ぶっち君が旅立つ前日の朝の 貴重なシーンがあります。
その時には もう立ちあがるのも億劫な様子で
窓辺の端っこに座って 動きませんでした。
ところが 私が掃除を済ませ 猫部屋を出ようとした時
ヒノキさんが あわよくば出ようかと外を覗いてるのを見て
ぶっち君が 追ってきたのです ふらつきながら。
「姐さん待て」
「降りたらだめだ」
「俺が出る」
行動から そういう意味だと思われるのですが 驚きました。
ぶっち君 まだ歩けたの いいから座ってなさいよ
体力使い果たしちゃう。
ヒノキさんなら 逃げないように私が見てるから大丈夫。
戻れと言っても ドアの前から離れない。
「あんた死臭するけど大丈夫?」
ヒノキさんも 止められて面食らっていました。
そして ちょっと引いたところから様子を見守っていました。
お手並み拝見 というのはこんなのをいうのか
「ほぼ死んでるから敵無しだ」
「俺に任せろ…」
いやいや 無理するな 支えなしには降りられないくせに
姐さんの前では 戦おうとする。
ぶっち君は 死ぬまでボス。死んでもボス
染みついてるねぇ…
「悪いか。持ち上げんな」
名残惜しくて 動画撮っていたら遅刻しそうになりました。
遅れそうになってもまた ドアを開けたくなって。
やせ細った背中に ぶっちゃん と呼んでも振り向かず
じっと部屋を眺めていました。
姐さんを守りきった自分に酔っていたのかな
「幸せな野郎だわね」
ほんと 町内で一番幸せな大ボスでしたね。
あっちの猫社会でも 頑張れぶっちゃん
そしてまた 違う姿になって挑戦しに来るが良い。
この子って。
この為に産まれて来たのかも。
その後ろ姿。
わたしは忘れない。
猫の事をあれこれ言う人がいて。
それも個人の自由ですべこべ言おうとは思わない。
ただ、そんなもんじゃないねーんだぞ!
とも言いたい。
この猫は 根っからの女好きいやボス気質なんでしょうね
思わず んも〜惚れてまうー!と
インスタのぶっち君闘病ハイライトに保存しました
スマホからも消せません。癒され過ぎて…笑
みんな 往生際にその本性がはっきり出ます。
どの猫も個性的でカッコいいです!
ひのきさんを大切に思っていたんだろうなぁと感じました
ていうか、私は犬派なので、正統派の美形の猫には、心動かんのですけど、仏頂面のぶっちゃんが、こんなに気になる存在だったとは…
私のこじらせ具合も半端ないわ。
ヒノキさんとぶっち君が寄り添ってる写真は、
神々しいくらいで🙏😭
ボスというかパパというか・・・
人間ならただのヤクザですがね
野良の世界では 強いほどヤバいほどモテる
自然と滲み出るものがありますね。
見てて飽きないボスでした。
私も 猫なら何でも好きではありますが
中身は皆一緒で可愛いと思ってはいますが
こんな強面で愛想なくて近所に嫌われて
生きるのが下手で臭くてボロボロのオヤジがね…
私にだけ心を許して近づいてきたらね。可愛さ倍
お礼に極上のおもてなしをって思いました。
私が猫になったとしても こんな風に誰かもてなしてくださいにゃー
ぶっち君は 足が一本欠けてるせいか
警戒心が強くて喧嘩っ早くて でも
付きまとわれても素早く振り切れないため
女子供にまで寄ってこられて超迷惑そうにしていました
ボス猫にしては 面倒見がいいほうでしたね。
シマジ君までくっついてたし・・・普通 ないと思いますわー
日を追うごとに 偶然のツーショットが増えていきました。
弱ってきたので ヒノキさんが
わざわざ距離を取らなくてもよくなったというのが理由でしょうか。
(マリオ君はまだビシバシ叩かれていますが)
ヒノキさんの中では多分 ぶっち君は
護衛兼下僕的な感じです
そのアピールのまま逝ったので もう永遠の下僕決定です(笑)