結婚のメリットって何だろう?
と考えてしまった。
今、叔母とも話しをしていて、
私の友だちたちも軒並み独身だし、
叔母の娘、私の従姉妹も独身だ。
もっともこちらは、旧帝大の国立大を出て、今は、
テレビ局のディレクターをしているので、
バリキャリだが・・・。
けれど、その従姉妹の友だちたちも、
軒並み独身らしい。
こんなにも結婚しない人たちがいて、
それはそれでいいのだろうが・・・
なんだか怖くなってしまった。
本当にそれでいいのだろうか?
確かに独身は楽だし、
それに、人はいずれ一人になる。
一人で産まれて、一人で死んでいくのだ。
だから、生涯一人でもいいとは思うけれど・・・。
なんか寂しいなぁ~・・・。
結婚のメリットってなんだろう?と思うけれど、
やはり、心を通わせる人が家族としているという点ではないか?
その役割を友達が担う時もあるけれど、
友だちは家族ではない。
嫌になったら、会わなければいいだけだ。
けれど、家族となった男女は違う。
結婚し、子どもを産み育て、
二人で、なんでもこなして、立ち向かっていかなければならない。
恋愛感情で始まった二人でも、そのうち、友達になり、戦友になり、
そうして、空気になる・・・。
その過程でいくらでも関係性が変わるけれど、
それでも、いざとなったら、一番身近にいてくれて、
支えになってくれて、励まし合って、生きていける存在なのではないだろうか?
私は元夫とは、戦友だったと思うし、彼との時間はとても大切なものだった。
たしかに、私の気持ちなど無視して、一人勝手にやっていたところも多々あったが、
それでも基本、私たちは馬が合った。
話をしていて楽しかった。
共通の話題もあったのだ。
結婚は女性にとって、辛い部分も確かにある。
否、現代では、男性だって、家庭生活が苦痛な人は多いだろう。
それでも、結婚する意味とは何だろう?
といつも私は考える。
何か一つでも分かり合えたら、それはそれで万々歳なのではないか?
全く違う男と女という生き物が、互いの垣根を越えて理解していく様は、
とても美しいのではないか?
そのための大切な相手なのではないだろうか?
その切磋琢磨する相手は、並大抵の人では務まらないだろう。
やはり、自分と気の合った人でないと。
家庭を作るという事は、そういう人と一緒になるということだ。
そういう相手に出会えたことは、感謝しかないのではないか。
結婚は大変だからと切り捨てられない部分が、どうしても私にはあるのだ。
それは、結婚の楽しさも知っているから。
もう一度、あの頃のように、心を通わせたいから。
心身共に一つになる、丸ごと分かり合える、という感覚をまた味わいたいからだ。
それが結婚における醍醐味だろう。
結婚にはメリットもある。
離婚しておいてなんだが、
それでも結婚して良かったと私は思っているのだ。
多様な生き方が主流だし、それはそれでいいのだが、
何も結婚自体を否定することもないかな?とは考える。
若い男女が知り合って、互いに切磋琢磨しつつ、
勿論喧嘩も絶えないし、お互い傷つけ合う事も多かったけれど、
それでも最後まで文句を言いつつ、やっていく―
そこに私は意義を見出すのだ。
独身の人たちや同性愛の人達をけっして否定する訳ではないのだが、
やはり、男女として生まれたからには、
たがいに愛し愛されて、子どもを産み育て、
やがて老いさらばえていく―。
そんな普通の感覚を持つことが、今ではとても貴重な体験のような気がする。
多様性という生き方は、意外と私たちの考えを狭めてしまっている気がするのだが・・・
どうだろう?
☆それでは今日もよい一日を。
私にとって、恋愛、結婚、家庭を持つということは、
とても重要な課題です。
何故なら人は、一人では生きていけないからです。
否、本当は、自立した人でないと、お互いを大切には出来ないからです。
けれど、そんな理想的なカップルなどそうそういる訳もなく、
どちらかと言えば、皆なにかしらのハンディを抱えて生きています。
そうしたハンディをいかに克服するか、
そうして、互いに愛し愛される関係をいかに作っていくかが、
私にとって大切なテーマです。
なかなか答えは出ないけれど、
死ぬまでの間に、自分なりに答えを出していけたらなぁと思います。
それと、私の中では伝統的な家庭生活というものを重視する気持ちがあります。
現代社会の傾向には反するかもしれませんが、
私の中では、昔ながらの〝家〟に対する思い入れが強いのです。
それぞれの〝家系〟の中にある、伝統や文化や精神を受け継いで、
それを保っていくことが今、とても大切な気がしているのです。
少子化だし、それを受け継ぐ子ども達もいないのですが、
基本的な事に立ち返り、それらを大切にしていきたいとは思っているのですが・・・。
その個々の〝家〟を失うことは、私たちのアイディンティティを失う事ではないのかと危惧している所です。