ゆうゆると、バラの二番花が咲いています。
どれも最盛期の花よりはひとまわりほど小さいけれど、色はより鮮やかになり、香りはそのまま。
気温が高くなるにつれて花のもちが落ちてきているので、八分ほど開いたら摘み取って、せっせと実家に運んだり(笑)、自分の家にも小さく活けたり。
「ひと月以上もバラを飾り続けられるなんて、贅沢…!」とうっとりする家族の笑顔が、私にとっていちばんのご褒美です。
――そのバラたちの中のふたつに、今夏も不思議な変化がおきています。
まずは、昨年も変化したこちら。
濃いピンク色の、フリル花弁。
香りは甘やかに濃厚。
そんな花が咲いたのが、これ ↓ の根元。
『アバランチェ』 (5月撮影)
この株の足元から出た3本の新しい枝に、それぞれ咲きました。
アバランチェに香りはありません。
かたちは半剣弁型。
花の色も、ご覧のようにオフホワイト。
…何から何まで、違う。
なのに、なぜ?
そして、今年新たに、こんな花も。
白い花、ロゼットに近いかたちで巻くフリルの花弁、ほのかな香り。
これが咲いたのが、こちら ↓ の根元から出た枝。
『ピーチアバランチェ』 (5月撮影)
白い『アバランチェ』の色違いで、同様の半剣弁の花に、香りはなし。
色は薄いサーモンピンク。
(うちのピーチアバランチェは年々桃色が濃くなってきていて、ピーチアバランチェというより『スウィートアバランチェ』のようですが・汗)
どちらも私が切り花を挿し木して育てた株なので、接ぎ木の台木が芽吹いたわけではありません。
よくある枝替わりかとも考えたけれど…こうまで元の花と異なる枝替わりなんてあるのかしら。
特に濃いピンク色の花は、2年連続して咲いた上に今年新しく出た枝にも咲いたので、どうやら固定されたようです。
おもしろいのは、どちらも本体(?)のアバランチェやピーチアバランチェが咲いているあいだは咲かなくて、本体の一番花が終わったのちに蕾が開くこと。
だから、本体の花と変化した花とを同時に撮ることができません(苦笑)
…一体どういうことなんだろうなぁ、とずっと考え続けています。
どちらも「根元から出た枝」というところに何か答えがありそうなのですけれど…
にわかロザリアンの私には、皆目見当がつきません。
植物って、不思議。