今日は浦安市のご新築に御伺いいたしたしました。
夢のマイフォーム 本当におめでとうございます。
お客様は平面アンテナをご希望でした。
浦安市なので大丈夫かな? と思い測定したら・・・・
目の前にマンションがあります。
屋根の上でこの状態なのでもちろん施工できません。
ただ、玄関と反対側のベランダ側だとかなり強く良い電波がきます。
平面アンテナで概ね67dBμV~ CN30dB~
ただ、もしここに取り付けると、スカイツリーに電波塔が完全移行した時に
新たなる難視になる可能性があります。
このマンションにぶつかってしまいます。
このマンションを超えるには、マストで1.8mでギリギリ高さを超えます。
ここで、お客様にご相談しました。
平面アンテナのリスク、もしかしたらこのまま受信できるかもしれませんが、
見通し距離が5m程度になてしまうので、どうなるのか解りません。。
UHFの電波は光電波ですから障害物には非常に弱いのです。
(光と同じく反射する性質もあります。)
結果安全な屋根馬施工となりました。
大切なご新築で平面アンテナを取り付けて数ヶ月で受信障害になり壁面に傷などが
残るリスクを考えると、やはり屋根馬施工のほうが安心感があります。
BSがありますので、いつものように補強つ付き塩害対策用の屋根馬を使用します。
スカイツリーの方向にアンテナを向けると21chのフジTVだけがどうしても良くありません。
70dBμV CN22dB 反射波が多くなります。
角度は結構違いますが、東京タワーに合わせるしかありません。
カメラが高い位置からの撮影で余裕にマンションを超えているように見えますが、
ギリギリ超えています。
電圧値はスカイツリーに向けたときと同じ電圧時70dBμV CNですがフジTVは
28dB~30dBで変化しますが問題ないでしょう。
東京MXはこんな感じに綺麗です。 高い位置からの放射ですから多少角度が違っていても、
綺麗に入ってきます。
MXのスペクトラム波形と遅延プロファイルを見るとCN値を見るより安心感があります。
とても綺麗な主波です。
こんな感じになりました。
BSを取り付けます。
気になるフジTVの遅延も確認しておきます。 CNが変化しますが遅延プロファイルを
観察していると、問題ない事がわかります。
方向調整モードでの(1点電圧測定レスポンス重視)簡易測定でしたので、CNが28dBになっても、
心配ありません。 LCV2の計測器はCNよりもBERと遅延を重視したほうが正しい気がします。
CN値は簡易CNなので、たまにおかしな数値を出す事があります。
同軸を外した状態です。 ↑ 強電界なので同軸を挿さなくてもが出てしまいます。
もちろん、全く意味のないグラフです。 それにしても、この遅延凄いですね^^
とても綺麗に建ちました。
引き込み部分はグレーでしたので、屋根に干渉する部分はビニテで防護します。
壁面のビス固定ですので変性シリコンでビスの周りをシーリング処理します。
引き込みの同軸もギリギリ届きました。^^
今回は増田デンキにご依頼いただきまして有難うございました。
今後とも増田デンキをどうぞよろしくおねがいいたします。