息子は、私が関東へ上ってから、仕事へ行けなくなってしまった。
いつも、私が島を離れると同時に仕事へ行けなくなってしまう。
まるで、へその緒が繋がっているようだと感じていた。
今回は、まだ休んでいる。
このGW中も休むし、その後も、友だちが来島するというので、以前から休みを取っていた。
パート勤務なので、仕事をしないと、家賃も払えない。
15万を貸してくれと言われた。
仕方なく、貸したけれど、借用書を書いてもらった。
私としては、彼と一緒に暮らし始めてから、無心ばかりされ、
本当に困っていた。
私の生活は、両親が残してくれた遺産で成り立っている。
それも、老後資金だったものを、おもわぬ離婚成立のために、
今は生活費として使っているのだ。
こんなことをしていたら、直に破産だ。
そんな事、口を酸っぱくして言っているのに、
働き始めたかと思うと、すぐに休んでしまい、
生活自体が成り立たない息子の面倒までみてきたのだ。
それはもう私にとっては負担だ。
しかも治療のために、すぐにまた関東へ戻らなければならない。
だから、息子を切ろうと思った。
もう、容赦なく。
すっぱりと。
彼が落ち込んでいるのは分かっているし、
傷ついてもいるのだろうが、
もう私にはどうする事も出来ない。
彼は彼で、私のことをうざがり、電話にも出ない。
もう、ここが切り時だろうと思った。
それで、きちんとへその緒を切る事にした。
でなければ、私も息子も前を向いて歩いていけない、
そう思った。
だから、私たち家族は、これから本当に三人が三様、別々の道を歩いて行くことになるだろう。
本来は、三年前の離婚時期にそうするべきだったのだけれど、
なんだかんだと互いに繋がりあってきたのだ。
けれど、もうきっぱりと切らなければならない。
でないと、明るい未来はやってこない気がする。
仏壇に手を合わせ、ご先祖様に、息子の事をどうしたいいですか?と聞いたら、
たまたま聴いていた占い動画で、
〝今まであなたが担ってきたリーダー役を後人に譲る時ですよ〟と言われた。
今まで大変だった、家族をまとめるという役割を降りて、
もう息子に自分の道を歩いてもらう時が来たのかもしれない。
〝獅子が自分の子どもを谷底に突き落とすように、
お子さんの成長を願ってそうする時です〟と。
なので、もうそうしようと決めた。
今も息子に電話をしたら、「用がないのに電話をするのはやめてくれ」と言われた。
本人ももがいているんだね。
そっとしておこうと思った。
これから資金援助もしないことに決めた。
お金は〝愛〟だ。
私の愛を無下にするような者に、私の大切なお金はやれない。
もう、自分でどうにかする時期にきているのだと思った。
そうして、彼はなんとかやっていくでしょう。
賢い頭もついているし、自分でなんとかできる男だ。
きっとやっていけるでしょう。
だから、これからは、私は本当に一人になってしまった。
もう、後ろを振り返らずに、一人きりの生活を自分で切り開いていかなければならない。
寂しいよ・・・
怖いよ・・・
辛いよ・・・
悲しいよ・・・
だけど、それが人の生きる道。
誰もが通らなければならない道。
今までの二人に感謝して、
これからの自分の道を愛していこう。
☆それでは今日もよい一日を。
感謝します。
全てのものに感謝します。
ありがとう、
ありがとう。
そして、すべては上手くいっています。
ありがとう。