だから我々庶民の食卓にチョイチョイ上る。昔は、七輪の炭火で真っ黒に焼かれ、炭のかけらがくっついて未だジュージューいっている‘さんま’に、大根おろしをタップリとかける。それに醤油を掛け回したのは、堪えられないくらいウマイ! . . . 本文を読む
なぜ元・高級サラリーマン老爺が、こんな空想をするのか・・・元は大会社の大部長だった元・高級サラリーマン老爺が、今や世間の下っ端だ。毎日が日曜日。することがないから山手線に乗って方々の駅を廻って、荷物棚の古新聞・雑誌や鉋屑を拾い集めて・・・は来ないが、この先、見通し無く今の身分で辛抱しなければならない。どう考えても気詰まりなことだ・・ . . . 本文を読む
江戸時代、将軍家より嫁を迎えた大名は、屋敷の門を赤く塗ることになっていました。これが「赤門」の由来で、これをもじった赤井御門守(あかいごもんのかみ)というお殿様が登場する落語も幾つかあります。本郷にある東大の赤門も、本来は加賀・前田家の屋敷のものでした。〔百〕mainichi_kotoba . . . 本文を読む
さあ、そうなると、『湯屋番』の若旦那は、番台でニヤニヤして想像を逞しくしている場合じゃない。第一、番台なんて無くなる。入浴券や石鹸・シャンプー・手拭い類の購入は、全て自動販売機を利用するようになる・・ . . . 本文を読む
冒頭の写真は・・小三治 『千早振る』のTV放映を、筆者がデジカメで撮影したもの。笑わな添付写真のような眼ができるようになるのには、芸もさることながら、人間としての修養も積んだんだろうなあ・・ . . . 本文を読む
居候ですら、二杯は当然のこととして食べた。二杯の食文化は世人の常識だったのだ。仏飯が盛りきりの一杯、死んだ人の枕飯(まくらめし)が一杯、出棺の前に近親者が食べる出立飯(でたちのめし)も一杯、嫁入りで実家をたつときも一膳飯・・ . . . 本文を読む