朝食: 毎日おいしいローストアーモンドミルク
納豆
コーヒー(砂糖入り)
昼食:カップ麺、ビール一本。
夕食:市内のしゃぶ葉で飲み放題、食べ放題。
午前中間食:なし。
午後間食:お菓子を少々。
夜間食:帰宅後ビールを一本(多分)
酒:しゃぶ葉でビールを数杯。冷酒を一合。
際立った運動:都合2時間ほど歩いた。しゃぶ葉に行くときに。帰りも駅でバスを待つ間、30分ほど駅周りを歩いた。
庭仕事:外回りの箒掃除。
その他軽作業:なし。
*****
今朝、明け方にこんな夢を見た。
☆☆☆☆☆
とある展示会が巨大なテントで行われている。地元にこんな立派な会場があったっけ?
それなりに賑わっているが、客も地元の人とは思えない垢抜けた人が多い。
突然地震が発生し、高いところにあるテントの天上から吊るされている灯りや飾りが揺れ始める。ちょっとした悲鳴も起きた。天上が落ちてくる気配はないが、そろそろ退散することにしよう。それにトイレも列が並んでいてしばらく使えないようだし。
テントの外に出て、自宅に向かう。既に暗くなっていて、さっきのテントと打って変わって静かだ。
通りを歩く人はほとんどいない。
ポケットから何かを出そうとしたら100円玉が落ちた。音をたよりに道に転がった100円を見つけ拾おうとする。
すると、その近くに別の100円玉が落ちている。よくみると周りにもいろいろとコインが落ちているではないか。
これは運がいいと拾おうとすると、小学生が5,6人群がってきた。見ると、なんともっといろいろコインが落ちている。
拾い始めると不思議なことが起きた。100円玉や50円玉に混じって、4円玉とか8.5万円玉とか、ありえないコインが落ちているのだ。これはなにかおかしいと思い、拾おうとしていた小学生達に声をかけた。
これは贋金かもしれない。拾わないように。私が集めて交番に届けよう。
そこでできるだけかき集めて、たまたま持っていたポーチ(普段そんなものを持ち歩かないのだが)に入れて、近くの交番に向かった。
小学生達もついてくる。
と、そこにあるはずの交番が見当たらない。毎日その前を車で通っているので間違えるはずがない。
一人の小学生が「交番はこれだよ」と指差した。
見ると、それは確かに交番っぽい建物だが妙に古風だ。それに閉まっていて、中が暗い。
交番というのはお巡りさんがパトロールで外出していてもドアが空いていて、いつでも電話がかけられるようになっているはずなのにおかしいな。とにかくこれでは私も行き場を失ってしまう。困った。と思っていたらまた小学生が「ここでいいんじゃない」と声をかけてきた。
それは交番の隣の市の建物だ。確かイベントや物産展を行う場所で、私はこれまで入ったことはない。とはいえ、たしかに交番が閉じている場合はこちらで受け付けます、というような案内もある。
ドアを開けると、そこはバレーボールのコートが一面取れるくらいの広さだ。昔の小学校や中学校の理科準備室に置いてあったようなガラスの陳列棚がずらっと並んでいる。整然と。
その棚の上や中に地元の特産物などがいろいろと置かれている。
この建物もなんとなく古風で大正時代のもののような雰囲気がある。大正時代のことは全く知らないが、そんな気がするのだ。
見ると、一番奥に幅が10メートル以上のカウンターがあって、そこに何人か担当者のような人がいる。
近づいて行ってその中の一人に来訪の目的を告げた。どうやら受け付けてくれるようだ。
そのカウンターは妙に高くて天板の位置が私の胸の辺りに来る。「贋金」が入ったポーチを取り出して天板の上に中身を空けようとしたが、やりづらい。
さて説明を始めたが、見れば一目瞭然で100円玉に混じって40万円玉とか、ありえないコインがある。これを見つけた経緯を担当者に説明したが、まず、この中の一枚は私の100円なので回収させてもらいますよ、と断って100円玉を一つつまみ上げて自分のポケットに入れた。後で考えてみると、これが本当の100円なのか、贋金の100円なのか吟味をしなかったので、贋金を掴んだ可能性がある。
ふと気づくと周りにひとだかりがしていて、似たような届けをする人たちがいる。加えて野次馬のような人もいて建物の中が結構込みだした。
いつの間にか小学生達はいなくなった。
「おい。○○じゃないか」と私の名前を呼ぶ声が左からした。
見ると高校時代の同級生のAだ。久しぶりに見る顔だ。
私は名前はすぐ忘れるが、顔は忘れない人間なのですぐわかった。
「よかった。よかった。俺は今✗✗新聞の記者をしていてこの事件の取材に来たのだが、信頼できない証人から取材するわけにはいかない。お前なら信頼できるから、話を聞かせてもらっていいか?」と言う。そしてメモ帳とペン(それとも鉛筆)を取り出した。
見るとそれは私がいつも食事の直後に今日は何を食べたかを書き記すメモ帳と同じものだ。今どきこんなもので取材をする記者がいるのかとちょっと不思議に思った。まるで大正時代じゃないか!
