goo blog サービス終了のお知らせ 

チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「白鳥湖#19/パ・ドゥ・スィス-5」

2007年08月22日 00時57分57秒 | 瓢湖不充分白鳥の湖舞イアーリンク泡沫事件
[アッレーグロ、C、3♭]
「ハ短」。クラリネット2管とホルン4管がそれぞれ半分ずつオクターヴで
*♪ミー・ミー・・ミー・ミー♪
と、今年たくさん鳴いた蝉とは違う音色で4拍子を打つ(ff)。全奏で、
*♪シシシ・シー・・<ドドド・ドー♪
という「運命が扉を叩く律動」を刻む(ff)。同様に、
*♪ミー・ミー・・ミー・ミー♪
*♪♯レ♯レ♯レ・♯レー・・<ミミミ・ミー♪
この4小節が繰り返されて8小節。次いで、
*♪ミミミ・ミー・・>シシシ・シー│<レレレ・レー・・>ラララ・ラー♪
だが、これは実質、ハ長の
*♪ソソソ・ソー・・>レレレ・レー│<ファファファ・ファー・・>ドドド・ドー♪
とシフトされてる。そして、
*♪>Nミ<ファ<♯ファ・<ソ<Nラ<Nシ・・<ド<レ<Nミ<ファ●│
  <ファ>Nミ<ファ・ファ>Nミ<ファ・・ファ<♯ファ<ソ・>Nミー>ド♪
この「ハ長」4小節が繰り返されて8小節。ただし、繰返し時の終いは、
*♪ファ>Nミ<ファ・ファ>Nミ<ファ・・>ソ<Nラ<Nシ・<ド●♪
である。私はアマチュアで一次資料にあたれる立場にないので確たる根拠はないが、
曲想からはこれは男性舞踊手向けのヴァリアションであろうと思う。
ジャンプのテクニックを「みせる」場面とか。いっぽう、
この曲を貫く「運命が扉を叩く律動」は、次ヴァリアションがおそらくは
「オディール」のためのものであろうから、
「オデットの運命」を暗示してる、ということかもしれない。さて、曲は
コルネットとトランペット各2管がそれぞれ1管ずつオクターヴで、
*♪eee・eー・・eee・eー♪
と「運命が扉を叩く律動」を強奏(ff)し、「イ短」へと転じて全奏で(ff)、
*♪ミーミ・>ドード・・>ラーラ・>♯♯ファ<♯ソ<シ♪
コルネットとトランペットの
*♪ミミミ・ミー・・ミミミ・ミー♪
全奏の
*♪ミーミ・>ドード・・>ラーラ・>♯ソー>ミ♪
この4小節が繰り返されて8小節。そして、
冒頭のハ短4小節→実質ハ長の4小節(繰返し型)
が戻って終止(つまり、このヴァリアションはハ長で終わる)。

日テレがどれほどの波長のデジタル放送なのかは知らないが、
「24時間TV」は萩本氏が「欽ちゃん走り」を見せなくても
大衆には「バカウケ」の高視聴率だったらしい。が、
「感動」だけを伝えるのでは、お笑い芸人の本分を忘れてる。いっぽう、
あれで相当なイケメンなのらしいお笑いコンビのチュートリアル徳井義美と
バドミントン選手の潮田玲子女史が付き合ってる、
ということを昨日の芸能ニュースがさかんに採り上げてた。
ポイントを奪うたびに「御髪を」手で触れる「美女コンビ」のしぐさは
私のようにモテないサエない野郎どもの本能をくすぐる。が、
僭越ながら私は潮田女史よりはるかに小椋久美子嬢のほうに惹かれる。
やや反っ歯だが魅力あふれる田舎のおばちゃん的風体が抜群である。
「小椋らは、今は負からん。婚約ならん。それその相方も、輪を待つらんぞ」
いずれにしても、色恋が才能を蝕むようなことがあってはモッタイナイ。
今般、世界大会で「銅」と、来年の五輪をめざすコンビには、
今が大事なとき。男にうつつをぬかしてはおれぬ、というところだろう。
ときに、蝕む、といえば、来週28日は「月蝕」である。かつて、
蝕(エクリプス)という名をつけられた馬は、現在の
サラブレッド界の主流を占める血統の先祖であるが、
(ほとんどがマッチレイス)競走では、その名の意味をシャレて、
「優勝、エクリプス。あとは“見えず”」
と伝えられたほど敵なしだった由。ときに、敵なし、といえば、
ついこの間まで「ひとり横綱」だった相撲取りである。なんでも、
「五番めの医師」の「診断」では、
「解離性(人格)障害」なのだそうである。が、それは
我々似非イジ悪評論家の間では、
「帰りてぇ認可区障害」と命名してるものである。そんなに
日本を出たいのならば、さして卓越してなくても
超一流のように世間を信じ込ませた辣腕の某マネジメント会社を頼んで、
「自分探しの旅」にでも出たらいかがであろう。大相撲は、
朝青龍自身がそうしてきたのと同様に、
現行の白鵬ひとり横綱でもやってけなくはないだろう。それにしても、
道義を欠いといてそれを制裁されたら駄々をこねる、というのは、
母子を殺して犯しても少年だから死刑はなしだと思ってたら
そうでもなさそうになったら殺すつもりはなかったと
虚偽を法廷で唱えるのと、本質は同じである。世の中、
ごねる奴やずるい輩が得する、ことが多い。が、
必ずしもそれがすべて通るわけでもないのが、また、世の中である。
たまたまそうなることを、方便で「天罰」と言うのである。
固く約束したにもかかわらず、24時間もしないうちに
別の女性に結婚を申し込んだズィークフリート王子にも、
すみやかに死が訪れたのである。しかも、ズィークフリートの死は、
自身の死だけでなくその家系の断絶、という
生物の最優先の営みであるべき
「遺伝子を繋ぐ」ことを損なってしまったのである。逆に、
優秀な遺伝子を持ってながらも生物的には遺伝子を伝えれないがゆえに
「作曲」という補償行為によって「作品」という遺伝子代わりを残したのが、
ベートホーフェン、シューバート、ブルックナー、チィコーフスキィ、
である。「執筆」や「絵画制作」は90歳の爺さんにでも容易いが、
「作曲」はせいぜい50台までしかできない(まともな作品は)。
ちょうど「生殖」ができるのとおなじ年台である。
音楽はそれだけ崇高な芸術である。が、いっぱしに
結婚して子をもうけて家庭を築いてるような一般人が
「作った」音楽などをありがたがって聴いてれるかたがたを私は
「幸せなヒトたち」としみじみ感じる。が、どんなに自分が
D(ぶ)H(げ)C(hび)でも、
「他人をうらやましい」とはつゆも思わない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「白鳥湖#19/パ・ドゥ・... | トップ | 「白鳥湖#19/パ・ドゥ・... »

コメントを投稿

瓢湖不充分白鳥の湖舞イアーリンク泡沫事件」カテゴリの最新記事