ペレが亡くなった。82歳。ブラジルなら天寿を全うしたと言えよう。
磯崎新氏も亡くなられた。91歳。正真正銘の天寿全うだ。
ご冥福を祈ります。
ペレはサッカーの神、と言われる。私も中学からサッカーをやっているが、ペレとマラドーナは別格だ。
ペレはサッカーの神。
マラドーナは神の子。
そして釜本邦茂はサッカーの鬼。
こんなところか。
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今日は今年最後の銀行営業日。普通の企業は28日頃が最後の営業日だったと思う。
というか、今年は正月三が日が週末と重なっていてお得感ゼロ!銀行勤めの方々はお気の毒です。
さて、今年の総括というか、こんなことがあったな的な出来事のトップ10を発表します。
社会と個人の両方で。
まず社会全般:
(1)ウクライナ戦争。なんと言ってもこれが最大の出来事。今から40年近く昔、イギリスとアルゼンチンがフォークランド諸島を巡って局地的な戦争を行ったことがある。その時に、『世界大戦後、このような近代国家間の戦争が起こるなどと誰が想像しただろうか?』といった意見を読んだ気がする。私もそう思った。
戦艦シェフィールドがエグゾセミサイルの攻撃を受けて沈没した時は、本当にびっくりした。当時私は勤めていた会社でスペイン語を習っていて、講師は日本人と結婚したアルゼンチン人だった。可愛い奥さんで、カラオケの歌がほとんどプロだったのを記憶している。フォークランド諸島はスペイン語では Las Malvinasと言う。当然この戦争のことが話題になったが、可愛い奥さんは「アルゼンチンは負けるね」と笑いながら言った。
それから40年あまり。誰も本格的な戦争が近代国家(ちょっと定義が曖昧だが)同士で行われるなどとは想像もしなかっただろう。ましてや、かって同じソ連に属していた国同士で。国際社会では何が起こるか分からないと改めて思った。加えて東京都知事選挙に絡んだインタビューで『中国なんか攻めてくるはずないでしょう』と言った鳥越俊太郎の平和ボケぶりが思い出される。
(2)中国のグダグダ振り。科学的根拠がないゼロコロナ政策を3年近く続けて、突然それを解除。というか完全放置。近代国家とはとても言えない中国のグダグダな体たらくは歴史的なものだった。今日現在もコロナの爆発的な感染が続いている。一体どうなるのでしょう?日本もただでは済まなさそうな危機感すらある。それもこれももはや裸の王様となった習近平の無能さが原因。かって毛沢東はその無策により飢饉を引き起こし何千万人という中国人を死に追いやったが、完全にその後追い状態だ。加えて不動産を始めとする経済の失墜。大洪水や干魃などの災害による農業の疲弊と迫りくる食料危機。中国三千年の歴史で最悪の時代が始まったとしか思えない。
(3)北京オリンピック。あったことをもう忘れるほど存在感が薄かった。とはいえ開幕のときは全中国が『我々は世界一だ』という高揚感を味わったのだろう。まさに英語で言うところの "it is a history" だ。
(4)安倍元総理暗殺事件。ウクライナ戦争と中国の混乱の影で危うく忘れそうになるところだった。日本にとって本当に大きな痛手だったと思う。後年、歴史がそれを証明すると思う。左翼連中の非人間性が浮き彫りになった事件でもあった。
(5)テスラの失速。欧米(アメリカの場合は特にカリフォルニア)が必死になって自動車の電動化を進めているが、後述の大寒波や、エネルギー危機もあり、その行く先は決して明るくない。テスラの株価はこの一年で四分の一になっている。トヨタも株価は下がり基調だが、下落幅はテスラに比べれば穏やかだ。テスラの中国工場もほとんど稼働していないようだ。電気自動車の未来はあまり明るくない気がする。
