した毒は薬である”ですし、例えば塩だって少量なら有益ですが、大量なら害であるのgは科学の常識であるので。砂糖玉が問題だってことなら、市販の薬だって%でいけばほぼ砂糖玉には違いないのですが、私がそのレメディを買うかというと買わないだろうなぁ。
・・・というわけで、代替医療というような整体理論などは、クリシン精神を持つ人しか読むことを許されない、という気もするのですが、この本はその境界線に近寄らない感じが好感でした。
化膿活点とか、科学的にも実証できるんでしょうかね・・・まぁ効くのであれば別に良いとも言えますが。
ヨガでもそうですが、ヨガで○○が治ると言ってしまうと似非科学になってしまいます。多分、何かが治るというプロセスには、風が吹いたら桶屋が儲かる以上の複雑な連鎖の鎖がありそうですよね(笑)
だからといって、これで人が治ったという人を否定する理由にはなりませんが、逆に誰もが同じことで治るという保証にもならないことは肝に銘じておくべきかと思います・・・
■ テーブルクロスの本
学生の頃から知っているスタイリストさんの本だったのですが、この本いいのか~?!というのは、載っているテーブルクロスがほとんどマリメッコのものだったことです(笑)。 ほとんどマリメッコの回し者状態。
私も好きな柄が多くて欲しいのですが、高くて手が出ないマリメッコ・・・10センチ 525円…。 福岡にいた頃は、マリメッコの店があったので目の保養に通うことができて幸せでした(笑)
なにせ、10センチの値段ですからねぇ・・・テーブルクロスにするなら、1.5mは要りそうですので・・・7500円? テーブルクロスにそれだけ出すには勇気が要ります。
それに私が好きな柄は誰もが持っているでっかいパンジー柄とかじゃないので・・・今後も大量生産で安くなりそうにもありません。
デザイナーズの生地といえばロッタ・ヤンスドッターの生地も飽きが来なくて色合いが微妙でステキです。日本のデザイナーさんの布もステキなのですが、柄が細かくてインテリアとしてみたときに甘口で辛口でないのが気になります。
この本はスタイリングの本としては成功していますが、マリメッコの布とハンス・ウェグナーの家具、そして北欧食器しか写真にほぼ載っていない…ので、そもそもデザイン性が高いのでスタイリング技で普通のものをステキに見せるというよりは、最初からステキなものなのでした…
しかし、この本でむしろ、アタリ!だったのは、クレープのレシピです。ふと見た巻末にあった。
《美味しいクレープ生地》
小麦粉 100g
牛乳 300cc
卵 1個
塩、
ブランデー
小麦粉に少量の牛乳をいれて溶く。そこに卵と残りの牛乳・材料をいれてだまのない生地を作る。
クレープのレシピ、ブランデー入りというのが珍しい。
クレープなんてカンタンなものだけに、レシピはどれも平凡で精彩を欠きます。プリンとか、クッキーもシンプルなものほどグッとくる洗練されたレシピを見つけるのは難しいものです。
このレシピで作るとタネは、かなりゆるゆるですが、焼いてみると美味しい♪ 瓢箪から駒です☆
《美味しいカッテージチーズ》
牛乳
レモン汁
温めた牛乳にレモン汁をカッテージチーズができるのはとうの昔に知っていましたが、久しぶりにやってみるとうっすらとレモンの香りがして買ってきたカッテージチーズより美味しい!と認識を新たにしました。
夏はそもそも料理に熱を使いたくないし、お腹もあまり空かないので、あっと言う間にできてちょこっと小腹を満たせるクレープとか、トルティーヤの土台のピザで十分なのです(笑)。
トルティーリャは、小麦粉を捏ねるのが上級編(ってわけないか)ですが、クレープならもっとカンタンです。
種を冷蔵庫に用意さえしておけば、あっという間にできるので、オススメです。
■ バジルとオリーブオイル
最近は、トルティーリャピザはバージョンアップしました。畑で取ってきたペスト(ジュノベーゼ風ペースト、バジルペーストのこと)とトマトでマルガリータです。 といってもチーズはモッツァレラとは行かず(高すぎ!)普通のピザ用チーズですが、
十分美味しくできます。
多分、ピザの最大のコツは仕上げにかけるオリーブオイルではないですかね?
オリーブオイルをテーブルスプーン1杯かけるだけで味が洗練されます。
ペストを作るのに日本で手に入りにくい素材といえば、松の実ですが、手に入りづらいのに無理して材料を揃えるとやたら高額な食事になってしまうので、松の実なしでやってしまいますが、省いてもぜんぜんOKみたいです。
フードプロセッサー一杯のバジルの葉に、にんにく、塩、オリーブオイルを適当に注いでスイッチをOnすればできてしまいます。
バジルのフレッシュさを味わうなら、そのまま葉をピザに乗せるのが一番ですが、こうしておけばしばらく日持ちがするのがメリットです。
こういうものは、買ってきた瓶詰めやチューブはやっぱり保存期間が長くてフレッシュさが足りないので、家で作ると格別に美味しいですよ!