数日前、
「食べログ」において好意的な口コミ投稿掲載とそれに伴う
順位上昇を請け負う見返りに飲食店から金を受け取る
やらせ業者にランキング操作をされてる事案が報道された。
もんじゃ焼き屋が立ち並ぶ月島では、昨年秋以降突然に、
客の行列ができる"異変"が続いてたという。
月10万円で請け負うらしい。
"行列ができる"のは、島田紳助に限らず
怪しいようである。ともあれ、
こんなヤラセやサクラは日常的にいろんなとこで
行われてるらしい。ネット通販の"評価"など、
社員が家族や知人を使って好評を複数書き込ませたり、
実際に多数買い込ませたりして評判をよくするのである。
ちなみに、いくつもウェブサイトを立ち上げてリンクを貼って
ブログの閲覧者数を増やし、あるいは、
検索順位をあげることに躍起なのもいる。
思えば、
あの星付けガイドブックも、広義の偽計業務妨害と解釈できる。
実際には旨くも居心地も良くもない店を持ち上げることは、
競合他店の業務を妨害してることになる。私は
食いしん坊であり、なかでも鮨がとくに好きである。
「食べログ」でも上位にランクされてるばかりか、タイア屋ふぜいの
星付けガイドブックでも最多星でよいしょされてる店にも、
ろくでもない店があることは認識してる。たとえば仮に、
某国大使館そばのさる振興財団のビルの1階に、
そんな店があったと架空の話をしてみよう。店舗は、
そのビルの地下駐車場につながる車両エントランスの脇にある。
どう見ても趣のない立地であるばかりか、
排気ガスがたちこめる空間に玄関が向いてるのである。
店内は極端に狭い。7人分の椅子のうしろには
ほとんどスペイスがない。場末のラーメン屋と同レヴェルである。
店主は人当たりのいい作り笑いの上手な人物である。
昨今の評判がいい店にありがちな、常連客に
"イジラレ"るキャラである。店主とのなれなれしい会話が
よほど楽しいのか、とにかくしゃべりまくる。
給料はそれなりにいい職ながら、
いいとこの育ちではなさそうな30代の男性常連客と
そのツレ、という2人客というのがほとんどである。
あんのじょう、箸がきちんと持てない。
箸の所作でお里が知れる、とはよく言ったものである。
女性のツレはどれも申し合わせたかのように
ジュリアナ時代に青春期を過ごしたふうな、顔はまずいのに
いい歳していまだにカールさせたへたったロングヘアをして、
時代遅れの服装で、しかも、世間ずれしたような言動、
という"統一性"がある。非情に見苦しい。
彼らはビールもしくは焼酎で店主が薦めるツマミを注文して、
2時間以上、ひたすらしゃべりまくる。店主は
その間に次の予約を入れさせることに抜かりはない。
出てくる握りはまず、シャリがことのほかしょっぱい。そして、
"超一流店"の握りにしてはタネの切り身の形が悪い。
タネとシャリのバランスが悪い。総じてタネに比べてシャリが少なすぎる。
それなのにシャリの塩分が濃いので、食後、喉が異様に渇く。
握りの按配も修行が足りず、口に入れる前にシャリが崩れる。
店員は差し替えの目配りも利いてない。さすがに、
店主が遅ればせながら気づいて指示するレヴェルである。
カウンターのすぐ目の前にあるタネ保冷庫は、まるで
火葬場の火葬炉の扉のようである。穴子の握りは、
久兵衛を真似たふうにツメありとツメなしに二等分して出す。が、
他のタネ以上にシャリが少ない。甘味のある煮物に
シャリが少なすぎるのは、食に対するセンスのなさの証左である。
ところが、件の食べログでは褒めちぎられ、異様に点数が高い。
ブログでろくでもない店を最高に旨いと太鼓判を押すタレントも多い。
世の中、そんなものである。
稼ぎも頭も薄い私はこの3連休にもどこかに出かける
銭も暇もなく、ただ家でTVを観て過ごしてる。昨夜は、
NHK-Eテレで始まった「アンジェラ・アキのSONGBOOK in English」
を観た。まだ頭髪がモジャモジャあった頃の
ビリー・ジョウルの1979年の流行歌"Honesty"を扱ってた。
英語がまったく話せない拙脳なる私にはチンプンカンプンだったが、
"Honesty"とは「誠実さ」「正直さ」を表すらしい。
(以下は、私の拙脳に残ってる記憶から起こしたものなので、
原作とは異なってる箇所があると思うので、
悪しからず了承いただきたい)
♪ミ(Ho)ーーー・ーーー>レ(-nes)・・<ファ(-ty)ーーー・ーーー、>ミ(is)│
<シ(su)ー>♯ソ(-ch a)>ミ(lone)・ー>レ(-ly)レ(word)>ド・・ーーーー・ーー、ドー│
<ラ(E)ー>ファ(-very)>レ(-one)・ーー>ド(is)ー・・>シ(so)ー>ラー、・>ラ(un)ーラ(-true)ー│
ーー>ソー・ーーーー・・ーーーー・ーーーー│
<ミ(Ho)ーーー・ーーー>レ(-nes)・・<ファ(-ty)ーーー・ーーー、>ミ(is)│
<シ(hard)ー>♯ソ(-ly)>ミ(ev)・ー>レ(-er)レ(heard)>ド・・ーーーー・ーー、ドー(And)│
<ラ(most)ー>ファ(-ly)ー・>レ(what)ー>ド(I)ー・・>シ(need)ーーー、・<レ(from)ーレ(you)ー│
>ーードー・ーーーー・・ーーーー・ーーーー♪
[Honesty is such a lonely word.
