いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

「家族の歌~河野裕子の死を見つめた344日~」を読んで

2019-06-22 21:46:18 | 読書


永田和宏、河野裕子(戸籍名は永田裕子)、永田淳、永田紅は、
4人の家族がすべて歌人、という珍しいケースに属する。
父和宏、母裕子、長男淳、長女紅が、裕子の最後の344日間を綴った。
これが、「家族の歌~河野裕子の死を見つめた344日~」である。
河野は、54歳で乳癌を発病し、10年の闘病生活の後、64歳で亡くなった。
そこには、壮絶なドラマがあったが、最後の344日は、とくに、家族それぞれに深い意味をもつものであった。
読書感想文を投稿した。これも200字以内、という厳しい条件であったが、字数制限のゆえに、コンパクトにまとまったと思う。

……

巨大な女性歌人、河野裕子。家族はすべて歌人です。晩年の10年間、河野は乳癌に侵されながら、創作に生きました。2010年8月、64歳で逝くまでの344日、3人が河野を支えつつ、短歌とエッセイを書き継いだ記録です。各自の切々たる思いは、涙を誘います。俵万智さんの書評を紹介します。「家族というものの素晴らしさを、ひとつの普遍的な形で示してくれた1冊として本書を抱きしめたいと思った。」そういう本です。
……

これから短歌を始める人の入門書としても、いいと思う。
















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