ぶちがおの ぶっちくん（と おしずさん） １７。

７月２２日に生まれ落ちた時の仔猫達は　皆　体重１００g以下でした。

しかし　この一週間ほどで　倍に肥えました！

たまに職場の友人にも　手伝ってもらったりして

　飲め飲め～～
　ぐびぐび飲め～
　ハイパー混合液
　飲んだらトントン
　おしっこ出し～
　満腹にゃ～

目は３日がかりで　少しずつ開きました。

これが可愛いんですよね～。

うつろな感じが　ナウシカの巨神兵のようです

　片目が開いた子～
　「はーい」

特に　女の子の方の勢いはすごかった。

ひょろひょろだったのに　ぽよぽよに太りました(笑)

　干物が…
　暴れて
　おもちに変身

お静さんと手分けして　１匹ずつの楽々ヘルプのはずが

ここ最近は　　私がメインで２匹を育てていました。

というのも　食欲のないお静さんのお耳が　異様に熱かったので

猫の耳の先は　普通なら　ちょっとひんやりしています。

床に敷いたカイロのせいではなさそうでした。

　「だるいの…」
　どよ～ん
　痩せた？
　お熱？
　流動食舐めて！

本来なら　すぐ糞便検査だけでも行く予定だったのに

あなたが隙をついて出産するからよっ 風邪でもひいてたら大変なので

お休みが取れた日の夕方　獣医に連れていきました。

いつものことなので(?) 初診料等も負けてくださいました。。。

　押し込めた！
　ついでにお子様も
　ついでにヒノキさん…
　「なんであたしが折り畳み箱なのっ」

すみません　お静さんが　嫌がって入らなかったので

具合悪くても　しっかり主張はなさるのですよ。

　ぐるぐる包んでお注射

うちの女帝もついでに　糞便検査だけはしておきました

定期的にしないとね。人間が　虫などを付けて持ち込むかもしれないから。

　恨めしい顔

結果　お静さんは　エイズも白血病も陰性。　全員　寄生虫はいませんでした。

おそらく出産後　子宮に胎盤の一部が残ったか

細菌などで化膿したかもしれないとのこと…

とりあえず　抗生物質と解熱剤をいだたきました。

　

お静さんは大人しいので　餌と一緒にピンセットで喉の奥に放り込めば

難なく　ごっくんと飲み込んでくれます。いい娘です。

　
　いくよ～

というわけで　この週末が終わるまでは　少なくとも昼間は

朝飲ませたお薬の成分が　お乳から仔猫に流れないように

私がミルク係　というわけです

　「客ばっかいいもん食って」
　はいはい
　爪痛い～

お静さんを孕ませた（多分）　この辺のボス猫　ぶち顔のぶっち君は

たまに姿を見せる時もありますが　いまだにふてぶてしく。

文句言っても　こんなふう。

　てめ～　去勢させろや！
　「冗談じゃねーよ！」

彼の夏は　まだ終わらないようです。畜生め

何歳だか知らないけど　そろそろ枯れてくれないもんかな。

次の愛人いや　第二第三愛猫を連れて来る前に

　　　　　　

あいされ しろくろ。

　
しばらく　怒涛のようなぶっち君シリーズでしたね～。疲れました…

あとで記録探すのが面倒なので

グルメ等に並べて　カテゴリーまで増やしましたよ

そのうち　暇を見て　みどりさんカテゴリー等も追加し分類したいな

　幸せな　あの女(2015年末)
　
仔猫とお静さんは　今のところ　無事ですので

今夜は一旦　他の猫さん達のお写真で　ほっこりしましょう

先月　一泊して貰われて行った　ハチワレ娘は

すっかり　パパに溺愛されてるようです

　かわいいもんね
　
　ぐぅ

幸せいっぱい　元気いっぱいですね。

お友達が欲しくなったら　ぜひまた保護猫を貰ってほしいな

　「うちからじゃなくていいけどね」
　そうですか～

ついでに白黒仲間　唐津のゆきち君。

今日も出窓で　ごろごろしていることでしょう

　だらだら～
　たまに　きりっ
　Before(2017年6月)
　

西区の　さくらちゃん(元　みどり子)は

毎年恒例の　ワクチン接種が終わったそうです。

　ドキドキ
　ドッキドキ
　箱好きです
　萌姐さんと仲良し
　Before(2016年6月)
　

ワクチン打って　予防出来るものは予防してあげよう。

人間たちは　まだコロナに振り回されているけど…

飼い主共々　みんな穏やかに　長生き出来ますように

　　　　　　

