…とは言っても利き手の腱鞘炎がひどく痛むので、それを宥めながらゆっくりゆっくり縫い進めました。
二着目のロータックワンピースです。
前回(☆)のものを着ていて、袖がもう数センチ長いほうがきれいかなと思ったので、そこだけ再補正。
それ以外は着心地もデザインもとても気に入ったので、生地を変えての量産体勢に入りました(笑)
*うしろ*
生地はインディゴ染のフランネル。
一見ストライプ模様のように見えますが、実は染め抜かれた極小の水玉が整然と並んで縦縞を描いています。
インディゴらしい濃い藍色もとても好き。
上の2枚の画像のように、陽の光が当たると明るい藍色にも見えます。
コットンですが、とても目が詰まっている上に薄く起毛もしているので、なかなかの保温性。
ただ…私、フランネルを扱うのは初めてではなかったのですけれど、これはとても滑りの悪い生地で、思うように動かぬ手指と相まって、縫いにくいったら(苦笑)
左の胸には、角のない小さなポケット。
アクセントになるように、生地を横にしてボーダーで裁ってみました。
見返しは別布で。
とても細い糸で織られた質のいい綿ローンです。
別布で仕立てたのにはデザインとしての意味もありますが、今回は実用面での意味が大きくて。
この本体の生地はインディゴ染なので、落ち着くまでのあいだ色が下りるんです。
それもかなりの色落ちで。
水を通したときはもちろんのこと、作業をしていても指先が淡く藍色に染まるほど。
なので、着ていて首回りが青くなったら嫌なので(笑)、見返しは別布にて*
ちなみにこの別布、もとは母の既製品スカートです。
着用回数1回(!)で、サイズだか柄だかが合わないと思ったらしく、私に回ってきました。
回されても私と母とでは躰の大きさががまったく違うので、そのままではどうにもならず。
仕方がないので丁寧に解体して、はぎれとして保管。
これが思った以上に役に立ち(笑)
母とは好みが似ているので、私が選ぶ生地の色柄との相性がとてもよく、こうして見返しや袖口の折り返しアクセントとして使うこと複数回。
おかげでその残りも、もうあとわずかです。
これでスカートも成仏できたかな(笑)