注)今回の記事は長いし、愚痴っぽいので読まないって言う選択肢もアリ
…ウチの会社で働きたい
『給料は要りません』
みたいなことを言っていたオッサン(俺の一つ年上
今月はアルバイト的に、仕事がある時に来る事になり
今日はその二日目。
…
俺と第二の職場へ行くという仕事だった
実は彼
同業他社の人間
そこで1年働いて、辞めて来たのだ
だから第二の職場へも何度か行った事があるようなのだけれど
俺は彼と会った事も見かけた事もない…
…
同業で1年働いたことがある彼は
1年半も勤めていた新ちゃんよりはかなり気が利く
ちょっとした事を任せられる感じはあった
まぁ、何とか使えるレベルなのかな…と思った
しかし。
しかしなのである。
一通りの作業を終えて
受付のお姉さんのいる事務室へ入り
『ウチの会社でアルバイト的に手伝ってもらってる人です』
って紹介すると
事務のお姉さんの所へ行き
まぁ…喋る喋る
『前に○○という会社に居て、何度かここにも来た事があるんですが覚えてますか?』
と言うようなことから始まり
前の職場の悪い部分をペラペラ話す
俺はその背中を見ながら
『あぁ…コイツ、バカなんだな』と。
話している感じから伝わるのが
受付のお姉さんと話したい!!っていう気持ち。
それが気持ち悪い。
どうしてウチの会社にはこういうキモちゃんばっかり来るんだろう。
美人でちょっと有名なお姉さんは
一応、笑顔で応対してくれたが
きっと腹の中では拒絶反応で気分が悪くなってるに違いない。
って言うか、わかる。
絶対そうなってる。
前の職場の悪口を言って少しじょう舌になっていたのもつかの間
その、前の職場の社員が第二の職場へやってきたようだった
窓ガラス越しのその姿に彼も気づいた
実にタイミングの悪い場面である。
『あ!アレは○○君じゃないかな…』
から始まり
『あぁヤバイ。今日は会いたくない。かなりマズイ。いやぁマズイなぁ。』
急にオロオロしている。
…
あのさ。
同業他社の会社に勤めると言う事は
勿論こういう場面も想像してるよね普通。
同じ仕事をしているんだからどこかでバッティングするのは当たり前だ
それなのにこの狼狽えっぷり
『にゃびさん…すいません。今日は俺、隠れてていいですか。』
ほぼ仕事も済んでいるし、面倒くさいから
『どうぞどうぞ』と言うと
彼は車に逃げ込んだ
彼がいなくなった事務所内
先ほどの美人で有名な受付のお姉さんが
『にゃびさん連れて来たの誰かと思ったら鳩じゃん』
『鳩?』
『鳩山由紀夫に似てるから陰で鳩って呼んでるの』
『確かにどっか似てる!』
ゲラゲラ笑った
彼女が言うには彼が前の職場の時に第二の職場へ来ると
ロクに挨拶もしないし、見た目は気持ち悪いし
なんか嫌だよねって別の受付のお姉さんと話をしていたんだと。
頃合いを見計らって
彼がまた事務所に戻ってきた
『もう隠れてなくて大丈夫なの?』と聞くと
『分かんないっすけど戻って来てみました』
…勝手にしろや
…
しばらく事務所に居ると
もう一人の事務のお姉さんが入ってきた
『お疲れさまです~』と挨拶をしたのだが
鳩を見るなり顔がこわばって
完全なる拒絶反応っぷりをあらわに…。
…
なんて言うか
俺も彼の事を気持ち悪いなぁと感じていた
話し方、仕草、会話の内容、表情…
なんか気持ち悪い(ウケるだろうと思って言う下ネタがさらに気持ち悪い
でも強烈な新ちゃんの後なので
『アレよりはマシ』ってどこかで思ってしまう。
その気持ちが若干、甘さになっている。
…
自分で言うのも変だけれど
俺は『にゃびねえさん』なんて呼ばれるほど
普通の男性よりは若干、女性的な性格をしているようで
俺が気持ち悪いと思う男性は
間違いなく女性にも気持ち悪いと思われている事に気づく
新ちゃんも、鳩も
俺の苦手センサーに反応する。
鳩がまた車に隠れに行ったので
もう一人の事務のお姉さんに
『鳩の何が嫌なの?何かされたの?』
って聞いてみた
…
このお姉さん、大人しい性格の人なんだけれど
こういう事を言うのかって驚くようなことを言った
『もう見た目が嫌い。ムカつく顔してる。もうとにかく全部やだ』
要するに生理的に全く受け付けないらしい。
受付のお姉さんが受け付けてくれないんだからもう、おしまいだよ鳩。
帰りの車で驚くべきことを言い始めた鳩。
『実はさっき会いたくないって言ったヤツから、金を借りてるんです』
待て待て待て待て…
どういう事だよ
借りた金を返さないまま同業他社へ転職できる神経どうしちゃったのよ
返す気ないわけ??