Everyone is so untrue.
Honesty is hardly ever heard.
And mostly what I need from you.]
(オナスティ・イズ・サッチャ・ロウンリ・ワード。
エヴリワン・ニズ・ソウ・アントルー。
オナスティ・イズ・ハードリ・エヴァ・ハード。
アンド・モウストリ・ワライ・ニード・フロム・ユー。)
「(拙大意)オネスティ(誠実)っていう言葉って他の言葉からずいぶん浮いてる感じがする。
みんながみんな裏切ることばっかりしてるからさ。だから、
オネスティ(誠実)なんて言葉、ほとんど聞いたことないじゃん。でも、
キミだけはボクにオネスティ(誠実)であってくれるよね」
英語のhonestyはhonor(英国ではhonour)と同源の語である。
honorの語源はラテン語のhonor(ホノル→オノル)もしくはhonos(ホノース→オノース)。
それに形容詞化する語尾の-tusが附いてhonoratusもしくはhonestus。
このhonestusが英語のhonestの元である。
ラテン語は子音"h"が母音に吸収されて黙字化したため、
ラテン語系のフランス語を経由して英語に入ったhonourもhonest(y)も
"h"はサイレントである。ともあれ、
ラテン語のhonor(honos)は「名誉ある地位」を表す語だった。なぜ、
その意味があるのかを説明してる文献はない。私見では、
英語のhandやget(←ghend)、それにhang、さらに古英語の
hon(掛ける)と同源である。いずれも、
「掴む」さまを表してる。
「名誉」を「掴む」に値する功績をあげたものに与えられるのが
honor(honos)なのである。それが、
→(敬意に値する)栄誉、面目、特権→敬意→(敬意に値する)貞節、
というように意味が拡張し、英語にまで伝播した。形容詞honestは、
そのような(敬意に値する)人物の人柄を表す「正直な」「誠実な」となる。
いっぽう、
ヤマトコトバにも「ホノ」という語がある。これは
「ホト」「ホド」の子音交替である。それから、
「ホロ苦い」「ホロ酔い」の「ホロ」は「ホド」のさらなる子音交替である。私見ではこの
「ホ」は「ヒ=日(陽)=火」である。
「明るさの度(合い)」=「ヒ・ド」→「ホ・ド」である。ともあれ、
「ホト」は「程」という漢字があてられた。「違い」「差」を表す。その差の意味から、
「ホド」は「身分」も表すようになった。また、
「差」は本来「わずか」なものである。だから、
「ホノ」という語には「仄」という漢字があてられた。
「ホノめく」は「わずかに明かりが見える」という「視覚的な僅差」を表す語である。
「曙=明仄」である。
「ホノか」「ホノボノ」、「ホンの(わずか、少し、一握り)」も同源である。
ちなみに、
「もんじゃ焼き」という言葉は……
育ち盛りの子供たちは夕飯まで腹がヘラないはずもない。間食として
余った具材を小麦粉に溶いてそのひモジい腹を満たしたとき、ついでに
字を学ばせるために文字の形にして焼いたから、
「文字(もんじ)焼き」と言われるようになり、めでたく字を覚えるごとに
どんなもんじゃと言って食らいつき、それが
「もんじゃ焼き」となった……という説が有力、かどうかは、
アンジェラ・アキ女史と故細川俊之もしくは米TVドラマ"kidnapped"の
会計士(殺し屋)役James Urbaniak(ジェイムズ・アーバニヤック)の顔が
判別できない、拙脳なる私には解らない。ときに、
私が行く月島のもんじゃ焼き屋は、地元のカメラマンの知り合いの店である。が、
前後の人の服がマトワリツクように汲々(queue-queue)として並ぶような行列は、
今もってまったくできてない。
「食べログ」において好意的な口コミ投稿掲載とそれに伴う
順位上昇を請け負う見返りに飲食店から金を受け取る
やらせ業者にランキング操作をされてる事案が報道された。
もんじゃ焼き屋が立ち並ぶ月島では、昨年秋以降突然に、
客の行列ができる"異変"が続いてたという。
月10万円で請け負うらしい。
"行列ができる"のは、島田紳助に限らず
怪しいようである。ともあれ、
こんなヤラセやサクラは日常的にいろんなとこで
行われてるらしい。ネット通販の"評価"など、
社員が家族や知人を使って好評を複数書き込ませたり、
実際に多数買い込ませたりして評判をよくするのである。
ちなみに、いくつもウェブサイトを立ち上げてリンクを貼って
ブログの閲覧者数を増やし、あるいは、