「いいよ。今こちらの担当者に説明しているところだからちょっと待ってくれるか?」と答えた。
新聞記者まで来ているとはどうしたことか。まわりを見回すと人混みはもっと増えていてテレビ局の取材陣と思われる人までいる。どうやらこの「贋金」コインが町中にばらまかれていて、届け出の人がここに殺到しているらしい。それが既に全国ニュースで取り上げられているようだ。
随分と大事件になったな、と思い担当者のほうに顔を向けると、その後ろに三人ほど立ってこちらを見ている。
カウンターに向かって作業をしている担当者達とは明らかに雰囲気が異なっている。上司かな?それともただの野次馬?でも野次馬がカウンターの後ろに入ることはないだろうからやはり当局の人だろうか?
などと訝しく思っていたら、その三人の中で一番クセがありそうな男が私に話かけてきた。
「大変なことになったね。もう結構な騒ぎになってますよ。」
私も答えた。
「不思議な話ですね。誰が見てもすぐ分かる贋金を町中にばら撒くなんて、犯人は何を考えているのでしょうかね?」
「そうですよね。別に贋金を使って物を買ったりするつもりはないのかもしれませんね。」
「じゃなんでこんな面倒なことをするのでしょうかね。このコインはそれなりに巧妙にできていて、100円硬貨などは本物と見分けが付きません。かなりコストがかかってますよ。贋金だとバレたのは、40万円硬貨とか、8.5万円硬貨とか、ありえないコインを作ったからでしょう。そんなコストをかけてどうしてこんな子供だましのような犯罪をするのでしょうかね?」
「そうですね。」男はなんとなく不敵な笑いを浮かべた。
「ま、いろいろとやり方はあるでしょう。いろいろとね。この突拍子もない犯罪のことでもう日本中で話題になってますよ。
ところでこの建物の中も三密もびっくりの混みようですね。身の回りのものは大丈夫ですか?」
そこで私ははっとして、担当者に説明するためにずっとカウンターの上に挙げていた両手をポケットにもどし、自分の財布をまさぐった。
あった!
開いて見た。
ない!
いくつかあるカードのうち、GMOクリック証券のカードがない!
取られている。慌ててカウンターの上に視線を戻すと男の姿は消えていた。他の二人もいない。
と、周りの中で数人が逃げるように私の脇から人混みにまぎれて走り去っていった。
追いかけた。しかし全員を追うわけにはいかない。
その中の茶色のジャケットを来た男に絞って追いかけた。
GMOクリック証券の口座には大金が入っている。これを取られたら大変だ。
茶色ジャケットの男の姿は建物を埋めた群衆の中に完全に消えてしまった。
こんなことをしている場合じゃない。すぐGMOクリック証券に電話してカードの利用を止めてもらわなければ。
今度は公衆電話を探し始めた。携帯電話の普及でそんなものはなかなか見つからない。そもそも自分は携帯を持っていなかったっけ?
