厳かなるメリハリっ子

モラハラ妻から逃れて20年。70歳に向けて厳かな人生を送る年金受給者のブログです

98 35.8 64 89-135 9310 東京をなめてはいかん。

2020-05-14 09:30:16 | 日記
今、いろいろと身辺を整理している。

といっても女じゃないよ。

本やCD、DVDをメルカリで売っぱらったり、捨てきれなかったものをどんどん市の処分場に持ち込んでいる。

庭もごちゃごちゃした状態を解消し、基本的にすべて芝生を張り、スッキリさせた。

資産も死んだときに息子が把握しやすいようにまとめ始めている。

会社も、コンサルタントの仕事を止め、自宅・事務所でほぼ100%リモートでこなせる本業に絞った。

従業員などはいないので、もともと整理の必要もない。

事業承継などという問題で頭を悩ませることもない。

奥さんもいないし、なんといっても身軽が一番だ。いつぽっくり行っても、迷惑をかける相手がほぼいない、というのが気楽でいい。

そこで少し悩み始めていたのが、東京事務所のことだ。

これは会社で所有しているが、会社そもののが私の個人所有なので、自分が持っているのと同じだ。

今回の中共ウイルス騒ぎでリモートワーク、テレワークが昔に比べると身近なものになり、それをささえるZoomなどネット会議システムの周知度も格段に上がった。つられて私もZoom の株を買ったくらいだ。

私がお世話になっているGMOクリック証券は完全テレワークを実現して、大きく取り扱われている。

そんなことで、これからはオフィス需要が減るのではという観測が出始めている。

東京駅周辺の大手町、八重洲口、日本橋、京橋、更には兜町界隈もビル建設ラッシュだ。この動きが止まるのでは、と考える人もいる。

不動産情報を発信しているこの方の動画などは参考になる。

回らなくなった不動産投資家さんたちから、投げ売り物件が出始めるはず by榊淳司

更には、東京などの大都会から地方に人が移動する流れが生まれるのでは、という人もいる。

高知県に拠点をおくイケハヤさんなどはその筆頭だ。彼の場合は多分に position talk もあるだろうが、その主張と根拠はなかなか説得力がある。

【徹底解説】田舎暮らし・地方移住の現実!メリット、デメリットは?

こうした動きや情報を見ると、東京事務所も値下がり前に早く売ったほうがいい、ということになるだろう。

しかし私は若干異なる見解だ。東京に限れば、むしろより人口流入が増え、特に上記のような東京駅界隈の中心街に限れば(虎ノ門や新橋まで含めてもいい)、オフィス需要はもっと増えるのではと思っている。

2011年の東北大震災の直後、私はこれで東京から人が離れ、大阪などが経済の中心になり、オフィス需要が高まると思った。しかしなんのことはない、東京の求心力(更には湾岸の人気)は更に高まり、結局、大阪の方がどんどん地盤沈下している。

今回も同じようなことが起きると思っている。ま、私個人の予測なので、なんの保証もないし、信ぴょう性も、根拠も極めて低い。

しかし、自分の物件を売るか、保持するかの判断には、自分自身の予測で十分だ。もともと対して高い値段で買った物件ではないので、結構気楽。

とはいえ、東北大震災でもなぜ東京の人気が落ちなかったかといえば、それはやはりなんといっても東京には「オーラ」があるからだと思う。

このオーラーは大阪は勿論、他の大都市にもない。そして中共ウイルス騒ぎを経て、今や世界中のどの大都市にもないものだと思う。

かっては花の都パリ、とか、人口のるつぼニューヨークには、他の都市にはない「オーラー」があった。

しかしそのオーラーは中共ウイルス騒ぎのせいで、霞んでしまった。

今、この2大都市に対するあこがれなど、吹っ飛んだのでは?

それに比べ、そもそも日本自体が死者数が少ないので当然だが、東京の死者数は世界が呆れる程、というか怪しむほどが。

加えて、法的強制力のあるロックダウンではない、単なる自粛要請で渋谷のスクランブル交差点から人が消えた様子を見て、世界の人はびっくりしている。

こういった、衛生感、自律感が東京のオーラーを更に上塗りしていると私は思っている。

ということで、今後も東京に人気、特に東京駅界隈の不動産価値は減らないと思う。

私はもともと東京は人が集中しすぎだし、地震が来たら大変なことになる、と思っているので、今の田舎暮らしで十分満足しているのだが、やはり多くの日本人は東京のオーラーにやられ続けると思う。

ということで、東京事務所の売却は当面考えないことにした。