私のだらしな日記

「更科日記」ならぬ、私の〝だらしな〟日記。(^^;)
日々のどーでもいい事を、だらだらと綴っていきます。

余命三ヶ月

2017年10月03日 | 日々つつがなし
こんにちは。
小さなホン屋パモン堂です。

先週末、こんな夢を見ました。
病院でお医者さまに呼ばれて、診察室へ入って行くと、
こう言われました。

あなたはガンです。
余命三ヶ月です、

と。

それで、大変ショックを受けたんですけど、
そう言われた時に真っ先に脳裏に浮かんだ事は、

まだ仕事をやっていない、
仕事が終わっていない、

という事でした。

家族の誰それの顔が浮かんだ、
とかではなく、

仕事をしていない、

という事でした。

どうしてそんな事を考えたかというと、
まさしく言葉通りで、

私はこの世に生まれて、
何かを成し遂げなければならないのに、
それが完了していないという意味だったのでしょう。

おそらく私自身、今の状態を良しとしていなく、
全く機能していないことを薄々承知していたのと思います。

けれど、それを見ないようにしてきた、
ほっかっむりをしてきたと言うことなのでしょう。

と、同時に後悔も・・・。


この四年、出版を餌に幾度にも重なる修正、修正の日々・・・。
些細な文体の表現方法もあげつらわれ、
また、意見の違う編集者たちに翻弄もされ、
この人に言われては書いては直し、
あの人に言われては書いては直しと、
まるで濁流に飲み込まれる木の葉のようで・・・。

それで結局私に何が残ったのかと言うと、
狂ったリズムの文体、まとまらない考え、収入の低下、自尊心の崩壊、
ともすれば襲われるうつ状態、自分を疑う心・・・などで、

正直なところいい事が一つもなかったのです。

そして、本来ならば次の作品を書かなければならないのに、
それに向かうモチベーションすら持てなくなってしまっていたのです。

言わば私はずっと落ち込んだままの状態だったのです。

そこにどうやら〝喝〟を入れられたのでした。

余命三ヶ月と言われた時、
あなたはどうしますか?

と私は自身のインナーセルフに問われたのです。

あなたにはまだやる事が残っているんじゃないんですか?
と言われたのです。


けれど最期の時に、家族の顔が浮かばなかったのは幸いでした。
それは、自分の家族関係が良好だという証拠ですから。

だから私はこころ置きなく、仕事に邁進できるという意味なのですから。


なので私は決めました。
これからの人生を〝本を書く事〟に集中すると。

私の全てを本に捧げると。
それが私の生まれてきた意味なんだろうと改めて思いました。

私は人生の残り時間を切られてしまいました。

私にはもうそんなには時間はありません。
本を書く作業はとても時間が掛かるものです。
一日一日を大切して、自分がここぞと思う所まで、
高めていきたいと思います。

自分の納得する、面白い物が書けるまで。
もう十分だ、これ以上ないという所まで・・・。

それを目指して日々を過ごしていきたいと思います。


☆それでは今日もよい一日を。
ご静聴ありがとうございました。


✳︎今思ったのですが、実は先週末取材旅行に行くつもりだったのです。
次回作のために。
けれどモチベーションが上がらずに、そして仕事も入った為に、
キャンセルしたんですよね。
どうもそれも関係しているらしいのです。

誰かに望まれるから本を書くんじゃない、
自分が必要だから、書くんだ、って事ですよね。

全ては自分の為にやっている事なのに、
その基本的なことを私はどうやら忘れていたようです。

私は本が書きたい。
面白い物を書いて、みんなを楽しませたい、
ただそれだけだったのに・・・。

いつのまにか易きに流されて、
拗ねていたんですね。

そう思いました。

またモチベーションが下がるかもしれませんが、
けれど今回の事を忘れずに、ちゃんと肝に銘じて、
やっていきたいと思います。




















コメント
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