(6)大寒波の到来。クリスマス前後に欧米を襲った寒波は歴史的なものだった。特にアメリカがひどい。日本もかなりの寒波が押し寄せているが、アメリカほどではないし、雪対策は比較的しっかりとされているので、破滅的なことにはならない。それでも新潟地方の豪雪にはびっくり。住む場所を本当に選んだほうがいいと痛感した。
(7)欧州のエネルギー危機。特にドイツ。あまりにもロシアに依存しすぎていて、おまけに原発廃止という愚かな政策を打ったため、どうにもならない状況にある。メルケルは常に称賛の対象だったが、私はいつも懐疑的だった。綺麗事を言い過ぎる。しかし日本の知識人やマスコミは、安倍総理と比較して、いかにメルケルが優秀で世界の希望の星であるかと喧伝していた。エネルギー政策だけでなく移民政策も天下の愚策だったと思う。政治は理想や感情に任せてはいけないといういい例だったと思う。いずれにしても、今後、ヨーロッパはどうするつもりだろう。CO2排除、自動車の完全電気化という拳を振り上げすぎて、下ろし様がなくなった。ドツボにハマった。
(8)国内のコロナ規制の緩和。なぜか急に日本国内でも規制が緩和され、旅行や外食はほとんど自由になった。経済にとっても個人生活にとってもいいことだとは思うが、結構死者数が減らないのが腑に落ちない。それはもう仕方ない、と誰かが割り切ったのかな?後はマスクだ。これは文化的なこともあるので、まだまだ完全撤廃とは行かない気がする。ホリエモンなどはガミガミ言っているが。
(9)岸田総理のダメダメ振り。こんなにダメな首相になるとは思わなかった。なんの決意や政治哲学も感じられない。とにかく増税だけはしたい、という印象しかない。もう少し頭を使って現実的な政策を打ち出したらいいのに。ブレインが全くいないとしか思えない。早く高市さんに変わって欲しい。
(10)ペレの逝去。最後になってこういう悲しい知らせが来るとは思わなかった。
次に一挙にスケールが小さくなるが個人的なニューストップ10:
(1)会社解散。25年続けた会社を2月末で解散し、個人事業者になった。仕事も順調に減り、ほとんどセミリタイア状態だ。ただしあまり危機感はないし、ワークライフバランスが取れていてストレスのない生活を送れている。会社勤めをしていた頃のことを思い出すと、よくやったな、と自分に感心する。今更ながら痛感するのは、自分は引きこもり体質で、組織の中で働くのには全く向いてない、ということ。
(2)東京事務所の閉鎖。実際の事務所は既に2年前に閉鎖して、その後は東京駅前のバーチャルオフィスを利用していたが、それも今年契約を解約した。これで東京の拠点が完全になくなった。考えてみれば大学卒業後も40年以上東京、横浜を活動の拠点としていたので、これは画期的なことだ。しかし私の仕事はもう20年以上前からほぼリモートだったし、顧客訪問もコロナのせいでこの3年はほぼゼロだったので、大きな問題はない。やはり25年前の脱サラが大正解だった。
(3)実用ボールペン講座。これを初めて既に半年以上たっている。もともと字が汚くて、字を書くのはできるだけ避けていた。しかしこの講座のおかげで字が飛躍的に綺麗になったし、字を書くのが楽しくなった。年賀状も宛名を全部ボールペンか万年筆で書くようになったほどだ。英語のレタリングには昔から興味があって、それ用のペンも書い、テキストも買ったが、まだ本格的には始めていない。それよりも日本語のボールペン講座が先に来てしまった。来年は筆ペン講座も始める予定。老後の趣味としてこれは最高だと思っている。
(4)アップルウォッチウルトラの購入。ちょっと大きなり、重くなり、機能もてんこ盛りとなり、値段も張った。しかしとても自分にフィットしていて、毎日快適に使っている。生活の質が one notch 上がった感じだ。
