parismaris's days*

秋の色に、ほっ* (庭だより*2020.初秋)

久しぶりの庭だより。

この夏の暴力的とさえ言える暑さには、そこに住まう人間にもさることながら、庭の植物たちにも立ち直れぬほどのダメージが出るのではないかと案じ続けた日々でした。


それでも、私たちにできることはたかが知れていて。
比較的涼しい時間帯にたっぷりの水をやることと、小さな植物たちに日よけをしてやることぐらい。

毎夏のことながら、強すぎる日差しに焼け、葉先から茶色く変色してゆく葉を見守ることしかできないというのは、なんとももどかしく、溜息の出ることでした。


そんな日々も過ぎ、ようやく秋。
思っていたよりも少し早いこの季節の訪れに、今、ほんとうにほっとしています。



ヤマボウシの実

つい数日前まで鈴なりだったのですけれど、一昨日からの雨に叩かれて、ずいぶんと落ちてしまいました。




葉が色づくのはまだこれから。
楽しみ楽しみ♪



エゴノキの実

青かった実が茶色くなって、爆ぜました。

神経毒があるせいなのか、鳥も虫も食べぬ実なので、爆ぜたらあとは落ちるだけ。

深入りしたコーヒー豆のようなタネはとても固いので、この下を掃き清めているときなどに降ってくると、頭のてっぺんがちょっと痛い(笑)



ハナミズキの実

今年はほんとうによく咲いたので、実もたくさん*

まだ熟れ切ってはいないのに、せっかちなヒヨドリがもう食べに来ています。



ガマズミの実

小さな実の先端を、おちょぼぐちに紅を差すように染めて、秋を知らせます。



フイリヤブランの花

涼やかな斑入りの葉の中にひっそりと咲く花ですが、この紫色のあんばいがちょうどよくて、好きなんです。

赤くもなく、青くもない、品のいい紫色。

今年は少々花数が少なめで、残念。



そして、ある朝の空。



水遣りを終えて、どっこいしょと腰を伸ばした先に広がっていた光景です。

雲のラインの右側だけに散らばる雲。
左側には一片もなし。

上空彼方に吹く風が見えたようでした。



季節が変わるごとの目に映るものの変化が嬉しくて、空や草木や庭で生まれ育つ小さな生きものたちに、見とれてばかりいます。

言い尽くされた言葉だろうけど…「四季があるって素晴らしい」!

このまま穏やかに秋が進むといいな*


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