検索順位をあげることに躍起なのもいる。
思えば、
あの星付けガイドブックも、広義の偽計業務妨害と解釈できる。
実際には旨くも居心地も良くもない店を持ち上げることは、
競合他店の業務を妨害してることになる。私は
食いしん坊であり、なかでも鮨がとくに好きである。
「食べログ」でも上位にランクされてるばかりか、タイア屋ふぜいの
星付けガイドブックでも最多星でよいしょされてる店にも、
ろくでもない店があることは認識してる。たとえば仮に、
某国大使館そばのさる振興財団のビルの1階に、
そんな店があったと架空の話をしてみよう。店舗は、
そのビルの地下駐車場につながる車両エントランスの脇にある。
どう見ても趣のない立地であるばかりか、
排気ガスがたちこめる空間に玄関が向いてるのである。
店内は極端に狭い。7人分の椅子のうしろには
ほとんどスペイスがない。場末のラーメン屋と同レヴェルである。
店主は人当たりのいい作り笑いの上手な人物である。
昨今の評判がいい店にありがちな、常連客に
"イジラレ"るキャラである。店主とのなれなれしい会話が
よほど楽しいのか、とにかくしゃべりまくる。
給料はそれなりにいい職ながら、
いいとこの育ちではなさそうな30代の男性常連客と
そのツレ、という2人客というのがほとんどである。
あんのじょう、箸がきちんと持てない。
箸の所作でお里が知れる、とはよく言ったものである。
女性のツレはどれも申し合わせたかのように
ジュリアナ時代に青春期を過ごしたふうな、顔はまずいのに
いい歳していまだにカールさせたへたったロングヘアをして、
時代遅れの服装で、しかも、世間ずれしたような言動、
という"統一性"がある。非情に見苦しい。
彼らはビールもしくは焼酎で店主が薦めるツマミを注文して、
2時間以上、ひたすらしゃべりまくる。店主は
その間に次の予約を入れさせることに抜かりはない。
出てくる握りはまず、シャリがことのほかしょっぱい。そして、
"超一流店"の握りにしてはタネの切り身の形が悪い。
タネとシャリのバランスが悪い。総じてタネに比べてシャリが少なすぎる。
それなのにシャリの塩分が濃いので、食後、喉が異様に渇く。
握りの按配も修行が足りず、口に入れる前にシャリが崩れる。
店員は差し替えの目配りも利いてない。さすがに、
店主が遅ればせながら気づいて指示するレヴェルである。
カウンターのすぐ目の前にあるタネ保冷庫は、まるで
火葬場の火葬炉の扉のようである。穴子の握りは、
久兵衛を真似たふうにツメありとツメなしに二等分して出す。が、
他のタネ以上にシャリが少ない。甘味のある煮物に
シャリが少なすぎるのは、食に対するセンスのなさの証左である。
ところが、件の食べログでは褒めちぎられ、異様に点数が高い。
ブログでろくでもない店を最高に旨いと太鼓判を押すタレントも多い。
世の中、そんなものである。
稼ぎも頭も薄い私はこの3連休にもどこかに出かける
銭も暇もなく、ただ家でTVを観て過ごしてる。昨夜は、
NHK-Eテレで始まった「アンジェラ・アキのSONGBOOK in English」
を観た。まだ頭髪がモジャモジャあった頃の
ビリー・ジョウルの1979年の流行歌"Honesty"を扱ってた。
英語がまったく話せない拙脳なる私にはチンプンカンプンだったが、
"Honesty"とは「誠実さ」「正直さ」を表すらしい。
(以下は、私の拙脳に残ってる記憶から起こしたものなので、
原作とは異なってる箇所があると思うので、
悪しからず了承いただきたい)
♪ミ(Ho)ーーー・ーーー>レ(-nes)・・<ファ(-ty)ーーー・ーーー、>ミ(is)│
<シ(su)ー>♯ソ(-ch a)>ミ(lone)・ー>レ(-ly)レ(word)>ド・・ーーーー・ーー、ドー│
<ラ(E)ー>ファ(-very)>レ(-one)・ーー>ド(is)ー・・>シ(so)ー>ラー、・>ラ(un)ーラ(-true)ー│
ーー>ソー・ーーーー・・ーーーー・ーーーー│
<ミ(Ho)ーーー・ーーー>レ(-nes)・・<ファ(-ty)ーーー・ーーー、>ミ(is)│
<シ(hard)ー>♯ソ(-ly)>ミ(ev)・ー>レ(-er)レ(heard)>ド・・ーーーー・ーー、ドー(And)│
<ラ(most)ー>ファ(-ly)ー・>レ(what)ー>ド(I)ー・・>シ(need)ーーー、・<レ(from)ーレ(you)ー│
>ーードー・ーーーー・・ーーーー・ーーーー♪
[Honesty is such a lonely word.
