星新一さんのショートショートにこんなお話があります。
ある日、広場に大きな穴ができます。
興味を持った人が「オーイ!」と声を掛けても
返事がありません。
どのくらいの深さがあるのかと、小石を投げ入れても
音がしません。
それは相当深いようです。
そこで、調子に乗った人々は、その穴に色々なゴミを
入れていきます。
そう、そこは巨大なゴミ箱と化していくのです。
最初は家庭ごみだったのが、やがて産業廃棄物、
核のゴミまで・・・ありとあらゆるゴミが捨てられてゆきます。
けれどいつまで経っても満杯にならないので、
人々は安心して捨て続けます。
ところがある日、天上から、
「オーイ!」と呼ぶ声が聞こえて、
そのあとから、パラパラッと小石が降って来る―
というラストです。
・・・不気味ですよね、この話。
何気ないストーリーなのに、
なぜか忘れられない物語です。
というのも、最近、無意識というものを
考えていて・・・。
そうしたら、この話を思い出したのです。
もしかすると、私達の無意識というものも、
このお話のように、巨大なゴミ箱化しているのではないかと?
そこは、ちょっと都合の悪いもの、見たくない感情、
とても抱えきれない気持ちなど・・・そういうものを
どんどんどんどん捨てていく場所ではないのかと。
一旦は見えなくなるから、
やれやれ・・・と安心するのですが、
やがて満杯になってくると・・・
上から降って来る―
ということになるのではないかなあ・・・
と思いました。
結局は、見ないようにしても、
それが消えてなくなるわけでもなく、
いつまでも出番を待っているという状態なんですものね。
(いや、単に私がそう思っただけですが・・・)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_cloud.gif)
そう考えると、
感情なども小出しに出して、
あまりゴミ箱にためない方がいいのかもしれませんね。
そんなことを考えました。
☆それでは今日もよい一日をお過ごしください。
小さなホン屋パモン堂
ある日、広場に大きな穴ができます。
興味を持った人が「オーイ!」と声を掛けても
返事がありません。
どのくらいの深さがあるのかと、小石を投げ入れても
音がしません。
それは相当深いようです。
そこで、調子に乗った人々は、その穴に色々なゴミを
入れていきます。
そう、そこは巨大なゴミ箱と化していくのです。
最初は家庭ごみだったのが、やがて産業廃棄物、
核のゴミまで・・・ありとあらゆるゴミが捨てられてゆきます。
けれどいつまで経っても満杯にならないので、
人々は安心して捨て続けます。
ところがある日、天上から、
「オーイ!」と呼ぶ声が聞こえて、
そのあとから、パラパラッと小石が降って来る―
というラストです。
・・・不気味ですよね、この話。
何気ないストーリーなのに、
なぜか忘れられない物語です。
というのも、最近、無意識というものを
考えていて・・・。
そうしたら、この話を思い出したのです。
もしかすると、私達の無意識というものも、
このお話のように、巨大なゴミ箱化しているのではないかと?
そこは、ちょっと都合の悪いもの、見たくない感情、
とても抱えきれない気持ちなど・・・そういうものを
どんどんどんどん捨てていく場所ではないのかと。
一旦は見えなくなるから、
やれやれ・・・と安心するのですが、
やがて満杯になってくると・・・
上から降って来る―
ということになるのではないかなあ・・・
と思いました。
結局は、見ないようにしても、
それが消えてなくなるわけでもなく、
いつまでも出番を待っているという状態なんですものね。
(いや、単に私がそう思っただけですが・・・)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_cloud.gif)
そう考えると、
感情なども小出しに出して、
あまりゴミ箱にためない方がいいのかもしれませんね。
そんなことを考えました。
☆それでは今日もよい一日をお過ごしください。
小さなホン屋パモン堂