■パンカップ店主の昭和的こころ 「三角ベースボール」

アラカン・パンカップ店主の昭和的こころの復活記◇昭和の時代・日本の伝統を見直しませんか?!

「いのちは風土に育まれ」

2011-11-02 10:15:54 | パンカップ店長日記
「いのちは風土に育まれ」

一つひとつの土地には、それぞれの自然があり、文化があり、それによって育まれた人々がいる。それを風土と呼ぶならば、私たちのいのちは、その風土によって育まれていると言えるだろう・・・家庭─それは風土がひとつの形となったもの。ひとつの家庭にはそれぞれの言葉があり、喜びがあり、涙もある。それが生活でありその中心には食卓がある。食卓は、一つのいのちに与(あずかる)ことの端的なしるし。家庭の味はそこから生まれ、私たちの身体の隅々にまで染み渡り、ヒトを人にする。 
 風と土。私たちの身体はこの土から生まれ、そこにいのちの息が吹きぬける。生きるとはそういうことではないか、とそう思う・・・自分の生きる場を確かめたい。魚にとっては水の中、鳥にとっては広い空。私たちにとっては、風土こそ、そのような場ではないだろうか。そこを離れて、私たちは、生きることはできないだろう。 
たけうちおさむ 上智大学准教授

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