昨日、大きな仕事の納品が無事終わった。
どんな仕事かは説明しません。しかし、結構疲れる仕事だ。精神的に疲れるもは勿論、肉体的にきつい。普通の会社なら定年退職している年だしね。
とはいえ、基本的にデスクワークで肉体労働ではないので、やろうと思えば後10年でも20年でもできると思っている。世の中にはもっと肉体的にもきつい仕事はある。
道路工事などの土木工事は勿論きついだろうし、漁業も楽じゃないだろう。農業だって、という声も聞こえそうだ。
私が個人的にきつい、というか、よくやるなと思う仕事は送電線の鉄塔建設だ。とても人が踏み込めない山奥の足場もないようなところに立ってるが、これは全て人が人力で建てているって知ってました?送電線を貼るのはヘリコプターだけど、鉄塔建設は、クレーンを使うわけにもいかず、全て人力の尽力のおかげで建っている。すごいね。
この鉄塔建設を専門にやっている会社というのがちゃんとあるのがさすが日本、という感じだ。昔そんな会社の人の働きぶりを撮ったドキュメンタリーを見たことがある。私などは単純に、「この人達を動かしているのは何なのだ?」と思ったね。
多分いい給料だとは思うけど、でも同じ給料でもっと楽な仕事は探せばあると思う。とにかく何が彼らのインセンティブなのだろう、と思った。若い人も勿論いた。立派なものだ。
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痛車という言葉がある。アイドルとかアニメの女の子の絵を貼った車だ。
そろそろ痛銀という言葉がはやってもいいのではないだろうか。
東京あたりではどうか知らないが、地元の銀行に行くと、用を済ませて銀行から出る時にフロア係のみならず、カウンターの後ろの執務スペースで仕事をしている行員も「ありがとうございました。」と挨拶をする。
やっているデスクワークを中断して(大した時間ではないが)顔を上げて、挨拶するのだ。
その時、客はもう建物から出るところなので、挨拶する行員の顔を見ることもない。
自分がこうやって挨拶される時だけでなく、他の客に対して挨拶が上がる時も、なんかこう、痛々しい気持ちがして仕方がない。
「こんなことをするために銀行に入ったんじゃない!」という心の叫び声が聞こえるようだ。
こういう「痛銀」は全国に蔓延しているのではないだろうか。