長かった夏がようやく去り、乾いた風と高い空とに、秋を感じるようになってきました。
…しかしまだ、気温は連日、夏日。
(と言うか、真夏日一歩手前)
毎日、フツーに半袖。
フツーに暑い。
お気に入りの秋服は、いつ着られるようになるのかな…
そう愚痴る人間(私)の前で、庭の植物たちもそれに同意するかのように、例年とは違った様相を見せています。
シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)
30年以上毎年必ず、きっかり同じ日付に咲いていた花が、今年はお彼岸を迎えても土から頭さえ出さず。
例年より10日も遅れて、今、盛りを迎えています。
おまけに、咲いたのは、たったの4輪。
こんなこと、今まで一度だってなかったのに。
暑すぎた夏の影響が、まるで後遺症のように今あらわれていて、このシロバナマンジュシャゲだけでなく、いろんな木や草が、『いままでどおり』には育たなくなってきたなと感じます。
経験で培ってきた現在の私の園芸の知識では、だんだんとちから及ばなくなってきていて、手探りの日々です。
エゴノキの実
薄黄緑色だった実が、熟れて乾燥してベージュ色となり、それが爆ぜて、中から炒ったコーヒー豆そっくりのタネが見えてきました。
このあとこれがこのまま下に落ちるのですけれど、小石のように固くて、うっかり底の薄い庭履きで踏もうものなら、「痛てっ」と声が出てしまいます(笑)
マユミの実
愛らしい桃色に、色づいてきました*
熟れて割れると、真っ赤な果肉をまとったタネが、ぶら下がるように出てきます。
フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花)
先月の始めに咲き始めた花が、今まさに盛りです。
今年は過去最高の花つきです。
嬉しーい!( *´艸`)
一度にこれだけ咲くと、『風鈴』というよりも、赤い色も相まって、中華ふう『ランタン』のようですね。
ちょっとオリエンタルな雰囲気*
*
行きつけの(笑)園芸店からぞくぞくと、冬の花や、春の球根の入荷情報が入るのですけれど。
いつもならば浮き立つ心も、今年は「こんなに暑くちゃ、まだまだ植えられないよね…」と萎えています。
下がりきらない気温のせいで、頭と気持ちが、なかなか『夏モード』から切り替わらない。
早く本格的に涼しくなってくれないかなぁ。