1/20 F1パイロット。 誰々に・・似ている様な気がするシリーズ、2作目。
アラン・プロスト・・かもしれないフィギュアです。
今回はMFH製ですが、前作モデラーズの「中嶋」同様、素晴らしい出来のフィギュア・・と言うか
元々が非常に特徴的な面持ちの教授故か・・数あるF1パイロットフィギュアの中でも
最上位にランクされる出来! と想います。
多分、誰がどう作ろうとも「教授」に見える事、請け合いです。
付属デカールも非常に上質で、文句無しの一品ですが。唯一難点はヘルメットでしょうか?
内装無しのスッカラカンの内側が寂しい感じです。(ヘルメット被った時も作れるんで
致しかたない面も有りますが) マァ、前作「モデラーズ中嶋」製のヘルメットが
上出来過ぎとは言え、最新の現行商品ですから二十数年前のキットに負けてはイカンでしょう!
ポケットに片手を突っ込んだイメージなんで、改造しました。
メタル製のヘルメットは、すごく重いので内側に持ち手のヒモを付けました。
それを手に引っ掛けて、持たせます。
さて・・皆さん御承知の通り、日本では特に「あのセナ様の仇敵」として絶大なる不人気を
誇る教授様ですが、実は管理人も「何だかナァ~」という感じの一人では有ります。
でも、・・何と言いますか「これが男の生き様」的な部分に於いては、凄く共鳴出来る物を感じるんであります。
特に、セナとの確執が表面化し始めた時期・・88年以降でしょうか?
頂点を極めた者ゆえに訪れる凋落の兆しと、それに怯える下り坂を迎えた中年オヤジ。
一度、下りだした流は誰にも止める術など無いと知りつつ、抗わずには居られない男の悲哀。
そして・・抗わう毎に巻き起こる、周囲との軋轢と確執・・そして非難。
そんな状況にも、何とか体裁を取り繕い、自分なりの落とし所を見つけ、それなりの「有終の美」を
手にした男に突然訪れる、「永遠のライバル」の死・・。
正に次元の違う彼方で、伝説と名声を勝ち得た「本当に永遠に成ったライバル」と
永久に彼を越える術を失ってしまった「嫌われ役の元ヒーロー」・・。
その後も更に、追い打ちをかけるように彼に憑いて回る「負」のイメージの数々・・。
巷でも良く見かける、世代交代の波に翻弄される、衰えゆく中年オヤジの悲哀そのものですが・・。
それを”無様”・・とか”見苦しい”・・と言うのは簡単です。 が、しかし”男”なんぞ、本来そんなもんです・・。
無様で見苦しい中にも・・、ある意味で・・孤高を貫く男の生き様が有ります・・。
それが解らんようでは、まだまだ「若輩者」です。
ナァ、教授さんよ・・解るぜェ、その気持ち・・人生なんてそんなモンさね・・
俺も似たようなもんさ・・。
”家族に迂とまれ・・職場で余され・・愛猫にすら爪をたてられ・・
朝エンコすら禁止・・だからこそアンタの気持ちが・・”
「オマエに解られたくから!!・・オマエに・・!」って?
あ゛~確かに、ごもっとも。・・ハイ、ゴメンナサイ。