思いは千々に乱れる。
しばらくして冷静に考えてみた。
「待てよ。GMOクリック証券のカードには現金が入っている訳ではない。株は買っているけど、それがATMで引き出せるわけでもないし。」
再び財布を調べると他のカードは残っているし、現金もある。
犯人は財布を取り出し、わざわざ現金化ができないGMOクリック証券のカードだけを取り出して、またご丁寧に私のポケットに戻しているのだ。まるで自分の技を勝ち誇るかのように。
なぜだ?なぜそんな無意味なことを?
そこで気づいた。そうか。この群衆。興奮気味のこの群衆。見たことがないコインを見ようとカウンターに押し寄せるこの群衆が獲物ではないか。犯人一味はやすやすとこの群衆のポケットから財布や金を盗んでいったのだ。
しかし、なぜ犯人のリーダーと思われるあの「天空の城ラピュタ」に出てくるムスカのような男は、手の内がバレるような話を自分にしたのだろう?それもわざわざ金にならないものを盗んでまでして。
加えて私がこのことを大声で叫べば、まわりの人達も一斉に財布を調べ、警戒心を発動するだろう。カードが使えないようにすぐ発行会社に電話もするだろう。
なぜだ?なぜ?
そこで気づいた。
そうか。あの男はもうすぐ私の夢が終わることを知っていたのだ。
私が「男の世界」から去っていくこと。私の存在が自分たちの犯罪の妨害にはならないことを知っていたのだ。
それでもうすぐ消えていく私に自慢話をちょっとしたかったのだろう。
そこで実際目が覚めた。
☆☆☆☆☆
証券会社からもらった食事券が4500円分あるので、それを使った。
市内で使える場所を探したが、しゃぶ葉がよさそうだ。ここは以前、隣町の友人(高校時代の同級)に誘われて隣町の店に行ったことがある。市内の店はもちろん知っていたが、入ったことはない。
家から1時間半歩いて着いた。ストレートに行けば1時間もかからないが、運動を兼ねて遠回りした。
食べ放題、飲み放題コースでしめて4,618円なので無駄なく使えてよかった。
肉はさすがにいつも食べているスーパFの肉とは比べ物にならないが、家族や友人と来て和気あいあいと食べるにはちょうどいいだろう。なんといっても食べ放題なので。どれだけ注文しても文句な言われない。
私は990円の飲み放題も追加した。ビール(中)を5杯ほど飲み、あと松竹梅を1合飲んだので、元は取った。それ以上はとても飲めない。
なにより興味深かったのは、幼稚園、小学校低学年といった子供を連れた家族が多かったことだ。
子供はみな可愛かった。
子供向けにはソフトクリームと綿菓子が用意されていた。圧倒的に綿菓子が人気だった。
私が入ったのは5時15分ほどだったが、6時にはもう超満員で、待っている客もいた。
日曜だから当然か。
感心するのは老若男女、皆さん、おかわりを取りに行く時必ずマスクをすることだ。几帳面な人はビニール手袋までする。それが面倒だ、という顔をした人は一人もいない。
つくづく思うが、日本人はこういう「縛りもの」が好きというか、苦にならない国民だ。
「縛り」というのは、例えば麻雀に例えれば二翻縛りだが、これは本来だあれば役が一翻あれば上がれるのに、ある条件が成立すると、二翻ないと上がれないという面倒なしくみだ。
面倒だが、皆さん仕方ないがなんとかしようといって頑張る。文句を言う人はいない。
他にもちょっとした条件を上乗せしてそれを楽しむという気風が日本にはある。
今回のマスクなどはまさにその風習にぴったりではないだろうか?
欧米では皆、ぶつぶつ文句言っているのに、日本では皆さんニコニコしてマスクを装着し、街歩きを楽しんだりしている。
つくづく日本人は成熟した国民だなと思う。
今日のしゃぶ葉でも、大人はもちろんだが、4,5歳の小さな子も、嫌がらず、むずからず、マスクをしてニコニコしていた。多分店中の人がマスクをしているのが楽しいのだろう。その中の一員に自分がなっていることに密かに満足していて、自慢したい気分すらあるのではないだろうか?