4月にしては暖かい(いやむしろ暑い…)日が続いています。
それを受けて今、わが家の庭は、花ざかりです*
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ユキヤナギ(雪柳)
深めの剪定をほどこして、今年は短く仕立ててみました。
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例年の、風に揺れる枝々が『2メートル超の高さでヘドバンする』さまは見られませんが(笑)、人の胸ほどの位置で真白に咲くこの姿もまた、可憐に華やかです。
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クリスマスローズ 『ブラックスワン』
中輪の八重咲き品種。
今春が初めての開花です。
手に入れたのが幼い苗だったので、花が咲くまでに3年もかかってしまいました。
その名の通りに、艶やかに黒い花。
格好いい*
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ヤブツバキ(藪椿)
庭には、実家側に1本、わが家側に1本の、合計2本のヤブツバキがあるのですが、これはわが家のコ。
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敷地のいちばん端っこで高く茂り、裏木戸代わりに侵入者を通せんぼしています。
今年も木が赤く染まって見えるほどに、たくさんたくさん咲きました。
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椿(品種名不明)
私が物心つく前から、今は亡き父が育てていた木。
いったいいつからうちにあるんだろう…
枝のとても細い椿で、枝垂れるように咲きます。
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椿(品種名不明)
唐子咲きの花が、オリエンタルに素敵な椿です。
かなり横張りに枝を広げるので、どうしても邪魔になりがちで、つい深く剪定をしてしまうせいか、なかなか花数が増えないのが目下の悩み。
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レンギョウ
今年も2本のレンギョウの花が、一斉に満開になったのですけれど。
その日から連日ヒヨドリの餌食となり、なんとたったの3日間で、花だけがまるっと食い尽くされてしまいました…!
ただの一輪も残ってないんですよ!
ヒヨドリの意地汚さたるや、もう…!
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白花ウグイスカグラ(鶯神楽)
今年もぷらりぷらりと、小さく真白な花をたくさん下げています。
自家受粉しないので、これ1本しかないわが家では、宝石のように美しい実が生りづらいのが、玉に瑕。
(もうひと株ほしいけれど、いかんせん育てる場所が…)
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キイチゴ(木苺)
黄色い、大ぶりな実の生る木苺です。
甘くてさっぱりとしていて、それはそれはおいしいんですよ*
食べるものの栽培にはあまり興味のない私ですが、ベリー系だけは花もかわいくて実もおいしいので、これとラズベリーとワイルドストロベリーの3種を育てています。
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ヤマブキ(山吹)
今の庭を造ったときに植えられたものですが、どういうわけか9年間ほぼ咲かず。(咲いたとしても、ほんの1、2輪…)
それが10年目の春にして、なぜかいきなり満開に。
…なんでなん?
どないしたん?
あ、もしかして…お母さんが「くそぅ…咲かないなら伐採して、他のものを植えてやろうか」と、枝切ばさみを鳴らしながら仁王立ちして呟いたのが聞こえてたん?(実話)
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白花ケマンソウ(華鬘草)
タイツリソウ(鯛釣草)とも。
これは、私が担当している白花。
すっごく元気!
ほぼ同じ場所で、母は赤花を育てていますが…今年は絶不調。
ちょろりと芽吹いただけで、そのまま動きを止めてしまっています。
はてさて、どうしたものか。
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うふふ* きれいなハート型♡
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タチツボスミレ(立坪菫)
庭のスミレゾーンを越えて、ついに今年は、敷地と道路との境界にまで進出。
邪魔になるものでもないので、そのまま見守ります。
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コスミレ(小菫)…たぶん。
ずいぶん前に、ひとり生えしたもの。
スミレゾーンでは生きにくかったようで、元気がなくなってきたので鉢に上げて育ててみたら、ご覧のとおりに大復活*
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ウスベニヒゴスミレ(薄紅肥後菫)
これは園芸品種です。
澄んだ甘い香りがするんですよ*
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白花タチツボスミレ
もう何十年ものあいだ、実家側のヤブツバキの下を根城としています。
菫の寿命は長くはないはずなのですが、少しも数を減らすことなく、ずーっとそこにいて、そこだけに咲きます。
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ニョイスミレ(如意菫)
里山から少しばかり種だけをいただいてきて、スミレゾーンに蒔いておいたら、根付きました。
花がとても小さくて、1センチくらい。
それでも長い花茎で飛び出るように咲くので、他のスミレや草の中にあっても、なかなかに目立ちます。
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ムスカリ
今年はいろんな種類が混ざったものを、植えてみました。
そうしたら、その中に、素敵におもしろい花が*
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咲き進むと、こんな姿に。
最近のムスカリは、色もかたちも凝ってますね。
(ちなみに、香りはなし。 …残念)
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ティアレラ 『スプリングシンフォニー』
小型のティアレラです。
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シルバープリペットという、小さな斑入りの葉を持つ、常緑の中木の足元なのですが、ここが気に入ったようで、とても機嫌よく育っています。
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まるで妖精のように可憐でしょ*
庭を歩いていて、目に入るたびに、気持ちが和みます。
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レンゲソウ(蓮華草)
わが家側の敷地内には、来客用の駐車場があるんですけどね。
面積の8割がコンクリートで固められたそこと、家の外壁との間に、幅20センチ、長さ2メートルほどのフチが切ってあって、もともとは芝が植えられていました。
…が、東の方角にあり、駐車場ゆえの大開口で日当たりがよすぎるゆえか、都市特有の夏の蒸し暑さに耐えられず、たった数年で枯れてしまいました。
それ以来、その小さなスペースは、私と隣家の母と似よる、いろいろな『草』の実験地となりました。
こんにちまで、酷暑に耐えられるもの且つ駐車の邪魔にならない植物を探して、クスダマツメクサやセダム類など、様々なものを植えてきましたが、どれも定着には至らず。
業を煮やした母が、昨秋、レンゲソウの種を盛大に蒔きました(笑)
それが今、咲き始めています。
蒔いた種の量の割にはさほど発芽せず、ふわっと生えたくらいですが(苦笑)
それでも久しぶりに見たレンゲソウは、田畑に囲まれた下町で育った幼い日々を思い出して懐かしく、幸せな気持ちで眺めています*
*
今朝、チューリップが咲きました。
バラの蕾もぐんぐん大きくなっているし、イロハモミジたちが吹き出すように芽吹き開いた葉っぱで、庭の上空が狭くなりつつもあります。
さぁ、庭仕事と水遣りの日々の始まりです!