『相手はもう返さなくていいよって言ってるけど、必ず俺は返します!(キリッ』
当たり前だよバカ!ハゲ!
キリッとして言うなよ!
貸した金を返さなくていいって言うヤツの気持ちってどんなか分かってて言ってるのかよ。
『で、いくら借りて、残金はいくらなの?何十万円とか?』
『いや、たった2万ですね。残金は5千円です』
…
貸してもらって『たったの2万』って言い方もどうかと思うし
残金5千円か知らないけどさ
そういうヤツは入社の意気込みで
『給料は要りません』とか言えねぇだろ
何でもいいからバイトでも何でもして早く返しちまえよバカ
給料要らねぇじゃねぇよ。
人から金を借りてんだったらもっと必死で返済しろよ
…俺は呆れて物が言えなくなった
沈黙の車内
すると彼から
『いやぁ、あの受付の美人さんとにゃびさんって仲良しなんですね。いいな~』
お前、どんだけブッ込んで来るんだよ
俺の神経が全然ついて行けてねぇよ
とんだモンスターマシンだなこのハゲ
…
『あのさ、金はスグ返しなよ。』
『はい、もちろんそうします。』
『あとさ、第二の職場へ行っても受付の事務所には入らない方がいいし、前の職場の悪口もどうかと。』
『あ~そうですか。はい、そうですね。』
『でも、挨拶だけはきちんとして。』
『前の職場の人にも会うと思うけど、それは覚悟で転職したはずだから隠れるとか無しで。』
『ホント、申し訳ないです。今日だけです。』
今日だけ隠れるって意味が分からないけれども。
…
何と言うかガッカリ感がハンパない
しかし、これでも新ちゃんよりはずっとマシって思える。
新ちゃんってそれぐらい最悪だったんですよ。
もう辞めた奴のことを言ってもしょうがないけども。
会社に帰ってから
専務に鳩の事を聞かれた
『どうだった?使えそうか?』みたいな
俺は包み隠さず全部喋った
美人のお姉さんの方からは
『本採用するんですか?』って聞かれるほどだったよ
俺は『採用を決めるの俺じゃないから分からんけど』って答えたけど
と、ズバッと言ってやった
…
専務が言う
女の人が見た目で気持ち悪いからとか
生理的に受け付けないからって
それで入社は断れないでしょ。って。
お金だって会社から借りてるんじゃなくて従業員同士の事でしょ?って。
…あのさ。
そんなに採用したいならすれば?
俺はダメだと思うってハッキリ言ったからね?
