組織を去る勇気

　渡辺さんが、今日、自民党を離党しました。
その勇気ある行動に拍手です。
大きな組織を抜けるには、大変な決意がいります。
ある組織の役職をしていた人が、ある理由で
その組織から抜けた途端に、山のように来ていた
お歳暮やお中元、そして年賀状が、全く来なくなり、
ペコペコ頭を下げていた人たちが、街で会っても知らぬ
そぶりをするのを見て、その、あまりの差に愕然とした
という話を聞いたことがあります。
結局、それら全てが、その人個人ではなくて、
その組織に対してのものだったということに
気がついたのです。

　自民党を去った渡辺さんも、誰も相手に
しなくなるのでしょうか？
いゃ、そんなことは決してありません。
それは、政治の本来の主役であるはずの
国民が付いているからです。
組織に属さなくても、多くの人から期待され
尊敬される人は本物だと思うのです。