このブログでも常々書いていますが、一に型紙、2に裁断、3に設備、4に技術
縫製品の品質で技術が注目されますが作業環境がとても大切です。
順番はともかく、縫製品が民芸品でなく工業製品であるためには、それぞれの視点から
関連性を高めていくことが大切だと思っています。
最近、家具系の仕事依頼が続き大きなパーツの裁断をたくさん切りました。
自分で縫製してみると微妙な裁断の誤差、バラつきを納得してしまいます。
90度の角も辺が1mともなると数ミリの誤差が発生してしまいます。
でも、自分で裁断すると縫製の時の逃げも判断できるのですが、裁断を
他者に依頼すると色々と問題が浮かび上がってきます。
そこで、裁断治具として三角定規を作ることにしました。
5㍉厚の在庫のアクリルで、底辺が1020㍉程の2等辺直角三角形を作りました。
レーザー加工機で5㍉刻みで目盛り入りで3辺を彫刻&カットします。
歪み、割れ、扱い性などを考慮して交差部に補強版をボルト止めしました。
レーザーカットと言うことで目盛りのカット面は斜めになっていませんが、線引き作業時に
ペン先をしっかり5㍉厚の板下に当てる意識できて、ペン先が浮つかず安定して作業できます。
また、定規には扱い易さと同時に適度の重量が必要です。
特に3か所の角に重量が乗っていて安定しています。
今のところ良好です
でも、気になるところも無いでも無いので、改造版も作ることになるかと思いますが
5㍉アクリルをこれだけ使うと材料代もバカにならないので慎重に検討を重ねたいと思います
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