かいぼり
ため池などの水を抜いて魚をとり、池の底を天日干しする。河川の流出口の少ない池は、枯れ葉や水生生物の
死骸などが沈殿しやすく、長年放置すると、リンや窒素などの濃度が高くなりプランクトンが大量発生する
原因となる。11月21日井の頭公園(東京都武蔵野市・三鷹市)内の井の頭公園の頭池に胴長姿のボランティラ
約100人が一斉に入った。かいぼりをするのは、同池南側の弁天池1万1000平方メートル。エリアを
鋼鉄製の板で仕切って10日前からポンプで水をくみ出し、通常2メートル以上ある水深が約70センチまで引いた。
参加者は一列になって魚を追い込み、池に架かる橋から投網を打つと、80センチを超えるコイも入っていた。
池の魚は多種多様だ。3日間で17種類6512匹が捕獲された。魚はブルーギル4200匹、ブラックバス49匹
コイ28匹など。在来種はトウヨシノボリ826匹、モツゴ77匹などだった。在来種を食べる外来種やコイは
駆除し、在来種は池に戻した。池の中には、自転車や扇風機など大量のゴミが投棄されていたことが分かった。
ボランティアの皆さんご苦労さまでした。