(5)ルンバの買い替え。これまで普通のルンバを使っていたが、ゴミを自動でタンクに吸い込む新型ルンバを購入した。これが便利で本当によかった。これまでは掃除をするたびにルンバ内に溜まったゴミを取り出して捨てていた。これが結構面倒だった。その面倒がなくなった。ルンバを起動して放っておけば、掃除が終わり次第ルンバはベースステーションに戻り、ゴミがステーション側の設置されたタンクに吸い込まれて、それで終わり。勿論、充電も自動的だ。加えてありがたいのがルンバ本体が軽くなったこと。感覚的に半分になった。これもとても助かる。ということでルンバを買い替えてルンルンしてます。
(6)税金未払い問題。ネット証券で投資信託の売買をしていたが、納税申告をしていなかったので、税務署から呼び出しを食らった。自分としては大手証券会社同様、分離課税がされていて、ネット証券会社がちゃんと税金分を納付していたと思っていたので、寝耳に水。しかし自分の無知であることがわかった。このネット証券は今年完全に引き上げたので、今は大手証券会社に全てを移した。税金だけはちゃんと払う、というのが私のポリシーだったので、ちょっとショック。先週、延滞税の通知が来たので、即納付して、本件は一応一件落着。今後はネット証券は使わないことにした。
(7)特許化プログラムの頓挫。革新的な発明をしたので、概要をまとめて知り合いの弁理士に頼んだが、特許要件を満たしていないので、出願はしないほうがいいでしょう、と諭されて、諦めた。結構支出はしたのだけれど仕方ない。アイデアはいいが、具体的な技術がないと無理、ということらしい。そのアイデアを元にして弁理士先生が具体的な案を作ってくれると思っていたが、そうではないのだね。この業界は。今は別の発明を思いついたので、そのプロトタイプをとある模型制作業者に頼んでいるところ。これもかなり画期的なので特許化されれば大儲けができると目論んでいる。フフ。
(8)母親からいらない土地を譲り受けた。母親がその父親から相続でもらった土地がある。しかしちょっと難のある土地なので売れない。毎年固定資産税だけが出ていく。どうしようもない相続だ。このままだと母親がボケたりすると処分しようにも手続きが大変になりそうなので、とりあえず私が所有権をもらうことにした。あまりに価値のない土地なので、譲渡価格もゼロで、譲渡税もかからなかった。しかし固定資産税はこれから毎年出ていくし、何か問題があると面倒なことになるので、なんとか処分したい。現在、私の人生のなかで数少ない頭痛の種だ。
(9)青色申告会に入会。会社を解散したので、それまでお世話になった税理士事務所の契約も解約した。ということで個人事業者として納税関連のことを全部自分でやらなければならない。知り合いの方のアドバイスで青色申告会に入った。会が使っている会計ソフトを購入。それに経費や売上などを自分で手入力している。しかし今後、決算とか確定申告があるので、ちょっと不安。上記の投資信託売却益の申告などの面倒なこともあるので、今回はこれまでお世話になった税理士事務所にお願いすることにした。来年からは一人立したい。(できない気がするが)
(10)寝室を変え、ベッドもシングルからセミダブルに変えた。睡眠は人生の三分の一を占めるので、とても大事。これまでシングルベッドだったが、寝返りとかしずらいので、セミダブルに変えた。寝室も以前母親が使っていた部屋から、父親が使っていたちょっと狭い部屋に移した。母親の部屋は息子の部屋の真下なので音がうるさい問題があったから。今は息子の部屋から離れた部屋なので、気が楽だ。いつになったら独り立ちして家から出ていくのだろう?
