いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

死を思うこと~徒然草より~

2019-04-18 23:42:37 | 人生


「死期は序を待たず。死は前よりしも来らず。
かねて後に迫れり。人皆死あることを知りて、
待つことしかも急ならざるに、覚えずして来る。
沖の干潟遥かなれども磯より潮が満つるがごとし」

これは、徒然草。
古典の名文である。

死は生の最期に待っているものではなく、
いつも生に寄り添うようにある。

人は、俗事に身をやつしているうちに、
ふと気づくと自分が死んでゆこうとしている。

徒然草を読んだ人でも、
俗事にふりまわされ、富みや名誉のために
時間を喪い、最期は自らの命も失っている。

いかに生きるか。

いかに死ぬか。

私たちに突き付けられている問題です。

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