続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

川崎市 猫詐欺・虐待・虐殺事件 初公判傍聴記録

2012-02-16 18:16:07 | 動物と暮らす者として。
※※ この事件に対する署名活動を行なっています!! ※※

以下の記事を読んで、協力してもいいと思われた方はどうかご協力をお願い致します。
同種事件の抑止力とするためにも、正当な裁きが下され、詐欺罪で有罪→実刑という
前例を作らなければなりません。

署名についての詳細は、こちらのブログをご参照願います。
猫詐欺防止のために動き始めた人のブログ。



川崎市麻生区で発生した猫詐欺・虐待・虐殺事件。

可哀想な境遇の猫達を保護し、愛情を込めて養育し、里親を探している方々から
言葉巧みに猫を騙し取った挙句、虐待を加え死に至らしめたという
非道な犯罪を犯した容疑者に対し、
被害に遭われた方々が「厳罰を求める嘆願書への署名」を集め、
虐待を行った廣瀬 勝海は、動物愛護法違反に加え詐欺罪で起訴され、
昨日2月15日は、事件の初公判でした。

この非道極まりない事件を一人でも多くの方に知ってもらうべく、
当ブログにて公開していこうと思っています。

その一環として、初公判を傍聴された猫詐欺防止のために動き始めた人のブログ。
のブログ主・みりんたら様が公開されている傍聴記録を転載します。

読むのが耐えられなくなるような残虐な行為の描写を読み、
怒りで体が震えるとはこういうことかと身をもって実感すると共に、
絶対に許せないと強い憎悪の気持ちが湧き上がるのを抑えることができませんでした。

私ですらそう思うのに、被害に遭われた方々の心中はいかばかりか、
それを思うと涙が流れます。

どんなことをしても、この事件やこのような行為に及んでいる鬼畜が、
今この瞬間もいたいけな動物を虐待しているやもしれない現実を
変えていかねばなりません。

一人でも多くの方にこの事件を知ってもらうため、
当ブログでも呼びかけていきたいと思います。


(ここより先、転載)

昨日の初公判の内容を公開します。
抜けはありますが、だいたいこんな内容でした。
(傍聴できなかった皆さんにお伝えするため必死でメモを取りましたが、あまりの早さにすべて書き取ることはできませんでした。)
記録にご協力くださったゆきももこさん 、Hさん、ありがとうございました。

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日付:2012年2月15日
裁判所名:横浜地方裁判所 川崎支部 刑事部
事件名:動物の愛護及び管理に関する法律違反
事件番号:平成23年(わ)第589号

被告人 廣瀬勝海
裁判官 阿部浩巳
書記官 野崎

13:30 裁判開廷 
14:00 裁判閉廷

■起訴状朗読(ここが一番重要なのですが、超早口で追いつきませんでした。。。)
①平成23年11月1日 午後4時頃
アパート階段上から猫2匹を砲丸投げのようにして9.87メートル下方の路上に投げ落とす。
1匹はアパート左の壁に叩きつけて殺し(た後に投げ捨てた?)、1匹は投げ落としてからアパート階段の踊り場でさらに顔面を踏みつけて殺した。

②11月2日 夜8時
室内で1匹は顔面を床に叩きつけ、1匹は左手で往復ビンタのように叩きつけた。

③11月6日
1匹を岡上路上○○から6.3メートル下方の鶴見川に投げ捨て殺した。

■身上、経歴
昭和41年10月10日生まれ

専門学校卒業後、電飾系?資材会社
取締役
平成17年倒産
IT会社社員(犯行時)
離婚歴あり、単身居住。
現在は住所不定
逮捕時は会社員と言っていたが、本当は無職。
前科・前歴なし

平成23年5月、保護ボランティアから猫を譲り受け、6月中旬から虐待し始める。

■起訴事実①について
平成23年7月、里親サイトからKさんの猫2匹を譲り受け、4、5日後、首を絞めて殺し、川へ投げ捨てる。
10月、Kさんから連絡を受け、スキ・キラを譲り受けることになり、11月1日、Kさんがアパートに2匹を連れてきて引き取る。
その日の夕方、①の犯行に及ぶ。
キラが言うことをきかないので2階から約10メートル下に砲丸投げのように投げ捨て、外に出てさらに頭部を踏みつけて殺す。
部屋に戻るとすぐスキが怯えて威嚇したため、腹を立てキラと同じ方法で殺してやろうと思い、アパート左の壁に叩きつけて殺し、同アパートから砲丸投げのようにして投げ落とし、スキが地面に叩きつけられるのを確認、その後犯行が発覚するのを恐れ、子猫達の遺骸を裏の茂みに隠す。

■起訴事実②について
10月下旬、続けてインターネットの里親募集掲示板でTさんに連絡をとり、パク、マルをもらうことになる。
11月2日、Tさんから2匹を引きとるが、その日の夕方、2匹がトイレがきちんとできないことに腹を立て、パクをフローリングに数回叩きつける。
マルは顔の近くまで持ち上げて顔面を往復ビンタのようにして数回殴り、鼻から出血させる。
11月4日夕方、Tさんがパク、マルを取り返す。

■起訴事実③について
室内に猫がいなくなったので、その日のうちにインターネットで他の子猫を探し、生後6か月のミスティをもらうため、Kさんに連絡する。
Kさんが廣瀬の家へ11月6日にミスティを連れて行く。
夜、川に生きたまま投げ捨てて殺そうとし、とんでもない猫です、川に生きたまま捨てました、今ごろもがいているでしょうとメールし、キャリーバッグにミスティを入れ、自転車で鶴見川へ行き、投げ込んで溺死させる。
Kさんが警察に通報し、警官とアパートに行くと、アパート横で2匹の猫の遺体を発見する。
その後、Kさんが鶴見川でミスティの遺体を発見する。