ぶちがおの ぶっちくん（と おしずさん） １６。

　
ぶっち君の若妻　お静さんは

どうにか５匹を捻り出したあと　産後の肥立ちが悪く

食欲が少しずつ　落ちていきました。

　でも　ちゅ～るは別腹

そんな時でも　容赦なく看守ヒノキさんのパンチは飛んでくるし。

生ぬるい馴れ合いをしないヒノキさん　大好きです（笑）

　「脱獄ね？」
　
　「巣に戻りなっ」

どうやらお乳も　よく出ていないようで

仔猫たちも日に日に　元気がなくなってるように見えました。

　 狭い？
　「狭いわ」

と言ったかどうかは分かりませんが　母子には窮屈に見えたので

ヒノキさんにあげていた　養々麺の箱を解体して　壁を作りました。

蒸すのでエアコンで除湿し　お腹に床暖(カイロ)なども入れて。

少しでも温かく　快適にしてあげたい。　

　退きなはれ
　
　
　
　「これ貰うわ」
　ヒノキさん　ひとりでフィットしてます
　
少しは　広くなったかな？　前より　足をのばせるかな？

　御飯にしようか
　「不味～い…」
　
そうこうしているうちに　生後数日で脱落者が出ました。

お乳の出が悪そうなのと　元々みんな　スタミナがない。

写真では大きく写るので伝えにくいのですが　とても弱かったのです

おそらく　左の脇の下の乳首が　かろうじて乳が出はするものの

そこに辿りつき　食らいつける者はわずか。

　命がけの争い
　
粉ミルクで一応　補助は試しましたが　まず飲む力がない　

ママのお腹の中にいた時に蓄えていた　僅かな栄養も　すぐ底をつき。

内臓も未熟なため　ろくに排せつも出来ぬまま…さようなら。

　生前最後の姿

一番に　冷たくなって転がっていたのは　ぶっちJrでした。

残念ながら　ぶっち君のようには　なれませんでした…（それはそれでいいがな）

　「あ゛？」
　「何か言ったか？」
　
母猫は　死んだ子や　弱った子には構いません。

必要最小限舐めて　ただ静かに　成り行きを見てお乳をやっている。

その姿には　心打たれるものがありました。　野性の真髄だねぇ。

　
　あるがままよね
　

数時間後　転がっていたのは　Ⅲの雄。　その次やばそうなのは　Ⅴの雌でした。

（計量写真。お暇ならこちらをどうぞ～ 7月25日の記事参照）

　３匹になりました
　ヒノキさ～ん　この子どうかな
　「なるようにしかならん」

そしてとうとう　２匹になりました お静さんの体には　楽になりました。

自然にそうなるように出来ているのですね。

　

一番体が大きかった茶白の雄が残ったのは　予想通りでしたが

意外にも　一番小さかったⅣの雌が　気の強さだけで生き残り。

　
　
　押しのけられても
　負けない！

ここで私も　静観の構えを解きました。

乳が出る乳首が　ひとつしかなくて

それでも残った強豪が　２匹いるなら　せっかくだから

お静さんと一匹ずつ分けて　交代で乳を押し込めば　なんとかなるかも？

仕方ない・・・　やるしかないか～。 くそ。ぶっちの奴っ

　生きろ

明日はどうなってるか　わかりませんが…。

ちょこっと　ヘルプ入らせていただきますね～　お静さん

　　　　　　

