死語となった「平和ボケ日本」は、今になってようやく
ボディブロウのように効き始めてる。おそらく
日本人の主たるルーツが共通してるであろうブータンは、
なんでも"GNH(グロス・ナションル・ハピネス=国民総幸福量)"が
"国是"なんだそうである。が、それも、
現実には「インドの軍事力」という後ろ盾があるから、
そんな暢気なことが言ってれるのである。が、それ以上に、
インド日本、、スイス、デンマーク、オランダ、とりわけ
我が国日本から多額の援助や技術指導を受けてるから
国が成り立ってるのである。
「貧しくてもいい。逞しく育ってほしい」
といっても、日本帝国がかつて朝鮮にインフラ整備してやったような
医療体制はブータンでは整備されてなかったから、かつては、
病気になればまず坊主に祈祷させる、
という超現代的な仏頼みのお国柄だったので、
平均寿命が50歳台だった。が、
医療制度改革によって、値は60歳台に乗っかった。
彼らが現在「無料」で医療や教育を受けれるのは、ひとえに、
日本人一人ひとりが働いて収めた税金のおかげなのである。
そんなことも知らない勘違いタレントのリポーターが番組で
ブータンを訪れたおりに、
<どこにも媚びたりしない精神的に自立した国>
などと宣ってた。その番組では、
「国に恩返しがしたい」
とブータンの若者は言ってたが、まず日本に恩を返したほうが
信心する仏様に愛でられることだろう。かつて、
孫文は日本人が清朝からかくまい、支援してやったにもかかわらず、
日本を裏切り恩を仇で返した。中国人に
恩に着るなどという気持ちなどないかもしれないが、
ブータン人はどうだろうか。ところで、
ノンフィクション作家河添恵子女史の
「中国に侵蝕されるブータン王国」(ワック出版刊「Will2010年11月号」)
によれば、首都ティンプーの街には、
中国人観光客や中国製品が目立つという。そして、
ブータン北部の山岳地帯では、
<中国の人民解放軍が年に数kmずつブータン側に入り込み、
掘っ立て小屋を建てて>るらしい。
人民解放軍がブータンの遊牧民からヤクを買い、あるいは捕獲し、
約(ヤク)4万6千5百㎡だった国土が、
約(ヤク)3万8千4百㎡に減少してしまったそうである。はたして、
ブータンに幸福の青い鳥(これは、チルチル&ミチルの話のほうであるが)は
訪れるのだろうか。五つ星を鏤めた凶悪な紅い旗でなければいいが。
チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」の第25曲「パ・ドゥ・カトル」は、
初演からプティパが「青い鳥(とカロリヌ王女)のパ・ドゥ・ドゥ」に変えて、
踊り手の人員を4人から2人に減少させてしまった。このナンバーは、
【a】4人顔見せ=アダージョ、4/4拍子、無調号(ハ長調)
【b】ヴァリアスィョン(1)シンデレラとフォルチュネ王子=アッレーグロ(テンポ・ディ・ヴァルス)、3/4拍子、3♭(ハ長調)
【c】ヴァリアスィョン(2)青い鳥とフロリヌ王女=アンダンティーノ、2/4拍子、1♭(ヘ長調)
【d】コーダ(4人)=プレスト、2/4拍子、1♭(ヘ長調)
という構成である。その【d】。
「プレスト、2/4拍子、1♭(ヘ長調)」
チェロとヴィオーラによる8分音符の属音のオクターヴ跳躍ピッツィカートが
ffから次第に減音してpになると、
vnプリーモが主要主題を奏する。
****♪ラ>ソ<ラ>ソ│<シー>ソー、・<シ>ソ<シ>ソ│<ドー>ソー、・
<ド>ソ<ド>ソ│<シー>ソー、・<シ>ソ<シ>ソ│<ラー>ソー、・
<ラ>ソ<ラ>ソ│<シー>ソー、・<シ>ソ<シ>ソ│<ドー>ソー、・
<ド>ソ<ド>ソ│<シー>ソー、・<シ>ソ<シ>ソ│<ラー>ファー♪
本来は"Presto"で演奏される曲であるので、主題の
骨子の[ラ<シシ<ドドド>シ>ラ]が際立つはずなのだが、
巷の演奏ではすべてが4分音符=138以下、多くが、
4分音符=116あたりの「アッレーグロ・ノン・トロッポ」ほどで指揮られるので、
その骨組みが隠れがちである。が、
この主題にvnセコンドが常に、
****♪♯レ<ミ>♯レ<ミ│>♯レー<ミー♪
でハモる。その響きもふくめて、
全体的にこれもモダンな印象を覚えるクラ音である。
現実的なバレエの世界では、カトルではなく、
「青い鳥(とカロリヌ王女)のパ・ドゥ・ドゥ」に変えられてしまったのだが、
このコーダのしょっぱなで男性ソリストによって披露される
brise vole(ブリゼ・ヴォレ=跳躍した足叩き合わせ)の連続は見ものである。
ボディブロウのように効き始めてる。おそらく
