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緊急小口資金(特例貸付)申請レポートその2、収入が減少したことを示す資料とは?

2020-04-13 14:14:37 | 日記

新型コロナウィルスCOVID19の影響により収入が減少した人のために、社会福祉協議会が行っている緊急小口資金(特例貸付)について。

実際に申請に行った身として何かの参考になればとレポートを書いております。

前回、申請までの大まかな流れを書いただけでかなり長文になってしまったので、一番大切で何を用意すれば良いのか悩むであろう「収入が減少したことを示す資料」について記載していきます。

私は、実際に申請に行く市区町村の社会福祉協議会に電話をした時に「ここ1~2か月の収入が減少したことを示せるように、減少する前の半年分程度の収入が分かるものと、現在の収入が分かるものを用意して欲しい」と言われました。私の収入は2月から徐々に下がって、3月は大幅減。4月は壊滅的になる予定です。

そこで「3月に出した確定申告の書類の控え」「確定申告ソフトからプリントアウトした売掛帳」「売掛帳から月ごとの売掛金と収入を抜き出して1枚にまとめたエクセル資料」「昨年7月からの月ごとの投げ銭一覧(概算)」「昨年7月からの、週一でやっているアルバイトの給与一覧(明細は捨てていたので、ワードで金額だけ見やすいように入力)」「昨年7月から現在までの銀行通帳のコピー」「昨年7月からのスケジュール帳のコピー」。

これらの書類を用意して行きました。

結論的には、私は確定申告ソフトからプリントアウトした「売掛帳」と、それをもとに作った、売掛帳から月ごとの売掛金と収入を抜き出して「1枚にまとめたエクセル資料」、その2つでOKでした。

「売掛帳」というのは。

パフォーマー、大道芸人の出演料は、実際にパフォーマンスをした日の数日後、数か月後に振り込まれることが多いです。そうすると各月に「実際に仕事をした量と、その金額」と、「その月の収入」はイコールでないことが多いです。確定申告の時、完全に収入(実際に入ったお金)だけをベースにした申請も可能なのですが、私は青色申告会の勧めでこの「実際に仕事をした量と、その金額」と、「その月の収入」を別個に毎月記入しています。この「実際に仕事をした量と、その金額」=「売掛金」というやつです。芸人の仕事以外でも、取引量が多い企業同士で、商品の納入と代金の支払いに差がある(3月に取引した代金は4月末にまとめて支払う、など)の時にこの売掛金って言葉使いますよね、というか普通はそっちで使う言葉だと思いますが。

確定申告のソフトにはこれ用の入力欄があるので、「実際に仕事をした量と、その金額」と「その月の収入」を入れておくと、月毎の金額を算出してくれます。その一覧が「売掛帳」です。

何故この「売掛帳」とそれをもとにした「エクセル資料」だけで良かったかというと、これがあると4月以降の収入が減っていくことが明白なのです。

もっと言えば、3月は1月頃に仕事をした出演料が入ってくる時期なので、4月の半分も過ぎていないこの時期では言うほど収入が減っていないように見えてしまう可能性がありました。

それの対策として、スケジュールが埋まっていない(これからの収入に大変な不安がある)ことを示すためにスケジュール帳のコピーも持って行ったのですが、収入の減少は売掛金ベースでも判断できるということで、それだけでOKとなった訳です。

実際に社会福祉協議会の方に説明をする時には、まず見やすい一覧表になっている「エクセル資料」を見せて、それの根拠が「売掛帳」であり、この売掛帳は2019年度の確定申告の時のものであると、きちんと根拠のある資料であることを説明しました。

窓口の方は厳しくはないのですが、やはりその方を納得させないとそもそも申請ができません。「客観的に収入の減少が確認できる資料」というと難しく感じますが、他人を説得できる資料、もしくは他人を納得させられる資料と捉えると、自分なりに必要なものは見えてくると思います。

あと中身は確認されなかったのですが、銀行通帳自体は申請に必要なので、収入の減少を説明する資料としては使いにくくても持参する必要はあります。

このレポートの最初の方に書きましたが、社会福祉協議会の対応はスムーズです。

私の持って行った資料で収入の減少が納得してもらえたので、あとはその資料のコピーを取られ、書類を渡されて必要事項を書くだけです。

個人事業主は最大20万円まで借入ができますが、私は必要最小限あれば良いので10万円で申請しました。返済は1年後から、毎月5千円の20回払い。

着席してから申請終了まで30分でした。

この時期、確定申告をしたばかりだと思うので、収入を示す資料はすぐに集まると思います。私は色々な人の「〇〇を用意した」を見ながら揃えたので色々と準備をしましたが、それを揃えるのも半日くらいで終わりました。

おそらく、今後発表されるであろう政府からの現金給付を貰うためにも同じようなものが必要になると思います。

今回記載した緊急小口資金(特例貸付)はあくまでも貸付、悪く言えば借金なので抵抗がある人もいるかもしれません。

しかし、いつになるか分からない政府からの現金給付を待つより、それの予行演習として資料を揃えて借り入れをしてみてはいかがでしょう。これはすでに制度として施行されているので、申請すれば1週間程度でお金は振り込まれます。

政府からの現金給付は早くても5月。実際にお金が入るのは6月以降ではないかと思われます。

今は大変な時期なので、少しでも自身の生活の助けとなるものは活用していくべきでしょう。



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