昨日、テレビを見ていたら、長門裕之さんと南田洋子さん
ご夫婦の介護生活を映していた。
南田さんが認知症になられて、長門さんがその介護をしている
ということだった。
長門さんをあまりよく知らなかった私は、
破天荒な人だけど、憎めない人だなあ~と思った。
他所からみると、「なんであんな亭主に・・・」と
思うような人でも、夫婦というのは、不思議なものだなあ・・・と
感じる。
結局のところ、どちらかが倒れると、どちらかが助け合うという
絶妙なバランス関係の中で暮らしているんだなあ・・・と思った。
私の友人が、今離婚の危機で、とても苦しい思いをしている。
人の数だけ夫婦の形があり、一概には言えないところが、
また面白いところだが、
私はまたこの友人のご亭主の気持ちもよく分かるのだ。
友人もまた憎みたいけど、憎みきれない・・・という
葛藤の中にいるのだろう。
しかし、日々、暮らしていく中で、
培われていくものも夫婦には確かにあるのだなあ~と思った。
認知症が治るとか治らないとかじゃなくて、
これからどう人生を過ごして行くかが問題なんだと最後に
おっしゃっていた長門さんの言葉が清々しかった。
これは決して悲劇ではないよなあ~。
こんな素敵な愛の形もあるんだなあ・・・と思いました。