検見川町のアンテナ工事が今日終了の予定です。
3日目になります。
エリア外の共同アンテナはやはりキツイですね。
現場に着き屋根の上でアンテナの電波状況に変化がないかまず確認!
反射ながらCNR30dBと全て良好なので施工開始します。
この前のエポキシを確認!
カチカチ!に固まっていました。
電源部を入れてVHFの減衰は20dBでしたので、仮に33dBのAMPで
増幅します。
その間TV端子を数箇所変えながらの作業になります。
減衰は50dBとなり
40dB型のAMPに切り替えます。
ここまでも想定内です。
これで受信は問題ないのですが、 TV端子で42dBμV~と少し低いです。
共同住宅なのでお客様のご了解を得て日アンのプリAMPセットに切り替えます。
これでTV端子で測定すると・・・BERが・・・E-2
すぐ屋根に上ってアンテナを測定すると27chが悪くなっています。
何度方向調整してもダメ・・・・
測定マストで辺りを測定していると電波の変化が凄い・・・
ああ! クレーンが動いている!!
この現場は実は目の前交通量が多い 国道357号と高速道路
車も凄いんです。・・・・・・・・・・・
そのあと東京タワー波を狙ったり
東京方面はどこで測定しても21chが ダメです。
共同住宅でBERがでるととても施工はできません。
なおかつエリア外だと後々素早いサポートができない。
UU混合で合成してもダメ。
反射だと25chまで悪くなってきました。
測定マストで4mまであげて測定しても高くするともっと悪くなります。
受信できる箇所をみつけましたが、ここも反射波になりなおかつ
壁面工事・・・・・ リスクが高い・・・・・・
今現在15時 今日は6時間の格闘の結果・・
施工中止としました。
U20TMHで施工測定して、これからLSL30にすれば改善されると
おもいますが、 また環境が変わっても困りますし。
希望波だけ純粋にとれればいいのですが、妨害波も同時に受信してしまうでしょうから、
純粋にどれだけCNRがあがるかわかりません。
一度LSL30などは箱を開けるとどうにもなりません。
もう少しBERがよければLS20TMHなどに変更できますが、
そんな数値ではないので、 あきらめました。
なによりも今までCNR30dBから 21dBまで落ちましたからね。
新東京タワーができるまで、弊社では工事ができません><
3日間電波が良好だったのに・・・
大型連休だったからクレーンが動いていなかったのか?
今日もお昼までは電波がよかったのに・・・測定器の故障かと思いました。
それにしても日アンのプリAMPはNFが良くないですね。
個体差かもしれませんが、33L1と何度も比べましたがCNRが2dB程
違いました。まぁカタログでも書いてありますが念のため
家に帰って故障かと思い検査しましたが、問題ありませんでした。
CNRが良い状況で入れても問題ありませんでした。
電源工事の部分は残して、あとは撤収しました。 疲れた・・・
新しいタワーができたら、弊社にご依頼をいただけるとの事で
今回はもちろん御代はいただいておりません。
貴重なお時間をお客様にもお付き合いいただきまして、誠にすみませんでした。
教訓!
共同住宅では反射波は狙うべからず。
今回はクレーンだったとは言え、反射はやはり不安定ですね。
共同住宅のように時間がかかって受信できなくなるとリスクが大きすぎます。