漢字ってやっぱりむずかしいのだ

AFPBBのニュースを見ていたところ、IT世代に広がる「漢字健忘症」、日中比較というのがあった。日頃、自分自身でも最近どうも手書きで書こうとすると漢字が思い出せず、ケータイや電子辞書を見ないと書けない現実に少々問題は感じていたから、記事の全体を読んでみて驚いた。

漢字発祥の地、中国の若者達でさえパソコンの普及とともに漢字が書けなくなってきているのだそうだ。中国の現在の漢字はほとんど簡体字で日本の漢字とはまったく違う、省略された文字になっているはずなのだが、それでも書けないのだそうだ。

漢字は書いて覚えるほかなく、書き方を忘れると読む能力にも影響するらしい。

そのうちに漢詩の美しさや、篆刻の造形美も実用性を失った芸術になってしまうのだろうか。

ちょっとしたショックなはなし

twitterのカトリック関係のところで知り合った方がいらっしゃいました。Qtaさんと名乗っておいでですが、女性です。いつも明るく楽しい話、冗談やしゃれもわかる、素敵な女性と思います。カトリック関係ですから信仰の面でも立派な方です。

先日のこと、わたしが自分の両手の小指の短さを嘆いて、指が正常だったらパソコンだってもっと手早く打てるようになれたのにと泣き言を言ったところ、乙武さんのことをちらっとおっしゃるのでした。乙武さんや私の活動がすばらしいというのです。

そのときは意味がわかりませんでした。今日、ダイレクトメールが来て、実は自分の両手は乙武さん並みなのだとおっしゃるのです。こんなびっくりしたことはそんなにありません。あのいつも楽しい方が実は両手が不自由なの？？　

上肢の長さは乙武さんより長いのだそうです。でも手は、指は、小指が普通より短いだけでも出来ないことがたくさんあるのに、彼女、どうやってパソコンを打っているのかしら。そうか、彼女や乙武さんのような重い障害のある方々こそiPADなどがやくにたつのかもしれない。

彼女と出会えて本当によかったと思います。それこそ暗いと不平を言うよりも・・・で自分よりもっと大変な方々のことを忘れない人間でいたいものです。