「牛の鈴音」という韓国のドキュメンタリーを観て来た。
本国では、300万人もの動員数があったという映画だ。
30年も一緒に野良仕事をしてきたばあさん牛とおじいさんの話だ。
全編に牛の首につけられた鈴音が聞こえて来て、
それが心地良い。
一言で言うと、
人が働くとは、こういう事をいうんだなあ…
と思った。
一生涯、身体の動くうちは、自分の仕事を全うする
そのおじいさんとおいぼれ牛(と映画の中では呼んでいた)の姿は
もう涙、涙・・・でしかなかった。
しかもこのおじいさんと言う人は、8歳のとき、鍼治療の
失敗で、左足が悪く杖を付いている。
その枯れ木のような細い足で、はいつくばって畑仕事をするのだ。
その姿がなんともいえない。
そこにおばあさんが出てくるのだが、
このおばあさんの愚痴や嘆きが、
この映画のナレーションになっているとも言える。
おじいさんをはさんで牛と三角関係?
のようにレビューには書かれるが、
そうではないだろう。
おばあさんは、愚痴をいいながらも、
牛のことを思っている。
そのことがとても伝わってくるのだ。
おじいさんに文句をいいながらも、
「あんたが死んだら生きてはいけない」
とも言う。
そんなアンビバレンツな所がとてもよくでていたなあ~と思った。
こんなおばあさんは、ある意味、女性のプロトタイプか?と
私は映画を見ながら思っていたのだ。
というのも、私の祖母や母なども、まさしくこの
くりくりパーマで、常に夫の悪口をいいつつ、それでも
なんとなく仲がいい、という感じだったからだ。
なんだかこの老夫婦を見ていると、
そんなことがおもいだされてしまった・・・。
しかし・・・この映画は本当にドキュメンタリーか?
と思う箇所が何度か出てきた。
ナレーションもないし、説明する箇所もないのに、
すんなり見れる。
それはおばあさんの愚痴が全てを物語ってくれるからだが・・・。
牛の涙や、若い牛との世代交代・・・なんだか
あまりにも絵がぴったりとしすぎて、
本当にドキュメンタリーなのか?
(作ったんじゃないのか?)と思ってしまいました。
「こんなにもぴったりな絵が取れる筈はない」なんて思ったりして・・・。
しかしまあ、そんな真偽はともかくとして・・・
心に染みるいい作品でした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
牛の鈴音
そのあと、「アバター」の3D作品を観に行こうとしたのだが、
あまりの人の多さにチケットが買えず、
泣く泣く諦めました・・・。
(チケット屋でも、前売り券は売り切れでした)
なんだか、もう無理なので、通常版でみようかな・・・?
☆それでは今日もよい一日でありますように。
小さなホン屋パモン堂
本国では、300万人もの動員数があったという映画だ。
30年も一緒に野良仕事をしてきたばあさん牛とおじいさんの話だ。
全編に牛の首につけられた鈴音が聞こえて来て、
それが心地良い。
一言で言うと、
人が働くとは、こういう事をいうんだなあ…
と思った。
一生涯、身体の動くうちは、自分の仕事を全うする
そのおじいさんとおいぼれ牛(と映画の中では呼んでいた)の姿は
もう涙、涙・・・でしかなかった。
しかもこのおじいさんと言う人は、8歳のとき、鍼治療の
失敗で、左足が悪く杖を付いている。
その枯れ木のような細い足で、はいつくばって畑仕事をするのだ。
その姿がなんともいえない。
そこにおばあさんが出てくるのだが、
このおばあさんの愚痴や嘆きが、
この映画のナレーションになっているとも言える。
おじいさんをはさんで牛と三角関係?
のようにレビューには書かれるが、
そうではないだろう。
おばあさんは、愚痴をいいながらも、
牛のことを思っている。
そのことがとても伝わってくるのだ。
おじいさんに文句をいいながらも、
「あんたが死んだら生きてはいけない」
とも言う。
そんなアンビバレンツな所がとてもよくでていたなあ~と思った。
こんなおばあさんは、ある意味、女性のプロトタイプか?と
私は映画を見ながら思っていたのだ。
というのも、私の祖母や母なども、まさしくこの
くりくりパーマで、常に夫の悪口をいいつつ、それでも
なんとなく仲がいい、という感じだったからだ。
なんだかこの老夫婦を見ていると、
そんなことがおもいだされてしまった・・・。
しかし・・・この映画は本当にドキュメンタリーか?
と思う箇所が何度か出てきた。
ナレーションもないし、説明する箇所もないのに、
すんなり見れる。
それはおばあさんの愚痴が全てを物語ってくれるからだが・・・。
牛の涙や、若い牛との世代交代・・・なんだか
あまりにも絵がぴったりとしすぎて、
本当にドキュメンタリーなのか?
(作ったんじゃないのか?)と思ってしまいました。
「こんなにもぴったりな絵が取れる筈はない」なんて思ったりして・・・。
しかしまあ、そんな真偽はともかくとして・・・
心に染みるいい作品でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
牛の鈴音
そのあと、「アバター」の3D作品を観に行こうとしたのだが、
あまりの人の多さにチケットが買えず、
泣く泣く諦めました・・・。
(チケット屋でも、前売り券は売り切れでした)
なんだか、もう無理なので、通常版でみようかな・・・?
☆それでは今日もよい一日でありますように。
小さなホン屋パモン堂
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