見極めるのはウチラじゃない。専務なんだからね。
肝心な場面を俺たちに任せるんじゃなくて
採用するかどうかは自分で見て、たくさん接してから決めてくれ。
とりあえず
俺の採点結果から行くと不合格。
全然お話になりませんレベル。
さて、どうするでしょうか専務は。
…ウチの会社で働きたい
『給料は要りません』
みたいなことを言っていたオッサン(俺の一つ年上
今月はアルバイト的に、仕事がある時に来る事になり
今日はその二日目。
…
俺と第二の職場へ行くという仕事だった
実は彼
同業他社の人間
そこで1年働いて、辞めて来たのだ
だから第二の職場へも何度か行った事があるようなのだけれど
俺は彼と会った事も見かけた事もない…
…
同業で1年働いたことがある彼は
1年半も勤めていた新ちゃんよりはかなり気が利く
ちょっとした事を任せられる感じはあった
まぁ、何とか使えるレベルなのかな…と思った
しかし。
しかしなのである。
一通りの作業を終えて
受付のお姉さんのいる事務室へ入り
『ウチの会社でアルバイト的に手伝ってもらってる人です』
って紹介すると
事務のお姉さんの所へ行き
まぁ…喋る喋る
『前に○○という会社に居て、何度かここにも来た事があるんですが覚えてますか?』
と言うようなことから始まり
前の職場の悪い部分をペラペラ話す
俺はその背中を見ながら
『あぁ…コイツ、バカなんだな』と。
話している感じから伝わるのが
受付のお姉さんと話したい!!っていう気持ち。
それが気持ち悪い。
どうしてウチの会社にはこういうキモちゃんばっかり来るんだろう。
美人でちょっと有名なお姉さんは
一応、笑顔で応対してくれたが
きっと腹の中では拒絶反応で気分が悪くなってるに違いない。
って言うか、わかる。
絶対そうなってる。
前の職場の悪口を言って少しじょう舌になっていたのもつかの間
その、前の職場の社員が第二の職場へやってきたようだった
窓ガラス越しのその姿に彼も気づいた
実にタイミングの悪い場面である。
『あ!アレは○○君じゃないかな…』
から始まり
『あぁヤバイ。今日は会いたくない。かなりマズイ。いやぁマズイなぁ。』
急にオロオロしている。
…
あのさ。
同業他社の会社に勤めると言う事は
勿論こういう場面も想像してるよね普通。
同じ仕事をしているんだからどこかでバッティングするのは当たり前だ
それなのにこの狼狽えっぷり
『にゃびさん…すいません。今日は俺、隠れてていいですか。』
ほぼ仕事も済んでいるし、面倒くさいから
『どうぞどうぞ』と言うと
彼は車に逃げ込んだ
彼がいなくなった事務所内
先ほどの美人で有名な受付のお姉さんが
『にゃびさん連れて来たの誰かと思ったら鳩じゃん』
『鳩?』
『鳩山由紀夫に似てるから陰で鳩って呼んでるの』
『確かにどっか似てる!』
ゲラゲラ笑った
彼女が言うには彼が前の職場の時に第二の職場へ来ると
ロクに挨拶もしないし、見た目は気持ち悪いし
なんか嫌だよねって別の受付のお姉さんと話をしていたんだと。
頃合いを見計らって
彼がまた事務所に戻ってきた
『もう隠れてなくて大丈夫なの?』と聞くと
『分かんないっすけど戻って来てみました』
…勝手にしろや
…
しばらく事務所に居ると
もう一人の事務のお姉さんが入ってきた
『お疲れさまです~』と挨拶をしたのだが
鳩を見るなり顔がこわばって
完全なる拒絶反応っぷりをあらわに…。
…
なんて言うか
俺も彼の事を気持ち悪いなぁと感じていた
話し方、仕草、会話の内容、表情…
なんか気持ち悪い(ウケるだろうと思って言う下ネタがさらに気持ち悪い
でも強烈な新ちゃんの後なので
『アレよりはマシ』ってどこかで思ってしまう。
その気持ちが若干、甘さになっている。
…
自分で言うのも変だけれど
俺は『にゃびねえさん』なんて呼ばれるほど
普通の男性よりは若干、女性的な性格をしているようで
俺が気持ち悪いと思う男性は
間違いなく女性にも気持ち悪いと思われている事に気づく
新ちゃんも、鳩も
俺の苦手センサーに反応する。
鳩がまた車に隠れに行ったので
もう一人の事務のお姉さんに
『鳩の何が嫌なの?何かされたの?』
って聞いてみた
…
このお姉さん、大人しい性格の人なんだけれど
こういう事を言うのかって驚くようなことを言った
『もう見た目が嫌い。ムカつく顔してる。もうとにかく全部やだ』
要するに生理的に全く受け付けないらしい。
受付のお姉さんが受け付けてくれないんだからもう、おしまいだよ鳩。
帰りの車で驚くべきことを言い始めた鳩。
『実はさっき会いたくないって言ったヤツから、金を借りてるんです』
待て待て待て待て…
どういう事だよ
借りた金を返さないまま同業他社へ転職できる神経どうしちゃったのよ
返す気ないわけ??