Everyone is so untrue.
Honesty is hardly ever heard.
And mostly what I need from you.]
(オナスティ・イズ・サッチャ・ロウンリ・ワード。
エヴリワン・ニズ・ソウ・アントルー。
オナスティ・イズ・ハードリ・エヴァ・ハード。
アンド・モウストリ・ワライ・ニード・フロム・ユー。)
「(拙大意)オネスティ(誠実)っていう言葉って他の言葉からずいぶん浮いてる感じがする。
みんながみんな裏切ることばっかりしてるからさ。だから、
オネスティ(誠実)なんて言葉、ほとんど聞いたことないじゃん。でも、
キミだけはボクにオネスティ(誠実)であってくれるよね」
英語のhonestyはhonor(英国ではhonour)と同源の語である。
honorの語源はラテン語のhonor(ホノル→オノル)もしくはhonos(ホノース→オノース)。
それに形容詞化する語尾の-tusが附いてhonoratusもしくはhonestus。
このhonestusが英語のhonestの元である。
ラテン語は子音"h"が母音に吸収されて黙字化したため、
ラテン語系のフランス語を経由して英語に入ったhonourもhonest(y)も
"h"はサイレントである。ともあれ、
ラテン語のhonor(honos)は「名誉ある地位」を表す語だった。なぜ、
その意味があるのかを説明してる文献はない。私見では、
英語のhandやget(←ghend)、それにhang、さらに古英語の
hon(掛ける)と同源である。いずれも、
「掴む」さまを表してる。
「名誉」を「掴む」に値する功績をあげたものに与えられるのが
honor(honos)なのである。それが、
→(敬意に値する)栄誉、面目、特権→敬意→(敬意に値する)貞節、
というように意味が拡張し、英語にまで伝播した。形容詞honestは、
そのような(敬意に値する)人物の人柄を表す「正直な」「誠実な」となる。
いっぽう、
ヤマトコトバにも「ホノ」という語がある。これは
「ホト」「ホド」の子音交替である。それから、
「ホロ苦い」「ホロ酔い」の「ホロ」は「ホド」のさらなる子音交替である。私見ではこの
「ホ」は「ヒ=日(陽)=火」である。
「明るさの度(合い)」=「ヒ・ド」→「ホ・ド」である。ともあれ、
「ホト」は「程」という漢字があてられた。「違い」「差」を表す。その差の意味から、
「ホド」は「身分」も表すようになった。また、
「差」は本来「わずか」なものである。だから、
「ホノ」という語には「仄」という漢字があてられた。
「ホノめく」は「わずかに明かりが見える」という「視覚的な僅差」を表す語である。
「曙=明仄」である。
「ホノか」「ホノボノ」、「ホンの(わずか、少し、一握り)」も同源である。
ちなみに、
「もんじゃ焼き」という言葉は……
育ち盛りの子供たちは夕飯まで腹がヘラないはずもない。間食として
余った具材を小麦粉に溶いてそのひモジい腹を満たしたとき、ついでに
字を学ばせるために文字の形にして焼いたから、
「文字(もんじ)焼き」と言われるようになり、めでたく字を覚えるごとに
どんなもんじゃと言って食らいつき、それが
「もんじゃ焼き」となった……という説が有力、かどうかは、
アンジェラ・アキ女史と故細川俊之もしくは米TVドラマ"kidnapped"の
会計士(殺し屋)役James Urbaniak(ジェイムズ・アーバニヤック)の顔が
判別できない、拙脳なる私には解らない。ときに、
私が行く月島のもんじゃ焼き屋は、地元のカメラマンの知り合いの店である。が、
前後の人の服がマトワリツクように汲々(queue-queue)として並ぶような行列は、
今もってまったくできてない。
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