きもの。

先週　料亭からの帰りに　夜道をぶらぶら歩いていたら

古着屋の前の路上に　「無料」と紙に書かれている服の固まりがありました。

一枚ずつハンガーにかけられ　無造作に置いてあったのは　お着物

私は浴衣くらいしか着たことないので　珍しくて　触っていたら　

横にいたご近所さんが　しみじみ言ったのです。

「新品の時は　高かったはずよー。　もったいないなー」

　そうか　もったいないのか

比較的きれいな色の一枚を　持って帰ってみました。

涼しくなったら　羽織ってみよう　部屋着としては　なかなか粋だよね。

　「これ　ちょ～だい」 えっ？
　「ほら　似合うわ」 あらま～どっかの女将のよう…(笑)

しまった　気に入られた　しゃりしゃりする感触が　好きなのかな。

早く取り返さないと　毛だらけになっちゃうけど　面白くて見ていたら　お茄子も来た。　

　「あんたには　まだ早いわよ」

無料の和服　我が家では大人気　充分　報われてます。