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ちょっと買物をしてきた。
まず行きつけの家電製品量販店に行ってトースターを購入。
昨日キッチンの写真を撮っていてトースターがあまりにも汚れているので新品と取替えることにした。
まず新旧揃い組↓
新顔は象印。
1000Wオンリー。出力を切り替えられるものもあったが、ずぼらな自分は1000W以外使わないので、これでOK。ポイントを使って5,000円未満で買えた。
お正月のお餅はこれで上手に焼けそう。
ポイントカードにひびが入って割れそうなので店員に聞いたら、アプリがスマホに入っていればもう不要とのこと。アプリが入っていることを確認したので、今ゴミ箱へ直行した。20年近く使っていたが、バイバイ。我ながら冷淡だと思う。
その後、丘を一つ越えてスーパーMへ。
カニを買うつもりだったが、すき焼きの肉と具材まで買ってしまった。衝動買いだ。
カニは一晩冷蔵庫で解凍する必要があるので、今夜は食べられない。そこで今夜のごちそうは急遽すき焼きになった。
カニは息子の分も買ったが食べるかな?一応カニ酢をつけてやる。優しい父親だ。
すき焼きのタレが残っていて気になっていたので、これで処分できそう。
みかんも箱買いした。これも衝動買い。箱を空けて玄関に置いた。息子も取っていけるように。優しい父親だ。
そんなことで今日の用事はひとまず終わり。
この後、散歩に出かけよう。お医者さんに30分は散歩しろ、と言われたので励行している。
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友人Aからフェイスブック経由、とある人物の投稿をシェアしましたというメッセージというかメールが届いた。
このフェイスブックとか、ツイッターとか、あとインスタグラムなど、その仕組みがよく分からないので、あまり触らないようにしている。
このとある人物は、ゼレンスキーが悪人でプーチンが善人というスタンス。それをサポートする情報をかき集めて拡散している。
人それぞれなので言論の自由が保証されている日本では特に問題はないが、しかしどうしてそこまでプーチンを擁護できるのか不思議。
そしてAもそれに乗っかっていることになるので、「おいおい。大丈夫か?」と言いたくなる。もっともこちらからはコンタクしないが。もう10年以上は合ってないかな。昔勤めていた会社の後輩だ。早稲田を卒業しているし、ちゃんとしたインテリのはずなのだが。
我々が知らない真実を知っていて、拡散に努めているのか。それとも妄想に駆られているのか。ロシアから金が流れているという可能性も否定できない。
ま、いろんな人がいる、ということで。世界は広いね。
ところでこの人物とAはいずれも反ワクチン派でもある。
私は羊のようにおとなしく政府の言うことを聞く人間なので、既にワクチンは5回打っている。しかし本当にワクチンが効いているのかどうか、よく分からん。
ただ、中国が壮大な実験を始めたので、もしゼロコロナ解禁となった中国で感染が鬼のように広がれば、やはり西側のワクチンには絶大な効果があったということが間接的に証明されることになるだろう。
結果が楽しみだ。
しかし中国政府は中国人の海外渡航も解禁したので、来月以降の中国人の流入がおそろしい。基本的に入国禁止にして日本人を安心させるべきだと思うが、あの岸田ではね。心もとない。
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散歩から帰宅。45分ほど歩いた。目標は30分なので上出来だ。
途中秋田犬を連れた親子連れとすれ違った。黒い秋田犬なのでちょっと珍しい。
秋田犬は「あきたけん」ではなく「あきたいぬ」と呼ぶのが正しい。
そこで「いぬ」と「けん」の使い分けが気になった。どうせ散歩中頭は暇なので、思いつくまま頭の中で並べた。
「けん」と呼ぶ例はいくらでもある。どちらかというとこちらが正統派か?
番犬、猛犬、狂犬、盲導犬、警察犬、軍用犬、猟犬、愛犬、愛玩犬、救助犬、忠犬、野犬、等など。役割に応じて他にもいくらでも例がありそうだ。
「いぬ」はどうか。
飼い犬、山犬、親犬、子犬、オス犬、メス犬、狛犬、野良犬など、そこそこあるな。
負け犬、捨て犬というネガティブなものもある。噛ませ犬という特殊表現もある。
とまあ、こんなことを考えて頭の体操をした。一種の痴呆防止だ。