待ちに待った三連休、初日がもう終わってしまった。
何て呆気ない。。。
楽しみにしてたことなんて、いつでもそんな風にスーッと消えてなくなるものである。
切ない。
私の土曜日といえば、いつも通りの時刻(5時前後、時に3時台)に銀二に叩き起こされ、
にゃん’sのお世話をあれこれ焼いて、ボーッとしてると旦那が帰ってきて、
洗濯して掃除して歯医者行って買い物して、夕方になったら銀二の通院というのが
ここ最近のパターンである。
銀二は現在、口内の化膿を薬で抑えないと痛みで食欲が落ちる恐れがあるので、
週に一回の通院と毎日の投薬を続けているのだ。
普段は実に食欲旺盛で、ヘタすると弥七の3倍以上食べる大食いっぷりなので
その様子に忘れてしまいそうになるが、当猫が黙って我慢をしているだけで
薬がなければ相当の痛みがあると推測される状態である。
ここしばらく投薬を続けて、先週の頭くらいにはだいぶいい状態になったので
今週は少し薬を弱めたところ、
目に見えて症状が悪化してきてしまったので、また今日から強い薬に戻すこととなってしまった。
先生が言うには、もともと猫の口内トラブルは完治が難しいとのことなのだが、
どうしても「免疫低下によるものだろうか」とネガティブな方向に考えてしまう。
それでも、毎日にぎやかに暮らしている銀二を見ると、
そのちっこい体内に死に至る病が巣食っているとは信じられない気持ちにもなる。
矛盾しているが、そうなのだ。
私には先のことなど何もわからないけれど、かろうじてわかることがあるとすれば、
現在の状態が銀二の生きようとする意志の賜物であること、
そして、医療の助けがなければその毎日がかなり辛いものになるであろうこと、
このふたつだけである。
それらは密接に繋がっており、互いに影響を及ぼしあっている。
どちらが欠けても成り立たない。
恐らく私は、これからも最低でも週に一回、銀二を伴っての通院を続けることになるだろう。
そんな今日、いつものように銀二は口内の診察を受けたが、
薬を弱めて状態があまり良くなかったせいか、先生の行為がかなり苦痛だったようだ。
これまでは、自宅に戻り食事をもらったら診察のことなんてキレイさっぱり忘れてしまう風だったのに、
今日は押入れにこもって出てこなくなってしまった。
いつもいる助手さんが今回に限っておらず、
口の中を見る際に私が銀二の体を押さえていなくてはならなかったのだが、
それが銀二にとっては「味方と思っていたニンゲンが、あろうことか敵の一味だった」
というようなショックであったらしい。
ただでさえ高くないヨメの株は大暴落である。
思い切り避けられていて取り付く島がない様子だし、そういうときはそっとしておくしかないのか。。。
とガックリしつつ放置していたら、落ち込んだ様子で銀二が押入れからおずおずと出てきた。
そして、コタツ布団で横になろうとしていた弥七に、我が家に来て初めての毛づくろいを敢行。
これまで、私や旦那にも、そして同類であるところの弥七に対しても、
何となくよそよそしいというか見えない壁を作っていた銀二のこれまでにない行動に
「銀ちゃんがデレた!!」とヨメびっくり。
弥七たんはどうするかと観察していると、特に嫌がるでもなくそれを受け入れた後、
何とキューッと銀ちゃんを抱擁したのである。
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う、美しい。。。何て美しい兄弟仁義。。。
と今度はヨメ感激。
今まさに「二匹の猫が互いに受け入れあう瞬間」を見ているのだ!と感動した次第である。
そんなヨメに目もくれず、共に爆睡に突入の二匹。
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獣医へ行く恐怖や不快を分かち合ったのだろうか。
診察で怖い思いをした後、それまでしっくりいっていなかった猫同士が仲良くなる。。。
というのは結構あることなので、何らかの意思の疎通が図られているのだろうと思う。
かろうじて命を繋いで、ハッと気がついたらまったく知らない環境にポツンと一匹、
という状況では気が休まらないのも無理はない。
銀二が早く我が家に慣れ、本当にくつろげる日が早くくるといいなと願うヨメなのであった。
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話は変わって。
紆余曲折あり、以前こちらでも綴ったところのストレスフルな職場から
ほぼ希望通りの職場に移ることができた。
筋道立った研修をしっかり受けさせてくれ、周囲の人々に恵まれ、興味深い仕事内容で、
更に給料も以前よりいい。
毎日楽しく仕事をすることができるようになり、本当にこんなに恵まれていていいのかと申し訳なく思うほどだ。
唯一残念なのが期間限定のプロジェクトであることだが、
夏くらいまでは続く見込みなので、それまでに次の道を探すこともできるだろう。
最近、周囲の人に「せっかくの資格を生かさないなんて勿体無い」と説かれたこともあり、
近頃は「本腰を入れて宅建資格の登録に向けて動くべきか」とも考え始めている。
賃貸方面は実際にやってみて向いていないように感じたので、
それ以外の方向、たとえば住宅販売にまつわる登記だとかローン審査だとか
資格を取るのに得た知識が少しでも役立つ内容のところへ縁があればいいのだけれど。
そうでなければ、今教わりつつある仕事がかなり興味深い内容なので、
関連資格を取ってそちらにチャレンジしてみるか。
どちらにせよ、今年はまた勉強を始めねばならない年になるかもしれない。
先のことはおいおい考えていくとして、今はまず楽しく毎日仕事をすることに専念しよう。
とにかく人間関係がすこぶる良くて、激戦を勝ち抜くために昼休みのチャイムと共に食堂へ走るのすら楽しいのだ。
些細な疑問点を質問しても人格を否定されたりしないし、勇気を持って移って良かったと心から思う。
どうかこの幸運が少しでも長く続きますように。。。と祈りたい今日この頃なのであった。
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