日本人の主たるルーツが共通してるであろうブータンは、
なんでも"GNH(グロス・ナションル・ハピネス=国民総幸福量)"が
"国是"なんだそうである。が、それも、
現実には「インドの軍事力」という後ろ盾があるから、
そんな暢気なことが言ってれるのである。が、それ以上に、
インド日本、、スイス、デンマーク、オランダ、とりわけ
我が国日本から多額の援助や技術指導を受けてるから
国が成り立ってるのである。
「貧しくてもいい。逞しく育ってほしい」
といっても、日本帝国がかつて朝鮮にインフラ整備してやったような
医療体制はブータンでは整備されてなかったから、かつては、
病気になればまず坊主に祈祷させる、
という超現代的な仏頼みのお国柄だったので、
平均寿命が50歳台だった。が、
医療制度改革によって、値は60歳台に乗っかった。
彼らが現在「無料」で医療や教育を受けれるのは、ひとえに、
日本人一人ひとりが働いて収めた税金のおかげなのである。
そんなことも知らない勘違いタレントのリポーターが番組で
ブータンを訪れたおりに、
<どこにも媚びたりしない精神的に自立した国>
などと宣ってた。その番組では、
「国に恩返しがしたい」
とブータンの若者は言ってたが、まず日本に恩を返したほうが
信心する仏様に愛でられることだろう。かつて、
孫文は日本人が清朝からかくまい、支援してやったにもかかわらず、
日本を裏切り恩を仇で返した。中国人に
恩に着るなどという気持ちなどないかもしれないが、
ブータン人はどうだろうか。ところで、
ノンフィクション作家河添恵子女史の
「中国に侵蝕されるブータン王国」(ワック出版刊「Will2010年11月号」)
によれば、首都ティンプーの街には、
中国人観光客や中国製品が目立つという。そして、
ブータン北部の山岳地帯では、
<中国の人民解放軍が年に数kmずつブータン側に入り込み、
掘っ立て小屋を建てて>るらしい。
人民解放軍がブータンの遊牧民からヤクを買い、あるいは捕獲し、
約(ヤク)4万6千5百㎡だった国土が、
約(ヤク)3万8千4百㎡に減少してしまったそうである。はたして、
ブータンに幸福の青い鳥(これは、チルチル&ミチルの話のほうであるが)は
訪れるのだろうか。五つ星を鏤めた凶悪な紅い旗でなければいいが。
チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」の第25曲「パ・ドゥ・カトル」は、
初演からプティパが「青い鳥(とカロリヌ王女)のパ・ドゥ・ドゥ」に変えて、
踊り手の人員を4人から2人に減少させてしまった。このナンバーは、
【a】4人顔見せ=アダージョ、4/4拍子、無調号(ハ長調)
【b】ヴァリアスィョン(1)シンデレラとフォルチュネ王子=アッレーグロ(テンポ・ディ・ヴァルス)、3/4拍子、3♭(ハ長調)
【c】ヴァリアスィョン(2)青い鳥とフロリヌ王女=アンダンティーノ、2/4拍子、1♭(ヘ長調)
【d】コーダ(4人)=プレスト、2/4拍子、1♭(ヘ長調)
という構成である。その【d】。
「プレスト、2/4拍子、1♭(ヘ長調)」
チェロとヴィオーラによる8分音符の属音のオクターヴ跳躍ピッツィカートが
ffから次第に減音してpになると、
vnプリーモが主要主題を奏する。
****♪ラ>ソ<ラ>ソ│<シー>ソー、・<シ>ソ<シ>ソ│<ドー>ソー、・
<ド>ソ<ド>ソ│<シー>ソー、・<シ>ソ<シ>ソ│<ラー>ソー、・
<ラ>ソ<ラ>ソ│<シー>ソー、・<シ>ソ<シ>ソ│<ドー>ソー、・
<ド>ソ<ド>ソ│<シー>ソー、・<シ>ソ<シ>ソ│<ラー>ファー♪
本来は"Presto"で演奏される曲であるので、主題の
骨子の[ラ<シシ<ドドド>シ>ラ]が際立つはずなのだが、
巷の演奏ではすべてが4分音符=138以下、多くが、
4分音符=116あたりの「アッレーグロ・ノン・トロッポ」ほどで指揮られるので、
その骨組みが隠れがちである。が、
この主題にvnセコンドが常に、
****♪♯レ<ミ>♯レ<ミ│>♯レー<ミー♪
でハモる。その響きもふくめて、
全体的にこれもモダンな印象を覚えるクラ音である。
現実的なバレエの世界では、カトルではなく、
「青い鳥(とカロリヌ王女)のパ・ドゥ・ドゥ」に変えられてしまったのだが、
このコーダのしょっぱなで男性ソリストによって披露される
brise vole(ブリゼ・ヴォレ=跳躍した足叩き合わせ)の連続は見ものである。
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