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TV電波計測器  マスプロ  LCN2 LCN2A LCN3 LCV2 そしてLCV3へ

2014年08月08日 | アンテナ関連部材 雑記

 

マスプロ電工から発売されているLCV3を使ってみて感じた事。

 

地上デジタル放送が始まると決定された頃にLCN2 と LCN2Aが発売されました。

計測器は高額商品です。

それでも地デジが測定できる! って事でLCN2を購入した人が多かったのではないでしょうか?

確かにLCN2でOFDM変調方式の電波の強弱は測定できました。

ただ、品質を測定できないので、後悔して買いなおしをされた方が多かったのではないでしょうか?

 

私も当時LCN2とLCN2Aの違いは気にしませんでしたが、どうせ購入するんだから

高い方を購入しようと! 決断したのはもう何年前だろうか?

 

結果LCN2Aを購入して大正解でした。

 

それにしても凄い測定器だと思いました。 

アンテナマークが点くと綺麗に映るなんて、 かなり、のめり込んだのを懐かしく思います。

アナログ時代、地上デジタルの綺麗な画像に感動しました。

(当時は地上デジタルといわれていたのに、いつの間に消えて地上デジタルになったようですね。)

確かJISではディジタルなんですよね。 マスプロも昔はディジタルでしたが、

何でディなんだ! って問い合わせが非常にあり、デジに変えたなんて話を聞いた事があります。

 

LCN2Aの品質測定は弱電界地域では測定できないというのが非常に不便でした。((50~80dBμV) UHFの給電機能もありませんでした。)

私の記憶では、LCN2Aのアンテナマークの確度保証の測定電圧は50dBμV~80dBμVとダイナミックレンジが狭かった記憶があります。

(仕様書をみるのが面倒なので見ていません。違うかもしれません。)

なので、かり電君みたいな単3電池を10本入れてブースターに仮給電して測定したのを覚えています。

それはそれで、楽しかったのですが・・・・・

 

そしてLCN3が発売されました。 

即購入したのですが・・・・ バグが多かったのが印象的ですね。

安定した後は、これも大活躍しました。

レスポンスが非常に良く簡易メーターから簡易CN(MER換算)に変わったのが魅力的でした。

反射波が多い場所や弱電界地域で測定すると、BERとCNのバランスがアンバランスになり

何を信じていいのかが一番の悩みでした。

コンスタレーションは結果、CN表示と連動しているので、そんな時見ても余計に解らなくなるだけでした。

 

その後にLCV2が発売されました。

画面にTVが映るというのが魅力なのでしょうが、使ってみて安定度が私は一番魅力でした。

LCN3と比べると、ボタンを押してからの反応が遅いのが、初めは戸惑いました。

ただ、CNとBERの変なバランスの表示がなかなかでなくなりました。

今でも本当に助かっています。

そんなアンバランス表示の時は、遅延プロファイルとスペクトラム波形を見て視覚的に判断できます。

 

そして、LCV3が発売されました。

これの大きな点は、モバキャス、LTE, スカパープレミアムのHD放送の測定ができるという事ですね。

LCV2やLCN3はチューナーが対応していません。

 

スカパープレミアムは標準画像放送を終了しました。

スカパープレミアム放送は終了していますが、SD放送はQVCショップチャンネルのみが放送を行っています。

(これはスカパーとは別会社がだから。)

この放送があるので、LCV2とN3は、とりあえず方向調整を行う事ができますが、

スカパー㈱はSD放送を既に停波していますので

この無料チャンネルの放送が終了したら、今もっている計測器では

スカパープレミアム放送の方向調整ができなくなります。

 

アンテナ工事をやっていく以上V3の購入を考慮しなければいけません。。。><

給電能力が大幅にUPしています。

LCV2は270mAに対してLCV3は400mAまで給電できます。

古い共同設備などでもストレス無く測定できます。

 

N3やN2A N2などのニッカドバッテリー電池の販売も在庫限りとカタログに記載されています。

(環境や、中身が人体に影響があるためでしょうか?)

 

N3が発売された時になんでニッカドだったのか? 疑問に思ったのですが、

たぶんLCN2Aの電池をそのまま使用できるからではないか? なんて思っていました。

(その時はニッカドは既に廃止の方向に進んでいたので、ちょっと?なところですね。)

 

現在V2やV3はニッケル水素電池を使用しています。

V3はなんでリチウムでないのか?

解りませんが、リチウムは取り扱いを間違えると爆発してしまい危険です。   (電池工業会)

充電する時の温度管理が難しいのでしょうか?

容量が大きくメモリー効果が無い事から最近よく使われていますが、

やはり、V2からの流れが大きそうな気がします。

 

LCV3を使用した感想ですが、 まだ出て間もないですが、

今までの中では完成度が高いような気がします。

何よりも描画の速度が速いのが良いです。(遅延プロファイル、スペクトラム波形などの)

 データーロガー機能は私はたぶん、強電界地域にすんでいるので、あまり使用しなさそうです。

測定電圧は最低でOFDMで24dBμV~120dBμVで確度は±2.5dB

 

なかなか良い商品ですね。

ただ、折角だから上り測定までできればよかったのに・・・・なんて思いました。