■スキとキラの外見記録
日本大学 獣医病理で解剖
スキ:頭から眼下にかけて出血あり。打撲が示唆される。頭頂部及び左目に強い打撲により急死した可能性。
急死した様子。生存時に出血あったものと思われる。
死因は、頭蓋、頸部の傷害。
キラ:左頭蓋骨に骨折あり。
生前に致命傷を受けたことによるショック死。
死因は、頸部の傷害。

■スキ・キラの譲渡について
グンとニコルを譲り渡し、その後、スキ・キラは韓国人留学生が飼っていたが、飼えなくなったため廣瀬に事情を話し、譲り渡すことになる。
廣瀬は、ニコルは避妊手術の傷が化膿したため入院中、グンも去勢手術のため一緒に入院中と説明。
スキとキラも最初から育てる意思はなく、ストレス発散のための虐待目的で貰い受け、その日のうちに殺害した。
スキとキラがいなくなってから、ストレスのはけ口がなくなり、再びインターネットなどを通じてボランティアや個人から里親募集の子猫を貰い受けた。

■パク・マルの譲渡について
次に貰い受けたパクとマルは、マルは可愛いと思ったが、パクは可愛くなかった。
でも2匹一緒という条件だったため、仕方なくパクも貰い受けた。
パクは走り回ったためフローリングに叩きつけた。
マルは顔の高さに持ち上げて往復ビンタのように何度か叩いた。
取り戻した時、2匹の目が涙目で、鼻血、眼底出血があった。
医師によると、落下による打撲、虐待を否定できないとの診断。

■ミスティの譲渡について
Kさんから引きとった際、終生家族の一員として可愛がると誓約書に署名している。
ミスティが威嚇をしたため、Kさんに「とんでもない猫です。生きたまま川に流しました。今ごろ生きてもがいているでしょう」とその日の夜にメールをし、その後、高さ6.3メートル下の川に、生きたままミスティを投げ落として殺害した。
Kさんが、何をしたんですか、警察に通報しますとメールすると、何もしてません。私が熟睡してたときのことですから、と返信。

■虐待の動機・方法
10匹くらい殺している。
猫が粗相したり、シャーと鳴いて威嚇してきたりしたとき、逆上し、猫の首を絞め、一気には殺さない。
死にそうになったら手を緩めてやめるを繰り返し、苦しむ姿を見て喜ぶ。
虐待してストレス発散しているという自覚がある。
離婚して一人暮らしのさみしさ、うっぷんを晴らすためやっていた。

■虐待状況の調書
そもそも猫は好きではなかったが、テレビなどで猫を見て、猫は案外利口そうなので、一緒に暮らせば好きになるのではと思い飼い始めた。
しかし、しばらく育てた後、子猫がトイレの粗相をしたため、怒って風呂桶に沈めた。
子猫がぐったりしたのを見て、今まで味わったことのない快感を覚えた。
子猫が死ぬと何とも言えず気分がよくなった。
猫の苦しむ姿が見たかった。

------以上です。-------
書面の説明がほとんどで、重複する内容も多かったので、後で整理したところ大幅にボリュームダウンしました。
次回の公判では詐欺罪での審理も行われますので、今回よりはるかに重大で意味のある内容になります。

第2回裁判は2012年4月25日 14:30~16:30
第一号法廷の予定です。

また抽選になるようでしたら、時間が分かり次第お知らせします。
ご都合のつく方は、ぜひ足をお運びください。


(転載、以上)

事件のあらましや現在に至る経緯については、
猫詐欺防止のために動き始めた人のブログ。
を併せて閲覧いただきますようお願い申し上げます。

小動物への虐待は、数々の猟奇事件を見るまでもなく、
更に大きな事件への温床となる可能性を大いに秘めています。
苦手だから・嫌いだからと命を奪っていいという、
勝手極まりない危険な思想を持った人間が今もどこかにおり、
自分の快楽のためだけに、善意の人々から子供同然に慈しみ育ててきた命を騙し取った挙句、
残虐な方法で死に至らしめているということ。
絶対に、絶対に!許せないのです。

どうか少しでも人々にこの事件を知ってもらえますように。
そして、このような事件がなくなりますように。
そう願わずにいられません。

pada01



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2 コメント

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どんな命も奪ってはいけない!! (ボロクソ@ワーゲnママ)
2012-02-16 22:26:17
某ブログから読んでいて署名も参加しましたが
公判の内容を改めてここで知り・・・これは
立派な「殺人」デス!!

こういう「異常性」は猟奇的犯罪に発展しやすい・・・無情な残酷さからくる身勝手な猟奇的な行動から重罪に問われてほしいと願うばかりです。

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ママさん。 (pada01)
2012-02-16 22:51:05
署名への協力や記事へのコメント、本当に感謝です。

これまで被害者の方々が把握している事件も含め、
ヘタしたら被害猫は3桁にのぼるかもしれないとの話なので、
廣瀬は実際に犯した罪を随分と軽く申告しています。
傍聴された被害者の方が、耐え切れず泣き出したと聞くにつけても、
本当に許せない気持ちでいっぱいです。
子猫たちが、どれだけの恐怖と痛みを味わったか。。。
どんなに無念だったか。。。

これからも、この事件や同様の事件について
この場で公開していこうと思ってます。
ママさん、いつも本当にありがとう。
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