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プロがやさしく教えるアドリブ講座

2014-06-07 08:17:38 | ライブ・レポート


この度、私の最新刊『プロがやさしく教えるアドリブ講座 ~プチ転調でアドリブを克服!』が出版されました。
本書は、これまで出版されてきた数多くのジャズの理論書や教則本とは全く違う切り口で『アドリブの仕方』を紹介しています。

これまでのアドリブの勉強方法というのは、まずダイアトニック・スケールを学び、そのダイアトニック・スケール上に構成される和音であるダイアトニック・コードを学び、それらのダイアトニック・コード状に展開されるアヴェイラブル・ノート・スケールを学び、その中でもドミナント・セブンス・コード上に展開されるスケールが複数あって…みたいに、頭に、ものすごくたくさんの情報を詰め込まなければなりませんでした。
しかし、その詰め込んだ情報を、“演奏”の中で、一瞬で過ぎていくその場その場のコード上でスケールを頭から引き出すのは至難の業です。
また、結局どれだけ、“とあるコード上のスケール”を身に付けたところで、そのスケールをそのまま演奏するわけでも無いので、例えば、そのスケールからどういうアドリブのフレーズを演奏するのか…という問題もあります。

本書において、私は、なるべく「実際にアドリブを弾く上で役に立つ内容」に特化して説明しています。
最初からかっこいいアドリブを演奏する事ではなく、またアドリブのすべてを学ぶわけでも無く、とにかく
「ダサくてもいいから、間違いのないアドリブを演奏する事」に主眼を置いています。
よく、私の生徒さんに、「これじゃダサいです。先生みたくカッコいいアドリブがしたいですぅ~」と言われるのですが、そもそもアドリブ演奏が全然出来ていないのに、カッコいいもダサいもないと思います。

また、元来のジャズ理論からすると外れている内容があるので、“テストのための理論”を学びたい方には不向きかもしれません。

さて、具体的にはどういう内容かというと…。
例えば、最初の練習曲として、フォスターの名曲『スワニー河』を使用しています。
この曲をKey=Cメイジャー(ハ長調)で演奏する場合、そのアドリブはすべて白鍵だけで演奏することができる訳です。
つまり、“このコード上ではこのスケールを使用する”という旨の情報からは一旦解放されるわけです。
ですので、まずは白鍵だけでノビノビとアドリブを楽しんでください。

次の練習曲は、ロシア民謡の『黒い瞳』です。Key=Aマイナー(イ短調)で弾く様になっています。
少しピアノを学んだ方は、Aマイナーも白鍵だけで弾けると思うかもしれません。
しかし、マイナーには時に黒鍵を弾く必要があります。ここではそれを少し学びます。

この様に、“実際に演奏する事”を通して、アドリブというものに自然に慣れていける様に工夫した内容になっています。

一度はアドリブに挫折した皆様、もう一度本書でチャレンジしてみませんか?




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