もう関係ないのかもしれない。
確かに私は、そんなに儲かっている作家ではないけれど、それでも、曲がりなりにも、本を書かせてもらっているので、それでもう充分だろう。
私なりの愛を込めた作品を、世に送り出しているので、私の果たす役割としては十二分だと思う。
出来得るなら、これからもこのスタンスで、本を書かせて貰えたらと思っている。
そうすれば、きっと死ぬまでには、あと何冊か、完成された物語が出来上がるだろう。
私は、今回、本を書いて、疲れた…というのもあるけれど、日々、生活が出来ない事で、非常に苦しんでしまった。
私の青写真では、本の印税で生活しようと考えていたし、その為には、毎年コンスタンスに、本を出そうと思っていたのだ。
しかし、本を書くという作業は、思ったほど順調には進まないし、逆に、仕事をしていた方が、作品の進捗具合も進む事に気がついた。
もちろん、書く段になると、まとまった時間が必要だが、、、(三ヶ月とかね)でも、それ以外だと、別の事をしていた方が良いみたい、
と言う事に気が付いた。
今まで、本で生計を立てると言う事ばかりにこだわって、仕事をしてこなかったので、その事実は新鮮だった。
これまでは、逆だと思っていたから。
仕事をせずに、本にだけ集中すれば、もっと早く書ける、もっと早く完成する、とばかり思っていたので…。
でも、違うんだなぁという事にようやく気が付いたのだ。
という事もあるし、喫緊の問題は、収入がない事で、自分に自信が持てず、気持ちが荒むと言う事も分かったからだ。
私はここ何年も収入がなくて、ただ無駄に親からの遺産を減らし続けていただけの無産者だったのだ。
その事で、毎日毎日、お金の事だけを考えざるを得なくて、しんどい思いをしていたから。
そんなお金の問題から解放されたくて…そしてまた、私もお金にもう苦労したくなくて…、士業を目指す事にしたのだ。
本を書くのは、人生の楽しみにとっておいて、これからはキチンと自分に収入をもたらす事をやっていこうと考えている。
幸いな事に、今働き始めた事務所は融通が効いて自由度がある所だ。
だから、なるだけ早く簿記も身につけ、働けるようになりたいなぁ…と思っている。
定年間近の私が、第三の人生に選んだのは、確実に収入を得る道、と言う事だ。
普通の人とは、真逆の生き方だけれど、
(普通の人は、定年になったら、人生のご褒美とばかりに、趣味に打ち込んだり、好きな事しようとしているのに…)
まあ、その方が退屈しないかなぁと。
そんな生き方をしていこう、と今、思っているところです。
☆それでは今日も良い一日を。
感謝します。
すべては上手くいっている。