『相手はもう返さなくていいよって言ってるけど、必ず俺は返します!(キリッ』
当たり前だよバカ!ハゲ!
キリッとして言うなよ!
貸した金を返さなくていいって言うヤツの気持ちってどんなか分かってて言ってるのかよ。
『で、いくら借りて、残金はいくらなの?何十万円とか?』
『いや、たった2万ですね。残金は5千円です』
…
貸してもらって『たったの2万』って言い方もどうかと思うし
残金5千円か知らないけどさ
そういうヤツは入社の意気込みで
『給料は要りません』とか言えねぇだろ
何でもいいからバイトでも何でもして早く返しちまえよバカ
給料要らねぇじゃねぇよ。
人から金を借りてんだったらもっと必死で返済しろよ
…俺は呆れて物が言えなくなった
沈黙の車内
すると彼から
『いやぁ、あの受付の美人さんとにゃびさんって仲良しなんですね。いいな~』
お前、どんだけブッ込んで来るんだよ
俺の神経が全然ついて行けてねぇよ
とんだモンスターマシンだなこのハゲ
…
『あのさ、金はスグ返しなよ。』
『はい、もちろんそうします。』
『あとさ、第二の職場へ行っても受付の事務所には入らない方がいいし、前の職場の悪口もどうかと。』
『あ~そうですか。はい、そうですね。』
『でも、挨拶だけはきちんとして。』
『前の職場の人にも会うと思うけど、それは覚悟で転職したはずだから隠れるとか無しで。』
『ホント、申し訳ないです。今日だけです。』
今日だけ隠れるって意味が分からないけれども。
…
何と言うかガッカリ感がハンパない
しかし、これでも新ちゃんよりはずっとマシって思える。
新ちゃんってそれぐらい最悪だったんですよ。
もう辞めた奴のことを言ってもしょうがないけども。
会社に帰ってから
専務に鳩の事を聞かれた
『どうだった?使えそうか?』みたいな
俺は包み隠さず全部喋った
美人のお姉さんの方からは
『本採用するんですか?』って聞かれるほどだったよ
俺は『採用を決めるの俺じゃないから分からんけど』って答えたけど
と、ズバッと言ってやった
…
専務が言う
女の人が見た目で気持ち悪いからとか
生理的に受け付けないからって
それで入社は断れないでしょ。って。
お金だって会社から借りてるんじゃなくて従業員同士の事でしょ?って。
…あのさ。
そんなに採用したいならすれば?
俺はダメだと思うってハッキリ言ったからね?
見極めるのはウチラじゃない。専務なんだからね。
肝心な場面を俺たちに任せるんじゃなくて
採用するかどうかは自分で見て、たくさん接してから決めてくれ。
とりあえず
俺の採点結果から行くと不合格。
全然お話になりませんレベル。
さて、どうするでしょうか専務は。