ぶちがおの ぶっちくん（と まいご） １５。

　
ぶっち君が連れて来た　三毛猫のお静さんを

仕方なく捕獲し　ケージに入れて４日目に出産された翌々朝のこと。

（二行にまとめられるもんなのか？）

ケージ内の敷物を交換したりしている最中に

ぶっち君がしゃあしゃあと　ちゅーるを飲みにやってきて。

　べろん
　あれっ？
　
ふと動く物を見つけたのでした。　あれは見紛うことなく

キジトラの仔猫　生後約２カ月ではないか？

　ぶっち君の子～
　「知らねーよっ」

えー？　でもそういえば最近　夜中にどこかから仔猫の声がするなぁと

その一週間ほど前　隣組の猫友ｉさまから相談を受けていました。

〝庭にキジトラの仔猫がいて　もし捕まえられたら里親探しを手伝ってほしいけど

檻を準備したその日に姿が見えなくなった〟と・・・こいつか！

　はい　ゲット

隣組のｉさまが　しっかり手なづけていたらしく

ちょっと優しくお声かけただけで　捕まえることができました（笑）

ぶっち君以外なら　どうってことないやな。

　お嬢ちゃん　可愛いなぁ
　入っとけ！
　
おそらく　迷子にでもなって　彷徨っていた時に

発情期で喚くぶっち君の声を聞きつけ

強そうなオヤジを頼りにして　くっついて回っていたのでしょう。

まだ小学生程度でよかった…出産分裂はもうこりごり

　おバカね～

ぶっち君は　見たところ　仔猫を威嚇して追い払っておりましたが

相手が子供だからか　怪我までは負わせていませんでした。

　「せいせいしたぜ」

もしかしてやっぱこれ　あんたの子じゃないの？

あんたの縄張りの範囲内で迷ってた子なら　この柄のママともデキて…

　「なんでもかんでも俺かよっ」

へ～　強い雄もいろいろと　苦労しますねぇ。女子供に頼られて。

そして次から次へと　ここに連れて来るな

　「二度と来るな」

キジトラ女児　仮名フミちゃんは　３時間後　ｉさまにお預けしたのち

速攻で里親を見つけたので　来週配達する予定です

お庭では　毎年種を取るために植える　水色の朝顔や

元気な鬼百合が　咲き誇っています。

ぶっちファミリー(?)に振り回されて忘れてた。　いまやっと眺められる。

　
　
　
　

ところで　ぶっち君の嫁　お静さんが産んだ未熟児たちは

残念ながらお花のようにすくすくとは　成長しておりません。

　
　

母猫は　良く出るお乳に　実力で辿りつく強い子だけしか　育てません。

はぐれた弱い子を　積極的に運んでやったりはしません。

だからといって　私が手助けしたところで

元々生命力が弱いものは　どうにもならん

猫と同じく　ドライに割り切って　静観することにしました。

　少しはやるけど…
　

吸ったり　吸わなかったり　吐いたり　排せつ出来なかったり。

私が保護したのは　お静さんだけですが

出来れば赤子一匹でも　生き延びてくれたらいいですね

　　　　　　

ぶちがおの ぶっちくん（と おしずさん） １４。

　
ご出産後　お静さんとお子様たちを一旦退かせて

血で汚れたタオルなどを入れ替え　掃除しました

　
　ちょっと置いとくね
　
その間　お静さんには　ごちそうを。

お腹すいたでしょ～　お疲れ様。ご飯食べなよ。

お水も　一日でここまで減っていました。 それだけ出たのね。

　飲んだね～
　がつがつ
　はい　出来たよ～

ママがベッドに戻った途端　エイリアン達が吸いついていました。

　突進！
　だるそう～
　「俺もだるい…」

その頃　外ではぶっち君がちょうど　雨宿りしていて

嫁の気も知らず　のんびりしていました。いつの間に。

いるんなら　少しは心配しろよ　未熟な母子を　

　「ガキなんか見慣れてる」

あっちこっちで　愛猫たちに産ませてるんだろうなぁ…覚えとけよ。

何年かかろうが手なづけて玉取ってやる

５匹は　お静さんと同じく　ちょっと小さめでした。性別はまだ推定です。

　

並んで乳吸ってる様子は　見てると癒されますね～。

まさか　この猫部屋でこんな光景が見られる日が来るとは…

　
　にっこり

お静さん　すごいなぁ。 こんな私を信じてくれてるんだなぁ。

ヒノキさんのほうが太い腹だから　遠目には見抜けなくて

ちょっとびっくりしちゃったんだけどね

　もふもふ腹　ヒノキさん
　夏太り？

それにしても　ぶっち柄の子は　気になりますね。

　こいつな(笑)

去ろうとしていた　ぶっち君に声をかけ

ちょっと聞いてみました。　これ　あんたそっくりじゃない？？

　「…証拠でもあんのか」

いや～　ないんだけどさ。黒毛が 右目にちょっとかかってるところとか

なんとなくよく似ていらっしゃいますよ

　ここんとこ

弱々しいし　無事に育つかどうかは　まだわからないけど

もし育ったら　ぶっちジュニアと名付けよう

　「どうでもいい。ちゅ～る寄こせ」

ちっ。ほんと　どこまでもヤクザな男だねぇ

いつかきっと　去勢して　デレデレの家猫にしてくれるわ。

…ん？ なんだ？　ぶっち君の後ろで　何かがちょろちょろして…

　

そ…その　汚れたタイルと保護色みたいなやつは　なんだ？

というわけで　まだまだ続きます…