今年もこの季節がやってまいりました。
そう、『梅しごと』!
店先に青梅が並び始めると、そわそわしちゃう(笑)
…ということで、今年も梅干しは隣家の母が漬けるので、私はシロップ(ジュース)を仕込みます。
ほんのりと熟れ始めた南高梅を1キロ。
たっぷりの水に放って、そうっとそっと洗います。
(ちなみに、私は水につけてのアク抜きはしません。できたシロップに火を入れて発酵止めをする際に出たアクのみを取ります)
そして、水気を丁寧にぬぐって…
実を傷つけないように、ヘタを取る。
そうして、冷凍庫へGo!
丸一日冷凍した梅を、同量の氷砂糖とともに貯蔵瓶に。
あとは、見守りながら待つだけ。
このレトロな貯蔵瓶は、母から受け継いだもの。
50年近く前の品だそうです。
今はもっとおしゃれな瓶がたくさん出ているので、母は「新しいのを買えばいいのに」と笑いますが、私はこれがいい。
くちがとても広くて洗いやすいし、この寸胴ぐあいも安定感があって使いやすい。
何より、このプラスティックの赤色が、チープにレトロで楽しい*
『映え』はまったくないけれど(笑)、この瓶には若かりし母が梅酒を漬けてきた実績と、ここ10年ほどは私がシロップを作ってきた足跡とが刻まれているので、私は安心してこれに梅を託すのです。
…さて、今年も頼むよ、貯蔵瓶。
おいしいジュースになりますように*